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【革命前夜】
凸さんと対話をした以降特に生活に変わりはなかった。
むしろどこか凸さんを信用できるようになってる自分がいる。
あと変わったことといえば前以上にガッツリ殺しの知恵を叩き込まれている。
基本は凸さんに教わってたまにさもくんが教えてくれる。
べるさんはただ遠くから私のことを眺めていた。
今日はさもくんが、がっつりおしえてくれる日で、べるさんはサイドテーブルで帳簿をつけている。
「べるさんは銃とかナイフとか使わないの?」
「いや?普通に使うよ?」
「私使ってるの見たことないんだけど」
「そりゃそうだよ。べるが銃を使うのは基本自衛だからね。あとその場収めとか?」
そうあっけらかんとさもくんが伝えてくる
なんかこの光景も慣れたな、、、
「だからべるめっちゃ銃打つ精度いいんだよ〜」
そういうとさもくんはニコニコしながらべるさんのことを見ていた
横でべるさんは「私なんて」と何かゴニョニョ言っている
「えっべるさんの見たい」
「へっ!?」
「お、お願い!」
「え、えぇ、、ってか今銃持ってないし、、、、、」
「銃持ってないって一応護身用なんじゃないの???」
「だってさもくんいるし、、、」
「一応俺べるの護衛でもあるしね」
もうなんなんだこのこの許嫁たちは
もう割と長い期間ここいるけど2人がイチャつかなかった日ないだろまじで
「まぁはい。べる」
そう言ってさもさんが銃を差し出す。
「えっ?なんで?」
「俺と同じの使ってるんだからいけるでしょ?」
「、、、わかった」
そう言ってサッとつけていた帳簿を閉じた
「あの的に撃てばいいんでしょ?」
さしたのは動いてる小さい的だった
しかも2連
「あ、あれ!?」
「うんあれ。」
そうしてパンと2発分の銃声が轟いた
しかも外れていない
見てみるとピッタリ真ん中だった
かっ、かっこいい、、、!
「これで満足?」
気だるげにべるさんか尋ねてくる
「うん!!!!」
「ななっし〜よっぽどべるの射撃に感動してるみたいだね〜」
「な、なら良かったわ、、、」
そう言ってありがとと言いながらさもくんに銃を渡してる
なんやかんや言いながら満更でも無さそうだ
「、、、銃使ってみたい、、」
「流石に私に影響されすぎじゃない?」
「、、、だめ?」
「わ、私は止めないけども、、、」
「べるさんに教えてもらいたい!!!」
あと私の欲しい
「一旦俺の方から凸さんに話通してからね」
と苦笑気味にさもさんが言ってくれるのだった
ーーー
「ななっし〜。はい」
そう言って凸さんから箱を渡される
箱は黒塗りで手に載せるとズシッと重い
「なに?これ?」
「いいから開けてみろって!」
2,019
716
そういいながらニヤニヤしてる
なんか変なもの入ってないよね?
怖いよ?
どうしよう変な薬とか入ってたら
とりあえず開けてみると、赤いクッションの中に新品の銃が入っていた
「い、いいの!」
「使いたいんだろ?」
「う、うん!!」
「それ。特注なんだから無くすなよ〜」
「へっ!?特注!?」
そ、そんなもの貰っていいの?
「じゃ練習棟行こうな。今日はさもさんもいるぞ」
「げっ」
さもくん指導の時は厳しいから嫌なんだよなぁ、、、
ーーー
「ななっし〜もっと腕に力入れて。弾道ブレてる」
「ななっし〜もっと相手見て!」
2人の声がこの部屋に響く
うぅ、、、
べるさんはと言うと隅で一人本を読んでいる
帳簿つけてないのは珍しい
「とつさんちょっと来て」
べるさんに呼ばれて凸さんが一旦練習からは離脱する
「ここの出費合わないんだけど」
あっ今見てたのも帳簿なのね、、
「いやぁ〜、、、ちょっとニグくんに無茶振りするのに、、、ね?」
「ね?じゃない!!」
「ごめんて、、、」
「んも、、、何円?」
「それは後でで、、、」
ーーー
その後べるさん紅楼館にいた
特に今日はやることがなくて、べるさんとお茶を飲んでいた。
西洋の方でよく飲むらしい紅茶というものを飲んでいた
お茶に砂糖を入れていたため甘かった
「でこれケーキなんだけど」
「べる様!!」
バンっと扉が開かれる
私より少し年上くらいの女の子がすごく華やかな衣装で服にはきついスリットが入っていた
すごく色っぽい
「どうしたの?」
「お、お客様が!」
「、、、わかった」
「一応関係の無いお客様と従業員は非難させてます!」
「早く行くから他の子達の対応を」
「ななっし〜急いで行くよ」
「は、はい!」
そうして先に歩き出したべるさんに小走りでついて行くのだった
顔がとても青ざめていた
ーーー
初めて正規の状態で降りる下の階層は血にまみれていた
中央にはおおよそ撃たれたであろう男性とそれを撃ったであろう、、、、さもさんがたっていた。
さもくんは物音に気づいたのかはっとこちらに振り返った
「べる!大丈夫!?」
相当何かがあったらしくて返り血はとてもかかっているし、かすり傷のような何かもある
「だ、大丈夫、、、」
べるさんの方は息が荒くなっていて顔はさらに青ざめている
「ななっし〜。ごめん俺べる部屋まで運ぶからその間に片付けお願い。もうことは片付いてるから、襲撃とかは心配しなくていいし、すぐ帰ってくる。少ししたら凸さんも来るだろうからとりあえず血の処理だけでも」
「け、けど傷!」
「、、、大丈夫。後で自分で処置しとくから」
そう言ってさもくんはサッとお姫様抱っこをしてその場を後にした。
ど、どうしよう
そんな処理なんて
私したことない、、、
「ななっし〜さん大丈夫?すごいことなってるみたいだね」
「ニグさん!」
「とりあえず血は俺が何とかするからそんなに汚れてない方拭いて。」
そうは言われても軽くパニック状態である
とりあえずモップを持ってきて端の方を拭いていた
ここら辺はまだいいが、死体のあるニグさんのいる方は本当に血溜まりになっていて処理が大変そうだった
ただ怖いのはそれがあまり目立っていないということ。
もしかしたら、、、
今まで少し汚れてるなと思った部分は血だったのかもしれない
ずっと臭っている鉄の匂いはきつくて、頭が痛くなってくる。
もう何回も実戦出てるし、もう慣れたはずなのに。
「ごめん!おそくなった!」
慌てて凸さんが入ってくるのだった
「あぁ、、、やっぱこいつか、、」
「凸さんわかってたの?」
ニグさんがげんなりと凸さんに尋ねていた
「なんで出禁にさせなかったのさ」
「一応太客だから財源だし、、、」
「怪我人出てたら報告書だったよ」
「ってかニグくんよく来れたね。ななっし〜が呼びに行った?」
「頼まれてたやつのために来たら、さもさんがべるさん部屋に運んでたし、頬に傷があったからあぁ何かあったなって」
「、、、とりあえずななっし〜はここいるのきついだろうし、さもさんたちのところでも行っときな。あとは俺たちでどうにかするから。それに大人たちの出番だしな。」
「あ、ありがとう、、、」
とりあえず部屋のある方へと帰っていく
客と言っている以上なにかのお店らしいが未だなんの場所かはわかっていない
確か私の部屋のましたがべるさんたちの部屋だった気がする、、、
扉を開けるととりあえずべるさんがベッドに寝かせられていた
「ななっし〜!ごめんなにか分からないことあった?今行くから、、、!」
「ニグさんと、凸さんがやってるから大丈夫、、、だと思う。私こっち行ってこいって言われたし、、、」
特にさもくん連れてこいとも言われてないし、、、
「ねぇさもくん」
聞いてみるか、、、
何があったのか、、、
「どうしたの?」
「何があったの、、、?べるさん含めて、、、だってただ血見ただけじゃきっとべるさんこんなになんないでしょ、、、?ってかラストデーの時はあんなの見ててもスンってしてたし、、、」
「そう、、、だね。どこから説明しようかな、、。」
「まずあの建物って何?」
「紅楼館、、まぁ平たく言うなら、、、うーん、、、」
さもさんは頭を悩ませていた
なにかいけないこと聞いたのだろうか、、、
「平たく言えばまぁ大人のお店だね」
うん言葉を濁されたのだけはわかった
イマイチなんのことかわかってないけど
「度々こういうことがあるんだよね。色々あって暴挙に走るお客さんが。それを処理するのが俺らの仕事、、、かな。べるは管理も任されてるけどね。この前銃の時に説明したその場収めはまさに今日みたいな時だね」
そういいながら少し寂しそうにべるさんの頭を撫でている
「とりあえずお客さんが暴れてさもくんが撃ったってことはわかったけど、じゃあなんでべるさんこうなったの?」
「ちょっと前に色々あってね、、、」
「前にお客さんがすごい暴走したことがあったんだよね。普通に被害が出るくらいに。」
「被害って、、、」
「何とか怪我人だけで済んだかな」
、、、でも犯人は絶対死んでるよなこの流れ、、、
「その時にべるがたまたま弾丸外しちゃってね、逆にそのお客さんに追い詰められるってことが起きちゃってさ」
何となく察しが着いてしまった、、、
「でお客さんがナイフ持ってたから『あっ!やばい!』ってなったから咄嗟に変なふうにべる庇ったから怪我しちゃってね」
「べるには可哀想な思いさせたかもな。トラウマにさせちゃったし。」
「ち、ちなみに怪我って」
「ん?左腕いっとき使えなくなったよ?」
「そんなケロッとして言うことじゃなくない!?」
「だって結果的に死んでは無いしいいかなって」
「そ、それはそうかもだけど!」
ダメだこの人絶対べるさんは怪我しなかったからいいやって思ってそう
「けど、、、俺がべるの真ん前でガッツリ攻撃受けるなんてことはなかったし、重症になっちゃったからそれがトラウマになっちゃったんだよね。あと負い目もあるだろうし」
「ふーん」
「一応多分聞きたいだろうこと話したけどこんなんでいい?」
「うん」
まぁたしかに好きな人が目の前で大怪我でもされたらトラウマにでもなるのかもしれない、、、
それは私も同じか、、、
なんなら私の場合死んじゃったし
ーーー
例の暴動事件から1ヶ月がたった
特にあれからはこれといった事件は何も無く平和な日々だった
お母さんとお父さんの事件を探るために書庫に行ったがあの事件の書物だけがもぬけの殻にからになっていて何も出来なかった
なんで急に、、、
隠蔽ならもっと早くにやるだろうしますます意味がわからない
「ななっし〜」
後ろを振り返るとニグさんがいた。
「久しぶり。今時間ある?」
「う、うん!」
「じゃあ地下室まで来れるかな」
地下、、、室?
私なんかされる?
折檻?
やらかしたこと何かあった?
えっ怖い怖い
「は、はい!」
ーー
「ニグくんありがと〜!」
地下室に入るととりあえず凸さんが座って待っていた
どうやら応接室のようだった
、、、言い方どうにかならなかったの!?
初見であんなん言われたら怖いに決まってるじゃん!
「ほらななっし〜座って座って」
さっきからすごいニコニコしている
それとは対照にニグさんはめにクマができていてすごいしんどそうである
寝不足、、、なのかな?
私が座ると凸さんは急にかしこまった表示になる。
こちらまで息を飲んでしまうようなそんな張り詰めた空気だった
「ななっし〜」
「は、はい」
「ついにわかったんだよ」
「もしかして、、」
事件の、、、真相が、、、?
私はついに仇が取れるの、、?
「そう。事件の真相が」
「この前ニグくんに改めて調査を頼んでね」
「そうそう凸さんのおかげで俺めっちゃべるさんに怒られたんだけど」
「帳面のくだりはほんと悪かったって。第1あそこまでしないとやらなかったお前が悪い!」
「は!?俺が欲しいからじゃなくて順当に調査にかかる資金貰っただけなんですけど!?」
「えっ、、、と」
「ご、ごめん。俺が悪かった。凸さん続けて、、、」
「で、とりあえずニグくんのおかげで事件の真相が分かったんだよね」
「それで、、、だれがお母さんとお父さんを殺したの?」
「そんな焦んなって。ニグくんとりあえず真相からお願い」
「はいはい。事件の大まかな真相は敵組織からの妨害が目的だったみたい。運転手も本来は直属の人に任せていたけれど、向こうの下っ端たちがなぎ倒して変装してたみたいだね。中央部にさえ入ってれば運送員は検閲ないからあっさり入って事件を起こしたみたい。」
、、、だからか、、、
だからおどみんの組織は殺す必要性がないのにふたりは死んだ、、
つまりよく分からないが敵組織が悪かったってことだ。
「あと車に仕掛けがされててね。」
「仕掛け?」
「そう。ななっし〜は多分資料を見てたから爆弾が仕掛けられてた車だってことは知ってるでしょ?」
「うん」
「実は爆弾車以外にも仕掛けがあったんだ」
「何、、?」
「それはね、ブレーキがきかなくなってること。」
「け、けどそれって普通にあの事件関係なしに危ないんじゃ、、!」
「実は事件が起きた大通りってほんとにお偉いさんしか通んないから交通量が少ないんだ。しかも元々いた場所から他の場所に映る時には信号は事故が起きたあそこしかない。それを見越してあくまで偶然を装った事故にするためにふたりが乗ったあとに意図的にブレーキを壊したみたいだよ。どうやったかまではさすがにわかんないけど」
、、、そこまでしてお母さんたちを殺す理由はなんだったんだろう、、
「ねぇ敵組織ってなに?どこにあるの?」
「教えるけどひとりで乗り込もうなんて馬鹿なことすんなよ」
「、、、一応約束する」
「で、敵組織っていうのが北部の組織なんだよね」
「北部、、?」
「そう。北部勢力は生粋のチャイナタウン発祥の勢力でね結構影響力強いんだよね。うちはあくまで本拠地は西洋の方だからさ。組織がでかいから相対的にでかくなってるだけでチャイナタウン自体の根本的な影響力はあっちの方がでかいと思うぞ。」
「そうなんだ」
「で、前に向こうとこっちが揉めたことっつーか喧嘩吹っかけられたことがあってね。」
「喧嘩?」
「そそ、それ以来向こうが敵意むき出しなんだよね〜」
あっけらかんとしてるけどそれでいいのか?
「で、今度2組の会合があるんだよね。ボスどうしの」
つまり、、、
「お前は俺の跡継ぎっていう名目で来い。」
「け、けど変な動きはできないんじゃ」
「じつはうちの組織が西の方の支配を強くしたのと、今あっちの影響力が結構ブレてるらしいんだよね。」
「えっとだから、、、」
「今度会合出会うやつら全員蹴散らしたら終わり」
簡単に言ってくれるな、、、
「もちろんニグくんさもさんは連れてく。いいよな?」
「はいはい。」
「きっと今を逃がしたらお前は一生復讐なんてできない。だから、、、」
そこまで言って凸さんの言葉が詰まる。
ボスとして倒せとは言いきれないところがあるのかもしれない。
けど私はそんなことはどうだっていい。
両親を殺した組織。
ましてや、、、
この組織と敵対関係にある組織なんて無くなったって構わない。
「何言ってるの?私何年お母さん達を殺した人を恨んで生きてると思ってるの?生まれてきたこと後悔させるぐらい楽しませるから。」
「凸さんの心配は杞憂だったかもね。しかも凸さんの考えに若干似てきてるし」
「だな。楽しみにしてる」
ーーー
会合はあと三時間後。
無心で車に乗ろうとしている
、、、、今日こそ殺すんだ。
私は、、、私は私は、、、
「ななっし〜大丈夫?」
横に座っている凸さんが声をかけてくる
キュッとスーツの裾を掴むのだった
何回も今日この瞬間をシミュレーションしてきた。
行ける。
大丈夫。
私なら行ける。
「いける。」
「なら良かった」
とりあえず今日の会合の場所はうちの管轄しているビルのレストランらしい。
だから有利なはず。
「ほかの奴らは俺とニグさんでやっとくからななっし〜は目の前のことだけ集中しな」
「俺らはそれぐらいしかできないからね」
ふたりでね〜みたいな感じで、頷きあっている。
ってか時間かかるんだな
「にっしても会合で丸1日潰れるぐらいにはチャイナタウンは広いよな」
「しょうがないよ関係者以外は中央部は通れないんだから。」
「そうなんだ」
わたし全然知らなかった
ってか親が政府関係者だから特に気にする必要がなかったのか、、、
ってか住みが中央部なんだから検閲も何も無いのか
「とりあえずまぁ俺は今日飯食いながらそっちアシストすればいいんだろ?」
「まぁそういうことだね」
「言い方どうにかならなかったの、、?」
「事実じゃん。」
ーーー
何とか会合の場所に着いた。
長かった、、、
よしやろう。
計画としては会合のいちばん最後に撃つことになっている。
単純な計画。
ビル自体は私たちが入った段階で外部とは遮断されるらしいから他の子とは考えなくていい。
「本日はよろしくね〜」
凸さんがそういいながら受付嬢のような人に話しかけている。
紅楼館の女の子のように煌びやかな服だった。
「一応そのピンク髪の子は誰かお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「ん。この子俺らの新入り。新人研修と思ってくれればそれでいいよ。」
「なるほど。了解いたしました。」
そうしてその場をサッと離れるのだった。
ーーー
「久しぶりですね。」
と、凸さんがちゃんとした敬語使ってる、、、!
そんなことあるんだ。
「凸もり様お久しぶりですね。本日はよろしくお願いいたします。あと本日はボスどうしで一体一の話し合いではありませんでしたか?」
「あぁこいつのことですか。こいつは時期ボスの座ですからね。社会経験で端に立たせているだけなのでお気になさらず。銃も受付にて預けておりますので。」
と言いながら、拳銃は手元にある
「それでは始めましょうか」
ーー
イマイチ話は入ってこない
けど話を聞くことが目的じゃないし、、、
一応怪しまれないようにメモをとってはいる
なんの内容なんだろ
時計の方に目をやると26時を指していた。
会合って長いんだな。
「なるほど。今回の会合である程度両者やりたいことが見えてきましたね。」
「えぇ。それでは次の会合でお会いしましょう」
そう言って2人が立ち上がる。
敵組織のボスが扉から出ようとしていた
しばらくするとかちゃっと扉の閉まる音がした
つまりこの部屋には私と、お母さん達を殺した組織のボスと凸さんだけがいる。
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