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??「…これで任務報告は以上です。」


??「ああ。よくやった。No.━━━━━。」


??「…お褒めにいただき光栄です。」


??「次の任務を言い渡す。」

??「この国に宣戦布告をする。」

??「離脱してこい。」


??「そして、我が国に勝利をもたらせ。」


??「…ッ!…はい。承知致しました。」





??「我が総統閣下。」









凛花です。

今回はリクエスト作品です。

リクエストしてくださった ここら様 ありがとうございます。



アテンション


・ご本人様には、全く関係ございません。

・誤字、脱字を含むかもしれません。

・主は文才が全くございません。

・流血表現ありです。

・地雷様はフィードバックを推奨致します。

・軍パロです。


これらのことが把握できる方のみお進み下さい。


✧• ───── ✾ ───── •✧

main red&green

sub blue

✧• ───── ✾ ───── •✧









俺らはいつまでも








✧• ───── ✾ ───── •✧

シャークん視点

✧• ───── ✾ ───── •✧


地を蹴る。


握りしめるゴムナイフで攻撃を流す。


小柄な体躯を活かし、懐へと飛び込む。


勢いよく、喉元へと突き出す。


ピタリと動きを止める。



Br「あ〜!?負けたんだけど…。」

sh「よしw勝ったなw」



どちらともなく離れる。


Br「も〜!僕シャークんに勝ったことって両手で数えられるくらいだよ!?」

sh「ww」


手を広げてぷっと顔を膨らませて怒るBroooock。


sh「あっち〜…。」


先程の実践練習で火照った体を冷たい飲み物で冷やす。


Br「ねぇ、シャークん。」

sh「ん?どうした?」


Broooockの方を見ると、いつものような、ふわふわしたような表情ではなく、真剣な光を称えていた。


Br「いつもありがとうね。」


sh「…は?」


何かやばいことでも言われるのか、と思った俺が馬鹿だった。


sh「なんだよ、急にw」

sh「これからも。だろ?」

Br「…そうだね。」


何故か、その瞳が夜空のように煌めき憂いを帯びているように感じた。






✧• ───── ✾ ───── •✧

Broooock視点

✧• ───── ✾ ───── •✧


Br「…はぁ。」


思わず出てきたため息を、慌てて飲み込む。


もう、決めたんだ。


机の上に置いたインカム、それぞれへと宛てた手紙。



それに━━━━━━━━━━━━━━。



Br「置いて行きたくないなぁ…。」


毛先が赤く染まった白尾。




Br「ごめんなさい。」

Br「こんな僕を許して欲しい。」














Br「K国のスパイの僕を。」













Br「さよなら、僕の大好きな仲間たち。」



ひらりと窓から飛び降りた。








✧• ───── ✾ ───── •✧

きんとき視点

✧• ───── ✾ ───── •✧


Na「ねぇ〜!遅い!!」


不機嫌さを顔いっぱいに表す、総統Nakamu。


sm「まだ寝てるんじゃないか?」


はらりと、ページを捲る手を止めないスマイル。


kr「夕飯の時はいつもいんのにな。」


赤色の彼がこないことに、驚きを隠せないきりやん。


不安そうに視線を宙に彷徨わせるシャークん。



赤色の彼が、朝起きてこないのは最早当たり前となっているが、夕飯の時には必ず食堂にいるはずなのに、今日は来ない。



kn「俺、ぶるーくの自室見てくるわ。」


そう言って立ち上がる。


Na「今日のデザート、ぶるーくのやつ絶対貰うんだから!!」

kn「ww」









コンコン


kn「ぶるーくー?起きてる?」


声をかけるが、中からは物音一つも聞こえない。


少し不審感を覚える。


体調不良とかで倒れられていても困る。


kn「…ごめんね、入るよ。」


間髪入れず、扉を開ける。


kn「…え?」



ガランとした部屋。

直前まで人がいたと思えない。


kn「なんで…。これが…!?」


机の上に、ポツンと置かれたインカム。




色違いで持ってる白尾。




バクバクと心臓がうるさく鳴る。


震える手で、インカムの電源を入れる。


kn「…みんな。」


Na『やっぱり寝てた!?』

kr『なかむうるさい!!』

sm『…どうした?声が震えているが。』











kn「ぶるーくが…。いなくなった。」










sh『うそ…だろ…。』






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シャークん視点

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きんときからの通信が入ってから、動けなくなった体に鞭打ち食堂から飛び出す。


最速で、Broooockの部屋に走る。




sh「…ッきんとき!!」


顔面蒼白で突っ立っているきんときの傍には、Broooockが愛用しているインカムと、赤に染った白尾。



sh「…手紙?」


机の上に散らばった5つの便箋。


その中から、『シャークん』と書かれた手紙を取り出す。


すっかり冷たくなった指先で紙を広げる。




✎𓂃𓈒𓐍◌

シャークんへ。



これを読んでるってことは、僕はそこにいないと思うな。


突然だけど。

僕は、ここにいれてとっても幸せだったんだよね。

なによりもシャークんと、たくさん手合わせして笑いあったことが1番たのしかったなぁ。


あ、僕がここにいないことについて説明してなかったね。



僕は、ここから出ていきます。


楽しく無くなったからとか、嫌になったとかじゃないんだけど。


これは、僕がひとりで解決しないといけないの。


ごめんね。


僕はひとりで消えて、いなくなるけど。


みんなとのたくさんのたのしかった思い出は消えないから。


また、来世とかで会えたらいいな!!


じゃあね。


WT国“元”幹部

Broooock



✎𓂃𓈒𓐍◌


Na「何…これ。」

sm「…。」

kr「なんだよ…。ひとりで消えるとかさ。」


いつの間に来ていたのか、それぞれが似たような紙を持って呆然としている。


Na「…嫌になっちゃったのかなぁ…グスッ」


Nakamuは、大きな瞳になみだをためる。


kr「いや、ぶるーくは嫌になってないな。」

kr「ここに、嫌になったわけじゃないって書いてある。」



険しい顔で手紙を見つめるきりやん。



kn「…ぶるーく自身がひとりで解決…ねぇ。」

sm「ぶるーくだけで解決出来んのかよ…。」



困ったようにつぶやくきんときと、苦しげに言葉を吐き出すスマイル。



sh「…。」


無言の時間が流れている中、スマイルに装着されたインカムがピピッと音をたてる。


sm「…こちらスマイル。どうした。」


sm「…ッ!わかった、引き続き情報撹乱を頼む。」


血相を変えてそういったスマイル。

ただ事ではないと感じた俺らは、スマイルの言葉を待つ。



sm「…こんな時に言いたくは無いが…。」





sm「K国から宣戦布告だ。」





WT-Br,sm「…ッ!?」




✧• ───── ✾ ───── •✧

Broooock視点

✧• ───── ✾ ───── •✧


Br「…ふぅ。」


気配を極力消し、足音を立てずに最速で基地を出る。


Br「…。」


くるりと、後ろを振り向く。




━━━━━━━━出て行きたくないなぁ。





そんなことを願うが、叶わない。






これは僕が解決しないといけないんだから。







Br「…僕が終わらせる。」



Br「みんなを危険に晒したくない。」





いこう。





キッと前を見すえ、足早に歩き始めた。













後編へ続く。


𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹

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