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先バドエンと行きますか


ハピエン後からの方がなんかいい?気がするので


内容

〜多分ソナチのNL〜


〜〜アテンション〜〜

・ソナチ

・設定ガバガバ

・✗18ないよ

・普通に下手

・後半死ネタ

・☭️視点有り

・🔰

・微グロ表現有り

・政治的意図、戦争賛美等ありません。

ムリな人はここで回れ右どうぞ


大丈夫な人だけ見てね





































自然の色が消えうせた灰色の戦場の空には、暗くどんよりとした雲がかかっている



私は最後の戦いに備え、愛銃の最終確認をする



戦場の空気が重くなり始めた



それは戦闘が始まる空気に変わっていった













両軍がぶつかり合い、誰かの悲鳴や銃声の音が響き渡る



鼻腔を突く、鉄の錆びたような匂いが戦場に充満していく



質でも量でも相手方が圧倒的に有利だ



負けじとこちらも奮戦するが、多勢に無勢



1人、また1人と少なくなっていった









卍「もう…何人…殺ったんだろう…」



私のまわりには敵味方の亡き骸が転がっている



中には損傷が激しく元の顔が分からないものや、体の一部が欠損してるものもあった



いつも手入れをしていた愛銃には無数の血が付着している



銃弾は残っているかどうかも分からない



銃だけではなく軍服にも血は飛び散っていて、ところどころ赤く染まり、鉄錆の匂いがする



よく見ると身体中傷だらけで、銃創から血が流れ出ていた



(足に力が入らなくて、歩けない…)



立っているのも辛くその場にへたり込む






ザッ ザッ






誰かが近づいてくる気配がする






俯いていた顔をあげ、目の前に立つ足音の主を見る



卍「…なんだ、ソ連か…」



目の前にいたのはソ連だった



背丈が高く、私を見る隻眼は見下すかのように、氷の如く冷ややかだ



☭️「よぉ、ナチス・ドイツ。残念だが戦いはお前の負けだ。さっさと降伏した方が身のためだぞ」



卍「そんなこと…無理に決まってるだろ」



あのクソ上司に、負けそうになったら自害しろ。と言われている



よほど敵に情報を渡したくないのだろう



死にたくはないが上司の命令は絶対だ



従わないという選択肢はない



だが…まだ、彼に会えていない



会いたいのは私だけかもしれない



それでも会って、ネックレスを返して彼の名前や声をもう一度聞いてみたかった



卍「…」



☭️「最後のチャンスだ。さっさと負けを認めて降伏しろ。さもなくば俺の手で引導を渡してやろう」



(降伏は絶対に認められない。一発でも銃弾が残っているだろうか…あればこいつの手を借りなくとも死ぬことができる)



何の迷いもなく持っていた愛銃を頭に突きつける



☭️「!」



予想外の行動に驚き固まっているのか…その方が都合がいい



自死を邪魔されずに済む



卍「最後に…会いたかったな(ボソッ」



引き金を引く刹那、あの時のように風が吹いた



ソ連の帽子の耳当て部分が風を受け、持ち上がる



ソ連の耳には見覚えのある耳飾りがついていた




バンッ



























薄れゆく意識の中




























小さな微笑みが口からこぼれた

























〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



目の前で、ナチスが自分の頭を銃で撃ち戦場に転がる数多ある亡き骸の1つになった



降伏しないだろうと思っていたが、流石に自ら死を選ぶとは予想していなかった



ナチスの頭から鮮血が流れでて、血溜まりが広がっていく



やっと戦いが終わったと、心の中で安堵する



☭️「手こずらせやがって…」



ナチスの顔を覗き込むが、そこに小さな違和感と既視感を覚える



死に顔とはこれほどまでに穏やかなものだろうか



死の直前は殆どの国や人間が、恐怖に怯え絶望することはあれど、微笑んで死んだ国や人間は今まで見たことがない



そしてナチスと出会ったのは不可侵条約を結んだ時が初めてのはずだ



それより前に会ったことがあれば覚えているはず…



髪の隙間から小さな赤色の宝石がチラッと見えた



それは耳飾りで、自分がつけているのと同じデザインだった



それを見て、絶対に当たって欲しくない予感が頭をよぎる



もしかしたら…同じデザインのものを偶然持っていただけかもしれない



きっとそうだ、絶対に…



予想の答え合わせをするかのように、ナチスの首元に見覚えのある細い銀色のチェーンが見えた



いつの間にか手が小刻みに震えている



心の内は答えを知りたくな言っているが、それでも知らなければならない




☭️「あぁ…あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!」




その答えを知り、俺は絶望のドン底に叩き落された



このチェーンネックレスは俺が仮面舞踏会の時に一緒にダンスを踊った彼女に渡したものだ



父上からの贈り物で、同じ物は一つとしてない



(また会いたい)



ただ、そう思って渡したものでそれを付けていれば仮面を付けていなくても、彼女だと分かる目印になると思った



それでも、結局分かったのは全てが手遅れになったあとだった



これだけ近くにいたのに…



あれだけ会いたいと思っていたのに…



結局自分の気持ちも伝えられないまま…



無機物となった彼女の体を抱き寄せるがその身体は軽く、氷のように冷たかった



自分の愛した人は自ら命を絶ち、永遠の、覚めることのない眠りについた



この世から消えてしまったと、死んでしまったのだと、あらためて実感する



必死に堪えていた涙がせきを切ったように溢れてきた



☭️「グスッ…ナチッ…ぅ゙ッ…あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ああ゙!!!!!!!!



















灰色の戦場に雨が降り始めた





























愛していた人の死に打ちひしがれる者の慟哭と涙を掻き消すように…
































〜BAD END〜


「遅すぎた真実」





























過去一長い


う〜ん内容がぁ…


語彙力がものすごく欲しくなりました


次はハピエン書くぞー!





あとこれは私事なのですが…ちょっと学業のことがありまして、投稿頻度が低くなっちゃうんですよね


最後まで書き上げたいから5月までには全話書けるよう頑張ります( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧


話が長くなったのでこれでばいばい👋

あの日、出会ったあの国は

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