テラーノベル
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あの日。
ちぐさくんは初めて、自分の弱さをみんなに見せた。
怖い。
不安。
助けてほしい。
そんな気持ちを、隠さずに伝えた。
それから少しだけ、6人の空気は変わった。
⸻
「ちぐちゃん!」
あっきぃの声が響く。
ちぐさくん「なに?」
あっきぃ「今日の予定、俺も確認する!」
ちぐさくん「え、いいの?」
あっきぃ「もちろん!」
「リーダーだからって全部やるの禁止!」
ちぐさくんは思わず笑う。
ちぐさくん「禁止って……」
あっきぃ「禁止!」
その勢いに、みんなが笑った。
⸻
まぜ太「ちぐ」
ちぐさくん「ん?」
まぜ太「最近、ちゃんと寝てる?」
ちぐさくん「寝てるよ!」
まぜ太「ほんと?」
ちぐさくん「……」
まぜ太「ほら」
ちぐさくん「まぜたん、鋭すぎる」
まぜ太「ちぐが分かりやすすぎるだけ」
少し呆れたように言うまぜ太。
でも、その顔は優しかった。
⸻
ぷりっつ「ちぐ」
ちぐさくん「ぷりちゃん?」
ぷりっつ「前より楽そうになったな」
ちぐさくん「そうかな」
ぷりっつ「うん」
「前は笑ってても、どっか苦しそうやった」
「今はちゃんと笑ってる」
その言葉に、ちぐさくんは少し照れる。
ちぐさくん「……ありがとう」
⸻
でも。
そんな日々の中で。
白い花はまだ現れていた。
ただ、もう怖い存在ではなかった。
ある夜。
ちぐさくんは花の前に立つ。
「まだ何か伝えたいことあるの?」
すると。
花びらが静かに舞った。
『花は、傷ついたから枯れるのではない』
『隠し続けた時に、枯れていく』
ちぐさくんは目を伏せる。
「……」
前の自分を思い出す。
笑って。
我慢して。
誰にも言わなくて。
一人で抱えていた。
⸻
「ちぐ」
声がして振り返る。
あっとが立っていた。
ちぐさくん「あっとくん?」
あっと「やっぱりここだった」
ちぐさくん「また探しに来たの?」
あっと「うん」
「だって、ちぐ一人にしたらまた考えすぎるから」
ちぐさくん「……」
あっと「でも」
少し笑う。
「今は前と違うだろ?」
ちぐさくん「え?」
あっと「ちゃんと戻ってくる場所、分かってるじゃん」
⸻
その後ろから。
けちゃ「やっぱりいた」
ちぐさくん「けちゃ!」
けちゃ「僕、あっちゃんが一人で行くから気になって」
あっと「俺?」
けちゃ「うん」
「心配だった」
あっと「俺もかよ」
みんなで笑う。
⸻
次の日。
6人で並んで歩く。
前なら。
ちぐさくんは一番前を歩こうとしていた。
でも今は違う。
隣にみんながいる。
前も後ろも。
ちゃんと見える。
⸻
その夜。
白い花の姿が変わった。
ひび割れていた花びらは消え。
6色の花が咲いていた。
『咲き直した花は、もう偽物じゃない』
ちぐさくんはそっと触れる。
「ありがとう」
「俺、これからも迷うと思う」
「でも」
「もう一人では迷わない」
花は優しく揺れた。
まるで、
「それでいい」
と言っているように。
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うみねこ٩( ᐛ )و
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#あっきいまぜ太ぷりっつちぐさあっとけちゃ
愛莉闇花
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コメント
1件
うわあ……ちぐさくん、ちょっとずつだけど確かに変わってるね。 「ちゃんと戻ってくる場所、分かってるじゃん」ってあっとくんのセリフ、すごく沁みた。 みんなが自然に寄り添うようになってて、読んでてじんわり温かくなったよ。 6色の花が咲いたシーン、涙出そうになった……🌙