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「ねぇ、私と友達にならない?」
そういい私は彼女と半ば強制的に友達になった。
最初こそ拒否られてた感じはするが次第に仲良くなって行った。
今日もあの子と一緒に帰る。
もう血なんて飲まなくていいからこの時間が一生続いて欲しいなって思う。
今日もいつも通りの帰路。
たわいもない会話をしながら少しずつこの時間の終わりを感じていた。
交差点に差し掛かり信号を待つ。
信号が青になり彼女は目の前に猫を見つけた。大の猫好きな彼女は小走りで向かった。
その瞬間。
けたたましい音とともに彼女はトラックと衝突した。
血が飛び散り私の顔にかかる。
目の前の出来事に理解が追いつかない。
トラックはそのままゆらりと歩道に突っ込み電柱に引っかかり止まった。
10メートルほど飛ばされて動かない彼女。
騒然とする交差点にぽつりとたった私は一言
「血、美味しく無かったな」