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桃源暗鬼妄想

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桃源暗鬼妄想

8 - 警察官_きむま

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2025年10月12日

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うるせぇ! ! !

そう真夜中の東京で怒声が響く。


こういう出来事は東京には有り触れた事なので、

周りは軽蔑、関心、色々な目的を持ってその人を横目で見るだけで素通り。皆自分の事で精一杯、仕事で忙しい。関わると面倒。そう思う人が大半だろう。


まぁ確かに、”関わらない”、それが1番正しい判断だろうけど。



現場に居るのは男性2人、女性1人。

その状況をおおよそ把握して注意を引くように手を叩いた。



京夜「はいはぁーい、そこまでにしときましょーか!」




午前2時23分。花魁坂京夜、只今補導中です。

________



京夜「はいはぁーい、どうしたのぉ」

お互いの顔を伺いながら問うた。


酔払男性「コイツがよぉ、浮気してやがったんだ!!」


京夜「ほぅ…」


まぁ、おおよそ予測はついていたけど…。


女性「いや…だからッ」


酔払男性「だからってなんだ!!事実だろぉーがっ」


お酒を呑んでるからか、はたまた怒りで赤いのか今にも殴りかかりそうな勢いだったので難なく間に入る。


男性「落ち着いて下さいよ…」

大人な対応な彼。

こっちの人は話は通じそうなタイプ……


そう判断すると俺は対応に戻った。


京夜「うんうーん、そうなんですか!」


酔払男性「そぉだッ!なんてったって200万もコイツにくれてやったんだぞ」


と誇らしげに言うが…、

生、?現金…??彼女をコイツ呼ばわり?ないない。あと上から目線ってどうなのさ…。


と心の中で思っていると1つ、引っかかる事があった。


「…?」

現金を…?彼女に??

200万のプレゼントをあげたじゃなく。


京夜「200万は現金?プレゼントで?」


そんな事を聞くと思って無かったのか、ちょっと疑問に思った様子で返答した。


酔払男性「?あ、あぁ、シャンパンとかプレゼント代トータルでだよ」

200万生ではきめぇ。と付け足していた。

それは分かるんだ…


京夜「なるほど…。」


京夜「因みに、彼女の仕事は…」


女性「えぇと、キャバクラ、です…」


あぁ…

それを聞いた瞬間呆れてしまった。


京夜「…一旦話はパトカー内で聞きましょうか」


______


暫くして花魁坂さん。と手招きする警察官に寄る。


モブ警察「まぁ話すと…」


酔っ払い男性がキャバクラに通って、その中のお気に入りのキャバ嬢がさっきの女性。


話していく内に彼女になれ。とか言い出して、彼女は断った。が、酔っ払っている人が話を聞くであろうか?


否、勝手に言ってるだけならしい。


モブ警察「いますよねー…、リアルと仕事を区別できない人」


京夜「東京で100件余裕で行くぐらいだからねぇ…」


雑談していると、事実に混乱したであろう酔っ払い男性がパトカーから抜け出しヤケクソに拳を向け走ってきた。


京夜「えぇ、争いは嫌いなんだよー」


止めようと他の警察官が名前を呼びながら走ってくるが、間に合わないのは当然。


京夜「そうだよね、イラつくよねぇ、分かるよー」

ストレス発散しなよ。と言ったが逆上したようで。


酔払男性「このクソ公僕がァ!!」


殴ってきた拳を受け止めると、もう片腕が動いた。


京夜「お、っ」


意外とやるタイプなんだ。

すぐさま受け止めようとした直後、見えたのは拳…では無く。


京夜「ちょっ!?」


瓶だった。

拳を手の平で受け止めようとしてた京夜に、頭を狙おうと瓶を向けたら勿論、頭は疎かなので当たるだろう。

そう理解した時には遅く、バリンと割れた。


京夜「ぃ…たい…?」


はずなのだが。


モブ警察「う”ぁ!俺まだ殺されたくないっすよぉ!!」


京夜「な、」


後輩が受け止めてくれいたのだが、瓶は勿論割れている。


京夜「えぇ、瓶では人を殺せないよ」


モブ警察「違うんですよぉお!!俺…」



_______


あれは昼ぐらいですかね。昼飯食べて廊下を歩いてたら。

淀川さん、無陀野さんとたまたま会って。


真澄「京夜と今日組むのかぁ?」


モブ警察「はい!」


真澄「そうかァ、頑張れよ」


モブ警察「ぁ、ありがとうございます!」


真澄「所でよぉ…、」


慎重な赴きで言うんで、大事な話かと思ったんです。

そしたら次の言葉、なんだと思います!?


真澄「お前、京夜を1mmでも怪我させてみろ?約束破ったら…」


モブ警察「ヒュッ…」

俺声出なかったっすもん。

あの普段から見透かしてるような目と、笑ってないあの表情。


無陀野「…」


助けてください…ってチラッと無陀野さんを見たら無陀野さんも怖い顔なんすよ!!

怖くて黙り込んだんです。


真澄「あぁ?さっきの良い返事はどーしたよぉ?」


モブ警察「は”いッッ!」

って必死に返事したら。


真澄「うるせぇよ」


________


モブ警察「って」


京夜「理不尽なまっすー…」


そして、多分。

会ったのってたまたまじゃないんだろうなぁ。


モブ警察「そうなんす、俺あれから緊張しまくりで…」


京夜「怪我しても俺が言っておくから大丈夫…うん」


モブ警察「大丈夫じゃないんすよぉぉぉぉっ」


京夜「ごめんねぇ!?俺のせいでぇっ」




と、お互い泣きながら謝った日。



______

画像 こんなエロい警察官がいてたまるかよぉぉ!


そろそろBLを書きたい。

なんか妄想浮かばないかな😭

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