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春の終わり。
川沿いの遊歩道を歩いていたとき、警察から一本の電話が入った。
――「白石美咲さんの遺体が見つかりました」
耳を疑った。
一週間前、妹は手紙を残して姿を消したばかりだった。
俺はすぐに現場へ向かった。
川岸の桜はもう散りかけ、白い花びらが水面を漂っていた。
遺体は、流れの緩やかな場所で発見されたという。
所持品から身元は確認された。
だが、俺の中には確信があった。
――あれは、美咲じゃない。