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今って、キャバ嬢になりたい子とか、意外と多いんだってね。


お金が稼げるし。何より、綺麗に着飾れるしって。


いや、でもさぁ、キャバクラにどんな夢を見てるのか知らないけど、そんな生やさしいもんじゃないんだけどね。


みんながみんな、雑誌とかに載ってるようなキラびやかな嬢になんて、そうそうなれるわけでもないし。


それこそ、あんな風なトップクラスの女のコとかなんて、本当に選ばれた一握りだけだし。


どっちかっていうと、逆に生活苦しい方が多いかもなんだけど。


髪のセット料に、メイクグッズ、アクセサリーとか、ネイルデコとかもさ。


いっつもおんなじかっこしてるわけにもいかないから、常に流行とか見極めて、アクセやメイク用品だって買い揃えなきゃならないし。


お金なんか、出ていくことばっかだって。


そんなのお客に貢いでもらえばいいって?


けどたくさんの男たちに貢がせて、甘い夢を見るには、それだけ苦い思いも味あわないとっていうか。


多くの客を取るためには、うまい営業とか駆け引きとかできなきゃいけなくて、それにはやっぱ自分なりの苦労も必要なんだけど。


あんなキラキラした華やかな世界に、苦労なんてないと思ってるでしょ?


でも、夜の蝶なんていう、表向きのキレイさばっかり見てたって、実際やってなんかいけないんだから。


そういう点では、アイドルも同じなのかもね。


アイドルとして表舞台へ出てこられるのは、ほんのわずかな人たちだけで。


だけど、誰もが目に見えてるその世界だけを、真実だと思ってる。


だいたい、テレビにも出てこれないようなアイドルもどきみたいのが、どれほどいると思う?


蝶にもなれないような、サナギにすらなれないような人たちがごろごろいて、少しでも底辺から這い上がろうとあがいて、必死にもがいてる世界。



キャバクラも、アイドルも、まるで変わらないんだよね……。

「REAL」あるアイドルの光と影の告白

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