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オリキャラ達の世界のおはなし

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3 - 結局英雄には敵わない。【星のカービィ】《ダーク》Ⅲ

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2024年12月02日

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それからしばらくして、ある桃色の球体が私へ勝負を挑んできた。

確信は無かった。

でも、私の中で結論付けられたのは

あの桃玉が私の仲間を倒した。

『………返してよ………

私の仲間を、トモダチを、全部…返してよ!!!!』

自分でも驚いた。

この星に生まれついてから一度も叫んだことなどなかった。

物心ついたときから、同胞のことを「トモダチ」など声にしたことがなかった。

「…ぽよっ、」

桃玉が驚いたような、動揺したような声を出した。

知らない。

かえして。

かえしてよ。

疲れ果てても戦った。

到底、トモダチを倒した奴を許すことなどできなかった。

…でも、渾身の一撃も耐えられた。

もう、今の私にできることはなかった。

『……なんで、どうしてっ、』

『どうしてこうも、うまくいかないの……?』

『………ひとりに、しないでよ…。 』

そう呟いた独り言も、全て闇にかき消された。

桃玉が剣を構えた。

……どうせ私は、

『………悪役、なのか…。』

桃玉が剣を振り下ろした。

…結局、私はヒーローにはなれない。

………ただ、1つだけ心残りがあるなら、

………願いが叶うなら、

また、会いたい。

だから、…………………

強すぎるほどの衝撃が私を襲った。

いたい。

光の粒子が視界に映った。

結局、私達は光に焦がれたところで焼かれて粒子になって終わり。

次こそは


幸せになれたらいいな。


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