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注意書きは一話にあります。
俺は指を組んで、オニユリさんに教えてもらった魔法の言葉を叫ぶ。
チーノ:誰か〜助けて〜!!
しかし何も起きなかった。
エリカ:はっ、何をするかと思えば。ただの命乞いか。笑えるなぁ?
チーノ:な、なんでやこれで、オニユリさんがいいことが起きるって……
エリカ:オニユリ?あーあいつか。やはりお前らからした匂いのもとはオニユリだったか。騙されたんじゃないか?
いろんな思考が駆け巡る。また、騙されたのか?いや、オニユリさんに限ってそんなことはしない。
だってオニユリさんは俺の知っている、サプライズ好きのいたずら好きのみんなに合わせてくれたんだから。
そう、目の色を変える。
チーノ:え?
ゴッド:扱い酷くありません?あ…………はーいゴッドでーす
オニユリ:ごめんなさいね。このバカが渋るもんだから。
ゴッド:酷くありません?こう見えても神ですからね?
オニユリ:あら。それなら私は魔女ですが?私に威厳を張っても意味がないこと分かってるわよね?
ゴッド:………
トントン:神様が魔女に負けてるの初めて見た………
チーノ:いや、そうそう見ないでしょ。
エリカ:なんでここに天国のやつがいるのよ。
オニユリ:あら、エリカじゃないの。久しぶりね?いつぶりかしら?
エリカ:答えなさいよ
オニユリ:確か、私の世界を勝手に改変して叱ったとき以来かしら?
エリカ:そんなことは聞いてないのよ!!質問に答えなさい!!
オニユリ:ちゃんと自分の質問に答えたじゃない
エリカ:そんなトンチンカンな話はしてない!!なんで天国のやつがいるんだって聞いてるのよ!!
オニユリ:え?あなた見てたでしょ?
エリカ:は?ついには頭がおかしくなったのかしら?ユリの塔も落ちたわね?
オニユリ:いやいや、今チーノがちゃんと召喚魔法を唱えたでしょ?
エリカ:は?
オニユリ:手を組んで神に命乞い。
トントン:あれ、神様の召喚魔法だったの!?!
チーノ:召喚魔法チョロ……
オニユリ:言っておくけど激甘なのはこの神だけで他のものは難しいからね?
ゴッド:神である私の前でそんな話します?
オニユリ:眼の前にいるからこそ、この話をするんでしょうが!!
ゴッド:私だって忙しいんですからね?あちこちで私のこと召喚しようと呼ばれるんですからね?
オニユリ:そうならないために、チーノにそれをあげたんでしょ?
トントン:それってなんや?
オニユリ:チーノの能力。簡単にいえば神様を召喚すれば願いを叶えるまで離れることはない。ある意味、神の束縛ができるってことね。
トントン:最強やん……
ゴッド:ところであの方はどうします?
チーノ:?
トントン:いや、せやねん。俺らがこの話に盛り上がっている間にあのエリカってやつがなんかでっけー紫の玉作ってるんやけど………
オニユリ:あーあいつの得意技ね。
チーノ:なんでそんなにのんびりしてられるん!?!やばいやつやん
ゴッド:そのためのこの人ですよ。
トントン:え?オニユリさんがどうこうしてくれるん?
オニユリ:まぁね。危なくないから見てなって。
オニユリ:∀∌⌒∂∋∉‖∽∠
エリカ:は………?
オニユリ:はい、これで私の仕事はおしまい。
トントン:一瞬でさっきのやつが消えたんやけど!?!
エリカ:あ、あんた私に、何をした……?
オニユリ:ん?あー、貴方の設定を変えただけよ。
エリカ:何してくれてくれてるのよ!!これじゃ魔法使えないじゃない!!
オニユリ:そうだね。でも前にも言ったでしょ?次、私の世界に入ったら貴方の設定を書き換えるって。まさか、ただの冗談だとか思ってたの?馬鹿じゃないの?
あのあとにも貴方の上司からもお叱りを受けたはずよ?なんで何も聞いてないの?
エリカ:うるさい、うるさい!!
オニユリ:…………
わっと泣きわめくエリカ。それをオニユリさんはどこか悲しそうな目をしていた。今にも泣きそうな目でぐっと唇を噛んでいた。
オニユリ:あとはあなた達に任せるわ。殺すも生かすも。私にはもう関係ないことだから。