【ci side】
ci「ショッピ!!今日はどこ行こか!!」
ショッピは何も言わない。
全部俺任せ。
そう教え込まれてきたんやろうけど、なんか…悲しいな。
ci「じゃあ…今日は訓練zy…」
ut「ショッピくん~~~!!!!助けてやぁ!!!」
そう言って大先生がショッピに抱き着く。
tn「おい鬱ぅ!!!書類提出せぇ!!」
なるほど…大先生はトントンから逃げてきたんやな…
ut「ショッピくん~~!!!!」
しかし、その時のショッピはいつもとなんかちゃうかった。
ut「え…?」
ショッピくんは大先生を自分から引きはがした。
ci「ショッピ…?」
ショッピはすぐ我に返ったようで、静かに土下座をした。
tn「ちょ…っ!!ショッピくん!!土下座なんてせんでえぇ!!」
トントンがそう言い、ショッピくんを立たせる。
ショッピくんの目には恐怖が宿っていた。
抱き着かれるのが怖かったのだろうか…
ut「ごめんな?怖かったんよな、?」
大先生がショッピくんに言う。
ショッピくんはぶんぶんと横を振って、また土下座をしようとする。
tn「ちょちょちょ…!!!」
その度にトントンが止める。
tn「そんな土下座なんてせんでええねん!!嫌やったんやろ?それでええんよ」
トントンはそう言ってショッピの背中を撫でる。
ショッピは少し安心したようだった。
sho「あ、トントン~!!!」
そんな事をしていると、シャオロンが来た。
sho「書記室におらんからどしたんかと思ったわ…はい!!!」
そんなことを言いながらシャオロンはトントンに書類を渡す。
tn「すまんなぁ、大先生が書類全然出さんから…」
sho「何しとんねん、大先生…」
ut「手伝って♡」
sho「きっしょ、無理」
ut「シャオちゃん!?」
そんなやり取りを横目にショッピを連れて訓練場に行く。
訓練場ではゾムとコネシマが模擬線していた。
ci「すご………俺も、あんな風になれたら…」
思わず本音が漏れてしまった。
俺は幹部の中で一番弱い。
だからいつも先輩方に迷惑しかかけていない。
…どうしたら、俺もあんな風になれるんやろうか。
数分すると、終わったのか2人がこちらへ来る。
zm「チーノとショッピやん!!散歩か?」
ci「まぁそんなとこっすね」
kn「毎日散歩して疲れへんか?」
コネシマがそう言うと、ショッピはうなずいた。
少しずつ…心を開いてくれているのだろうか。
kn「ショッピはもう奴隷なんかじゃないからな、もっと甘えたかったら甘えて、しんどかったらしんどいって言うんやで?」
「自分の感情さらけ出してけ?」
普段心がないと言われるコネシマ。
やけど、本当の事や。
ショッピはもうK国の奴隷なんかじゃない。
W国の国民や、もう我慢なんてしなくていい。
その時、一粒の水が上から落ちてきた。
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