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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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好きだよ


















「…好き」



「おお、さんきゅ」

「俺もお前のこと好きだぜ」



「……ほんとに、?」



「おう!一番の親友だ!」



「………ぅん、…」







僕の好きと、君の好きは違った。



「親友」この言葉を聞いて

胸が締め付けられる感覚がした。



その日の帰り道は、いつもより長く感じた








君は、次の日もいつもと同じように接した








まだ、諦めきれてない


君に愛されたい。





「なぁ、相談していい?」


君は珍しいことを言ってきた



「…どうした、?」



君は、照れくさそうにして言う



「…好きな人、できたんだよね、」











え?














「…珍しいね、」



「いやぁ、…一目惚れってやつ、?」





隣のクラスに来た転校生


艶がある長い黒髪

可愛い顔立ち


誰が見ても綺麗と言える人だった






「…なんで僕に相談……?」

「僕より女子の方が」




「いや、モテるやつの話も聞いとこうかなと思って」




「…別にモテないし、恋愛経験ないし」

「……僕に聞いても無駄だよ」




「お願い、!お前にしか聞けないんだよ」




「………そのまま伝えたら、」





僕はそう言い放ち、

席を立って屋上に向かう




「ぁ、おい!!」















屋上の隅に座り込む


「……っ…、」




ひぐ、っ……ぅ”…ぐす…















胸が苦しい。



目を袖で擦りすぎてヒリヒリと痛む








好きなのに、伝わらない



























1週間が経った





屋上でお昼を食べていたら

君が来た





「なぁ!!おい!」



「……なに、?」



「昨日告ったらさ!OKしてもらった!」




「……そ、っか…ぉめでと……」




思わず握っていた箸を落とした



「相談乗ってくれてありがとな!」



「………うん、」





涙を堪えようとしたけど、

どうしても零れてきてしまう。





「ぉ、おい…大丈夫か」



「……っ、ひぐ……」










好きなのに、



君のことを一番知ってるのは僕なのに



彼女が知らないことなんでも知ってるのに






「…す、き…なのに……っ…」



「…なにが、。?」



「……っ、おまぇ…が…! 」

「…いや、だから…一番の親友だって」

「…っ…ぅ”…」












伝わってない



ノベル【1話完結】

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伝えたいのにすれ違って伝わらない恋ねぇ…切ねぇし、自分がそんな目にあったら嫌だけど、一次創作や二次はそれが見れるからどんどん性癖が曲がる。

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