コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ほとけ視点
僕に一緒にどこかへ行こう。と言ってくれた人はイフくんだけだったから。誰からもそんなこと言ってもらったりしてくれたりされなかったから。最初のうちはイフくんとの接し方がわからなかった。家に匿ってくれたのだって嬉しかった。
誰からも愛されない。誰からも必要とされない。褒められない。構ってもらえない。
そんな日々が続いて、、、ついに僕は捨てられた。
捨てられた?いや、壊されて処分された。
その方が正しいか。
僕の何が悪かったのか全くわからない。
ただ学校でいじめられているだけなら。
親が再婚したから虐待されていたなら。
どれだけよかったか。
でも現実はそうじゃなかった。
学校では先生からもいじめられていた。
親は実の親だった。
僕は疲れたんだ。
きちんと休める場所もなかった。寝ていたら、殴られる。何もしていなかったら物を投げられる。なんで僕はこんな場所で生きてるのか
わからなかった。
そりゃ、小さい頃は親に愛されたかったから頑張っていた。でも、少し大きくなって考えたらこの親はそもそも僕に興味なんてなかった。
ただストレス発散するためのいい道具としてしか見てなかった。
こんな世界に疲れた。
何もしたくなくなった。
殴られても物を投げられても何も感じなくなった。親もいじめっ子も先生も僕の反応を楽しんでいたのだろう。反応がなくなった途端、
親に捨てられた。
どこかのビルから飛び降りようと思って入った屋上でイフくんと出会った。
それが、僕の人生で唯一の救いだろう。
空っぽだった僕にイフくんはグラスに注ぐように溢れんばかりの“愛”を注いでくれた。
だから僕は、
イフくんに依存した。
まだ出会ってたった2週間しか経っていなかったのに。僕は唯一頼れる人であったイフくんに酷く依存してしまった。
イフくんが仕事に行くと泣き叫ぶ。
イフくんがお風呂に入ると部屋を荒らす。
自分の肌を掻きむしる。
イフくんが夜中起きてリビングに行くと震えが止まらなくなる。
僕はイフくんに迷惑をかけるたびに、
ずっと謝っていた。
ほとけ:ごめんなさいヒグッごめんなさいヒグッごめんなさいヒグッ、、、!ゆ”る、じて、も、しない、から!ヒグッな”お、す、から!ごめん”、なさい"ッごめんなさいヒグッごめんなさいヒグッ僕を、す、て、ない”ッでッヒグッヒグッ捨てないでッ捨てないでッやだやだやだやだッヒグッヒグッあ”、あ”あ、やだッごめッな”ざいッ!
イフ:大丈夫や。俺はほとけを絶対捨てたりせん。大丈夫、大丈夫。だから、な?安心せい?ほんまに大丈夫やから。
僕が謝るたびイフくんはずっと背中をさすってくれていた。酷い時はずっと抱きしめてくれていた。
イフくんがいないと安心できなかった。
精神不安定になっていた。
イフくんは本当に僕のことを捨てなかった。
いじめなかった。殴らなかった。
それだけで本当に嬉しかった。
そのうえ、イフくんは僕の症状が酷い時や、初めの頃はずっと仕事を休んでくれていた。
たったの2週間で完全にイフくんを信頼していた。もう、この時から僕はイフくんのことが_
好きだったのかもしれない。
1,000字超えなのにここまで読んでくださってありがとございます、、、(T ^ T)!
まぁまぁまぁいい感じなのでは?と満足の葉桜です。泣いた人いらっしゃいますかね?まだ感動というか、泣けませんかね、、、?
読者を泣かせるというのがこの作品の一つの目的でもあるので頑張りたいと思います!どうぞ次の話も他の作品もよろしくお願いします。
よかったら、♡、フォローお願いします!
おつさくらっ🌸