大森「 ぁ …若井 、打ち合わせだっ …….. て 」
目をゴシゴシさせて頭を下に向けて部屋に入ってきた若井 。
袖が濡れてて 、鼻をすすってて __
「 …….泣いたの …? 」
そう聞きたかったけど 、何故か聞いちゃいけない気がして __。
大森「 ……… 呼ばれてるから早く行くよ 」
若井「 ぉ 、 おっけ 、 」
僕は気づいていないフリをして2人で部屋を出た 。
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……..ガチャ _ッ
音海「 あっ 、二人とも来た! 、遅いよ笑 」
若井「 ごめん …… っ、笑 」
音海「 …… 全員揃いました! 」
それから 、 打ち合わせがどんどん進んでいき
時間は19:00ちょうど 。
大森「 ….あっ、資料見せてもらっていいですか 。 」
「 資料 ……..っすいません 、忘れてきました …! 」
「 向こうの部屋にあると思うんで取ってきます ….っ 」
打ち合わせで使うはずの資料を忘れてきてしまったらしく 、
スタッフさんが慌てて部屋を出ていった 。
_____コツン ….っ
途端 、 足首辺りに何か硬いものが当たった 。
不思議に思い 、 足元を見ても ………なにもない 。
別の資料を見ようと紙に視線を移した時 。
今度は誰かに足を軽く 、ぐりぐりされた 。
音海「 ….? 」
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大森side
打ち合わせ中に 、 僕の意地悪な頭が働いて
隣の人の足首を自分の足でつんつんしてみた 。
すると 、 自分の足に視線を下ろしたが 、
誰がやってるのか気づいてない様子 …..。
今度は 、 さっきよりも少し強めに
足をグリグリしてみた 。
眉間に少しシワを寄せて必死に考えてる姿が
かわいくって 、 思わず口角がきゅっと上がる 。
それを頬杖をついて手で口元を隠した 。
そしたら流石に僕がやったのがバレてしまって __。
にこっと笑った 。
机の下で誰にもバレないように 、
コソコソしているのが年甲斐もなくドキドキしてしまう 。
____ガチャ
「 大変お待たせしました …..打ち合わせの続き始めますが
よろしいですか? 」
スタッフさんは椅子に腰をおろして 、一息ついてから言った 。
大森「 ん 、 お願いします 」
みんな 、何事もなかったように進めて 、
ついさっき 、僕に対してにこって笑ってくれた子も
その笑顔はどこにもなくって 、
打ち合わせが始まり 、完全に仕事モード 。
…………..なんか 、物足りない ….。
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🪨さん , ℍ𝔸ℙℙ𝕐 𝔹𝕀ℝ𝕋ℍ𝔻𝔸𝕐