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チリンッチリンッ



風鈴の音が俺の耳を撫でる。


何かの合図かのように鳴る。聞いていて何故か心地が良く感じる。



ぼーっと夕暮れを眺める。この時間が大好きだ


でも、どこか少し切なくも感じる。



母「しゅうとー、今日もう神社には言ったの?」




❤️「あッ、ううん。今から行く!」




母「気をつけて行ってくるのよ〜」




❤️「うんッ!!」




俺はラフな格好でお金とお供物の饅頭を持ち家を出た。



辺りは柿色に染まっていて、少し暗い。



ぬるい風に撫でられながら神社に向かう。


神社は裏山にあって、山の頂上あたりにある。

そこまで階段を登らなくてはならないが

草木の茂る音や動物達の鳴き声が聞こえて苦ではない。むしろ、自然に囲まれ楽しい。



階段に沿って鳥居が並んでいて神秘的だ。

(浮羽稲荷神社をご想像してくれるとわかりやすいです)



そんな事を感じながら登っているといつもあっという間に神社に着く。



俺の家以外、手入れする人がいないから本殿はボロボロで柱には年季が入っている。



チャリン、チャリン


お賽銭箱にお金を入れ



カランカラン


本坪鈴を鳴らす。


2回手を鳴らし頭を下げる。




❤️(うちの家を守ってくださりありがとうございます。)



そして、本殿の障子の前にお供物を置いた。



本当に守られてるかはわからない。そもそもそんな神様なんて本当にいるのかもわからない。




でも、祈っている時、本殿に少し何か気配を感じる。良い気配ではなく、悪い気配。



いつも気のせいだと思っているが次の日来るとお供物の饅頭はいつも無くなっている。




まぁいいや、はやく帰って晩御飯でも食べよー



辺りはもう日が完全に暮れ、暗くなっている。


俺は少し駆け足で家に戻った。




?「…..」




ガラガラガラ



すっ




ガラガラガラ












もう一度、貴方に恋をする。

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