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翔太side
帰ってきたあいつは
いつもと何かが違った
なんだろ…
〇「…翔太？」
「なんでいるの？今日会えないんじゃ…」
分かった、匂いが違うんだ
お酒の匂いと、あと、男の香水の匂いがする
翔「…仕事思ってたより早く終わってさ」
「最近お前に会えてなかったし…来た」
〇「そっ…か、」
「ごめん、気遣わせちゃったね」
翔「…なぁ、さっきまでどこいってた？」
〇「…友達と飲んでた」
翔「そんだけ？」
〇「…翔太には関係ないよ…」
なんだその言い方
…でも確かにそうかもしれない
ただのオトモダチが深堀りしすぎると
良くないとは分かってる
それにあいつも以前の俺のように
他にいてもおかしくはなかった
…でも、聞いておきたかった
翔「…ヤッてきたの」
〇「…そう、だよ」
「…そんなこと聞いてどうするの？」
翔「…や、香水、…匂いキツイから」
〇「…あ、ごめん、洗ってくるね」
…咄嗟にごまかしたけど
…あぁ、やっぱりそうだよな
俺はそういう対象としか見られてない
もう少し違う形で出会っていれば
俺たちの関係は違っただろうか…
next…
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