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ゆゆゆゆ
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ゆゆゆゆ
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夜更けだった。
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基地の喧騒も少しだけ静かになっている。
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完全にではない。
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前線基地に静寂など存在しない。
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どこかで発電機が唸り。
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どこかで負傷兵がうめき。
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どこかで誰かが銃を磨いている。
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戦争は眠らない。
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Guest1337は防壁の上に立っていた。
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その隣へ。
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大きな影がやって来る。
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「起きてたか」
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「お前もな」
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ピザガイだった。
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二人は並んで夜を見下ろす。
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遠くの闇。
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その向こうには無数のルナティックがいる。
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昔なら。
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二人は今頃、同じ部隊で戦っていた。
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同じ命令を聞き。
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同じ銃を撃ち。
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同じ地獄へ飛び込んでいた。
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Guestが煙草を取り出す。
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火は付けない。
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もう何年も吸っていないらしい。
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ただの癖だ。
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「久しぶりだな」
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「ああ」
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「十年くらいか」
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「もっとだ」
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Guestは苦笑する。
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「相変わらず愛想がない」
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「お前は相変わらず喋りすぎだ」
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少しだけ。
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昔みたいな会話だった。
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だが。
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それは長く続かない。
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Guestの顔が真面目になる。
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「なあ」
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「なんだ」
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「戻ってこい」
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風が吹く。
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ピザガイは何も言わない。
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Guestは続ける。
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「基地は限界だ」
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「知ってる」
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「人手も足りない」
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「知ってる」
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「重火器兵はもっと足りない」
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沈黙。
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Guestは正面を見たまま言う。
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「お前の火力が必要だ」
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それは本音だった。
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お世辞ではない。
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昔のピザガイを知っているから。
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誰よりも。
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知っているから。
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敵陣を突破する時。
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最後まで立っていたのはいつもこいつだった。
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砲撃の中でも前進した。
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化け物みたいな兵士だった。
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何度も部隊を救った。
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英雄だった。
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だから。
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Guestは言う。
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「軍に戻れ」
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「……」
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「世界を救う手伝いをしろ」
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長い沈黙。
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やがて。
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ピザガイが口を開く。
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「断る」
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即答だった。
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Guestが眉をひそめる。
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「即答か」
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「ああ」
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「考えろ」
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「考えた」
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「人類が滅びるかもしれないんだぞ」
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「知ってる」
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「なら——」
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そこで。
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ピザガイがGuestを見る。
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黒い瞳。
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昔と変わらない。
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だが。
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昔とは決定的に違うものがあった。
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「俺は軍人じゃない」
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低い声。
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静かな声。
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「今は違う」
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Guestは黙る。
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ピザガイは続ける。
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「昔の俺は人を壊すことしかできなかった」
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夜風が吹く。
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「撃つことしか知らなかった」
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Guestは反論できない。
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事実だからだ。
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あの頃のピザガイは。
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兵器みたいな男だった。
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感情より任務。
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人間より命令。
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ただ戦うためだけに存在していた。
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「でも」
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ピザガイは少しだけ視線を下げる。
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基地の広場。
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そこにはエリオットがいた。
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シャーロットにピザ生地の伸ばし方を教えている。
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二人とも笑っている。
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こんな前線基地なのに。
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馬鹿みたいに。
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楽しそうに。
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「ピザを作る方が好きだ」
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Guestが目を瞬く。
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「……は?」
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「ピザだ」
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「聞こえた」
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「焼く方が好きだ」
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「意味が分からん」
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本気だった。
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Guestは頭を抱えたくなる。
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かつて軍最強クラスだった男が。
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人類存亡の危機を前に。
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ピザの話をしている。
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「お前」
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Guestが呟く。
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「変わったな」
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「そうか」
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「昔なら絶対言わなかった」
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「そうだろうな」
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そして。
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ピザガイは小さく言った。
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「エリオットが教えた」
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Guestが固まる。
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「……ああ」
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全部理解した。
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なるほど。
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そういうことか。
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軍を辞めた理由。
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生き残った理由。
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今ここにいる理由。
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全部。
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一人の金髪男に繋がっている。
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Guestは盛大にため息を吐く。
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「お前、本当に重症だな」
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「何がだ」
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「自覚ないのか」
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「ない」
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絶対嘘だった。
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Guestは笑う。
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久しぶりに。
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心の底から。
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「分かった」
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彼は肩をすくめた。
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「無理に連れ戻すのはやめる」
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「助かる」
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「ただし」
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Guestが基地の広場を見る。
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エリオットとシャーロット。
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笑い声。
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暖かな光。
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「守れよ」
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短い言葉だった。
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ピザガイは頷く。
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一度だけ。
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力強く。
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「当然だ」
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その返事を聞いて。
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Guestは少しだけ安心した。
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かつての英雄はもういない。
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だが。
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今の料理人の方が。
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ずっと人間らしい顔をしていたから。