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京夜「あれからやっとまともな治療が出来るようになってさ。2人が褒めてくれたんだよ?」
ビックリだよねぇー、染み染みとしている。
生徒「あの二人がですか…」
言っちゃ悪いが、誠にそれは無陀野先生と淀川さんですか??
京夜「あは、ありえないって顔してる」
生徒「バレたか…」
京夜「そりゃねぇ、ダノッチ達より簡単だよ」
まぁ、それはそうだろう、無表情組より難しいと言われたら私の表情筋はお終いだ。
京夜「でもまぁ、しょうがないさ」
だってあの2人伝え方が下手くそだし。俺誤解されるから見直しなって何回も言ってるのにねぇーと頬ずえをしながらむすっとする。
が、何が嬉しかったのか優しい柔らかい表情に変わった。
京夜「ふふ、まぁまぁあの2人は俺にデレデレだからねぇー」
生徒「見てて分かりますよ…」
と言いたかったが、なんでっ!?と聞かれるのがオチなので絶対に言わない。
ガラガラッ
真澄「だぁぁれがデレデレだってぇ?」
ドアの方を見ると、 今のを聞いていたはずであろう淀川さんが腕を組んで扉の枠に持たれかかっていた。
京夜「まっすーってばぁ、 そんな照れなくたいーじゃあん」
真澄「目イカれてんのか?」
京夜「がーぁん!」
うははぁ、まっすー酷ぉいと項垂れながら 目を覆う。
真澄「無陀野ぉ、コイツ疲れてやがる。」
テンションがおかしい。と付け足されていた。
無陀野「はぁ…京夜。体調管理を怠るなとあれほど言っただろう」
誤解されるから見直しなって何回も言ってるのにぃー!と愚痴を零していた 京夜さんも体調管理について散々言われていた様だ。
京夜「え、俺なんでこんな怒られてんのー!」
無陀野「…分からないならまた話し合いでもするか??」
京夜「…スミマセン」
真澄「最初っから言うこと聞いてればいいものを、バカかぁ?」
京夜「ぅ”ー…っ」
しょぼくれていても、まだ納得がいかない様子だ。
無陀野「それは威嚇のつもりか?」
真澄「はっ、可愛い威嚇なこって」
生徒「お、おぉぅ…」
2人から散々な言われようだ…。 見てて可哀想になってくる。
しかしほんとにそれぐらい言われてもおかしくないのだ。
話を聞いていた時から気にはなっていたのだ。 机には山積みの治療者のリストと空のサラダや、主食の器。空の血液パック。
もはやブラック企業。
京夜「ぁー…」
京夜「これは、…これはね」
目を泳がせながら何か言い訳を考えているのだろうが、無駄である。
無陀野「…」
真澄「チッ」
無陀野「御託はいい」
京夜「嘘ついても意味はないと… 」
真澄「学習能力ゼロだろ」
何回それで説教食らってんだぁ?とイラつき、いつもの事ながらも目が笑っていない。
京夜「は…で、もさぁー仕事ほっぽる訳にもいかないし…?」
ここは免じてと媚びを売ったが反応はいかに。
無陀野「馬鹿か?」
真澄「カス」
京夜「すんごい罵倒すんじゃん…」
いいから寝ろ学習能力ゼロ。と同時に言われながら 両脇捕まれベッドへ直行される。
京夜「ふぁ…仕事がぁぁぁ」
この後に及んで考える事が仕事とか、殺すぞ。
えぇ、仕事熱心嫌いなのー?
あほか、限度があるだろ。
と雑談を交わしながら寝かしつける状況は
まるで家族みたいだった。
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体調不良見たい書きたい。