⚠注意⚠
注意書きは一話にあります。
この状況をいったいどうしろと言うのか。目の前は魔女、いや魔女だった一人の少女が涙を流していた。どうして彼女はこうも性格が変化したのだろうか。誰にも分からない。
チーノ:あの、ゴッド
ゴッド:どうしました?
チーノ:この状況どうすればええんや?
ゴッド:さぁ?
トントン:さぁ?って曲がりなりにも神なんやろ?
ゴッド:確かに自分は神ですよ?でも人間のルールと神のルールが違うので。というかそもそも常識が違うので聞かれても困りますね。
チーノ:なんやそれ……
ゴッド:………本当に何も教えられてないんですね?
チーノ:???
ゴッド:ですから、貴方が望めばなんだってできるんです。彼女の人生を終わらすこともできれば、また魔女にすることさえできますよ?
俺には他人の生死を選ぶことなんてできやしない。それに俺の求めている答えではない。
臆病で繊細で一人じゃ何もできない。自分の意志も揺れ動く。
チーノ:………俺はこの人の人生のやり直しをお願いしたい。
ゴッド:人生のやり直し?
チーノ:ゴッドは転生させらことができるんやろ?それではじめからの人生で時が止まるその瞬間まで生きる人間に転生させてほしんや
ゴッド:貴方の望みなら。叶えましょう、我が使える者の望みとあらば。
目の前が白く光る。
眩しいはずなのに見ていられる。
これで、この人も自分の行いを顧みることができたら。
それだけをただただ祈るだけ。
何をしたとしても、自分の罪が消えることはない。
償い続けることしかできない。
俺も同じ道を歩むことになるだろう。
クラウン:……ハハハッ!!エリカのやつ捕まってやんの。さて俺もここらでお暇しようかね。
➖こっちよ
クラウン:嬉しいことにお迎えも来てくれた。
ガチャリと扉を開ける。そこは見知らぬ世界が広がっていた。いや、見知らぬ土地ではなくただただ白い空間が広がっているのみ。
クラウン:へ?
アリッサム:どうも。
クラウン:ど、どこだ!?!
アリッサム:あら、魔女を召喚方法をバチあてした人間だとは思えないわね?
クラウン:え?え?どういうこと?
アリッサム:そのままの意味よ。本来誰も知らない魔女の召喚をして、実際に魔女の召喚に成功した人間よ。
クラウン:俺はただ悪魔を……召喚しようと…
アリッサム:私語を包みなさい。そして人の話は最後まで聞くこと。
クラウン:はい
アリッサム:あなたにある才能を認めてここに招待した。我々とともに魔女にならないか?
クラウン:そ、それをして、俺にはなにか利益でもある、ありますか?
アリッサム:修行は厳しいが、自分だけの世界を作ることができる。悪くない話だろ?
クラウン:わかりました。
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