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よぉ!!))え、
まじ最近ノベルにハマりすぎてる。
まぁかきまっせ。
とりま青水っす。(ワンチャン水青)
Rはなっしんぐ。
あーゆーおーけ?
れつご。
地雷さん🔙
消してパクリではありません。
本人様とのご関係はいっさいありません。
Rなし
『隣の席の彼。』
水)『んんっ~…、』
手を上に突き上げ、背筋を伸ばす。1時間目から国語の授業。結構だるい。
僕はほとけ。ごく普通の高校3年生。
今年でこの高校も卒業。
はやかったなぁとか思いながらいつものように右隣をみつめる。
青)『…、』
そう。隣の席の彼。
彼は1番窓際。僕はその隣。
いっつも窓の外を眺めている。彼の瞳も青いから、空の色が目に写って、より綺麗なグラデーションになっている。
そんな彼とは、会話を交わしたことが一切ない。最低限のことすら話したことがない。
でも僕はそんな彼に惹かれた。
いつでも冷静。成績もクラスでトップ。
運動神経も抜群で、顔もいい。身長も高い、
言葉をあまり発さないけどほんとに優しい。
水)『じーっ…、』
青)『チラッ…、?』
彼と目が合った。
彼は少し不思議そうに見つめる。
まぁ、そりゃそうだ。話したこともない相手にずっと見つめられているんだから。
水)『フイッ…、/』
少し恥ずかしくなった僕は、彼がこちらを向いた瞬間に、一瞬で目線をの黒板に戻した。
でも彼は、僕を見つめたまま。
なにか顔についているのかと思い…、
水)『…なんかついてます、っ…、?』
と、小声で問いかけた。
すると彼は……
青)『いや、かわいいなって思って、笑』
水)『はぇ…、/』
いつもはずっと真顔。笑った顔など見たことなかったが、彼が笑ってるところを見て、顔が少し熱くなるのがわかる。
しかもかわいいとか……、/
罪な男。
水)『一応僕男なんですけど…、っ/』
青)『知っとるよ、でもかわいいには変わりないからな、笑』
『かわいには変わりない』
ほんとに惚れる。てかもう惚れてんのか。
いわゆるボーイズラブってことか。
………僕ゲイだったんだ、 今気づいた。
っていうか、いふくんにゲイにさせられた。の方が正しいかな。
自分が男でも流石に惚れる。
ほかの男子も惚れてる人1人や2人はいるでしょ。
水)『……、』
4時間目。真面目に授業に取り組む。
……なんでって?決まってる。
テストの成績がやばi))
大学行けないかも。
相変わらず彼は窓の外を見つめる。
成績が悪くても、彼の方を自然とみてしまうから、授業に集中できない。
青)『チラッ…、』
水)『、…!』
青)『ニコッ…』
水)『ニコッ、!』
また目が合ったなと思いながら見つめあっていたらいふくんがこちらに笑顔を向けてきた。太陽のように眩しい笑顔。
僕も必死に笑顔を返す。
昼休み
水)『誰と食べよっかな~…、』
とぼそっと呟きながら、お弁当を出す。
少し見回ったけど今日は1人かな。
一緒に食べてる人も今日は違う人と食べている。
悲しく教室で今日はぼっちで食べよう。
と思って教室に戻った。
水)『ぁ…、』
僕の目線の先には窓の隙間から入ってくる風で前髪を靡かせながら購買のパンを片手に持ち、肘を着いてを座っている彼。
改めてかっこいいなとか思ってる間に、僕は本能で彼に声を掛けてしまった。
水)『お昼一緒に食べない、?』
うわぁぁぁ!!なにやってんだ?!今日初めてちょっと話したくらいで調子乗りすぎた!!絶対断られる~!!
内心焦ってるけど見た目には出さずに。
数秒後彼が口を開いた。
青)『ええよ、笑』
彼から放たれた言葉は『ええよ』の一言。
断られるかと思ってたけど、まさかのおっけーをしてくれて、ほんと嬉しかった。
水)『いつも購買で買ってるの?』
青)『まぁ、一人暮らしだし料理できないからな、笑』
水)『一人暮らししてるんだ!!すご!』
青)『そんな凄くないけどな笑』
青)『…ほとけは?』
水)『…、!』
突然呼び捨てされて少しびっくりした。
青)『ぁ、呼び捨ていややった、?いやなら変えるけど…、』
と、言ってきた。多分僕が黙ってしまったからそう思ったのだろう。
水)『っ、いやいや!ぜんぜんっ!!』
『大丈夫だよ、っ!!ニコッ』
青)『そうなん、?ならよかった、』
安心したように、少しだけ笑みを浮かべる彼。
水)『ぁ、で何の話だっけ、?』
会話を続けたいので、先程の会話を巻き戻す。
青)『ぁ~、ほとけは一人暮らししてるん?』
水)『いやいや!僕に一人暮らしとか絶対むり!!笑』
『ぁ、でもね!お弁当は自分で作るよ?』
自分の得意なことを少しアピールしてみる。
青)『ぇ!そうなん?!すごいなっ!!ニコッ』
いつもより声を大きく上げてびっくりする彼。その姿がとても愛おしい。
水)『……よかったらいふくんのお弁当作ってあげよっか、?笑』
すこし冗談を言ってみる。
……いや、半分本気で。
青)『っぇ、いや申し訳ないやん、っ…笑』
水)『全然大丈夫、ていうか僕が作りたいだけ、笑』
青)『ぁ、じゃぁ遠慮なく…、?笑』
水)『ん、わかった、ニコッ』
好きな人のお弁当作れるとか少女漫画みたい。明日はいつもより早く起きて頑張ってお弁当作ろ。
ぶっとばせ~)))は?
放課後
水)『ぁ”~……つっかれたぁ…、』
独り言を呟く。すると…
青)『お疲れ様、ポンポン』
突然頭を撫でられた。
後ろを振り向くと、スクバを片手にした高身長の彼。
その瞬間自分が熱くなっていくの がわかる。
水)『ぇ、あ…、/』
青)『ぁは、っ顔真っ赤…、笑』
水)『別に真っ赤じゃないっ、!!』
少しからかわれ、言い返すが、前 より明るくなった彼がかっこいい。
青)『……今日一緒に帰らん、?』
少し沈黙が続いたと思うとこれ。
今日初めて喋ったのにも関わらず『今日一緒に帰らん、?』とか好きな人に言われちゃったら誰でも顔赤くなるであろう。
水)『ぇ…、/』
青)『…ぁ、いややったらええんやけど、』
水)『うぇ、っ!!全然!むしろ嬉しいっ!!』
水)『早く行こっ、!!/』
僕は自分の顔が真っ赤であることを隠して、彼と一緒に帰った。
次の日
水)『…よ、っ、』
朝いつも通りがたっと音を立てて 自分の席に座る。
もちろん彼もいる。彼はいつも来るのが早い。そして勉強している。僕はめんどくさいからやんない。……だから成績やばいのか、
水)『…』
青)『おはようさん、』
水)『ぁ、おはよっ!』
青)『朝から元気やな、笑』
水)『そう?笑』
彼から朝、おはようと声をかけられテンションが爆上がりする。
水)『朝から勉強?』
青)『まぁ、笑』
水)『すごいね笑』
青)『そんな事ないけどな、笑』
青)『ほとけはどうなん?勉強。』
水)『うぇ、…いやぁ、?まぁ…順調、? 』
青)『絶対ダメなやつやん、笑』
水)『だって難しいもん、ムスッ』
青)『…今度俺の家で勉強会する?』
水)『ぇ、』
急な彼からのお誘いでびっくりした。でもめちゃくちゃうれしい。
青)『…どっでもええよ、?』
水)『いやいくいくっ!!絶対!』
つい大声で言ってしまった。
青)『うぉ、っ…必死やな、笑』
水)『ぇあ、ごめ、っ…/』
青)『ん、笑じゃあ今週の土曜な、』
水)『わかった!』
ぇ、あの長くなるんで色々飛ばして卒業式で。ごめんなさい。ほんとに。
卒業式(※付き合ってません。)
水)『いふくーん!』
青)『ほとけか、笑』
水)『卒業しちゃったよ~!笑 』
青)『せやな、笑』
水)『もう会えないかな、?』
少し沈黙が続く。何を言おうとしてるのか。
全く想像できない。
そして数十秒後彼が口を開けたと思うと……
青)『……いや、会えるで。』
なんてことを言われてうれしくなる。
でもその可能性があるかはわからない。
水)『ほんとに、っ…?』
僕は聞き返す。ほんとにまた会えるとは限らない。
青)『おん、でも、今から俺が言うことを否定しなかったらかな、笑』
数年後
水)『🎶~…』
(ソファーに座ってます)
あの高校を卒業してもう数年。
あの少女漫画みたいな青春も思い出に残ってる。
水)『…、ポチポチ』
ポスッ
突然自分の肩になにかが乗った感じがした。
スマホの電源を切って目線を肩にやる。
青)『すぅ、すぅっ…』
水)『んふ、っ…かわい、笑ナデナデ』
青)『ん~…、』
あの卒業式の日、あの時校舎裏に呼ばれて普段照れないいふくんが少し顔を赤らめながら告白をしてきた。顔が赤かったのは本人は多分気づいてない。
だからここだけの話ね。
そして今でも彼は僕の隣を離れようとしません、笑
『隣の席の彼。』
❦ℯꫛᎴ❧