「死んだあとって……いや、何でもない」
桜降る春にそんな重そうな話を持ちかけようとしてきた彼女の名は春野 音(はるの おと)
そして僕は秋風 響(あきかぜ ひびき)
彼女はボブが似合う可愛らしい子で特に彼女でも無い。
友達以上恋人未満って感じの関係で僕はこの関係が好きだった。
相手も同じようで重すぎず軽すぎずのこの関係は双方似合っていた。
んまぁ、普通の男女関係ならこんなこと滅多にならないが、僕が中性なこともあってバランスのとれたちょうどいい関係になっている。
自己紹介はここら辺にして先程の話が気になる僕は音に問いかけていた。
響「……その話の続き気になるんだけど」
音「純粋に気になるんだけど、死んだ後ってどうなるのかなぁって」
好奇心が強いというのかなんというか、彼女は気になることがあるとすぐ調べるタイプだ。
響「なんでさっき切り上げようとした……」
音「いや、朝からこんな話重いかなって、響もなんか週明けで疲れてそうだし」
響「そ、そんなに眠そうな顔してた!?」
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