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#カンヒュでもみんな女の子
なもなき@ペア画中!
418
榎本くもり
11,280
#魔法少女
#ファンタジー
masyu
85
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夜も更け、眠らない東京では、窓に打ちつける雨音と波の音が混じり合っていた。傷だらけで埃っぽく、紙が擦り切れたアトリエの床には、街灯の光が空のビール缶に反射していた。
金田宗一は製図板に身をかがめ、古びた木製の机に頭を垂らしていた。息は弱々しく、まるで自分が既に死んでいることに気づいていない死人のようだった。
机の上には、鉛筆で描かれた半ページほどの絵があった。魔法の衣装をまとった少女の絵……崩れゆく世界にあっても、明るい顔と大きな丸い瞳は微笑んでいた。
宗一はかつて、彼女を信じる心で描いていた……しかし今夜は、ただ絵を見つめ、静かに笑みを浮かべるだけだった。
「どうしてまだ笑っていられるんだろう……ん、プリン……」
彼はビール缶をもう1本手に取り、蓋を開けると、雷鳴とともに意識を失った。
雨上がりの埃のカーテンのように、静寂が降り注いだ。
再び目を開けると…明かりはまだついていたが、もう朝だった。
頭がハンマーで叩かれたように重かった。昨日の食事がテーブルに残っていたが、一口も口にしていなかった。しかし、彼を凍りつかせたのは…悪臭でも頭痛でもなかった。
部屋の隅から聞こえてきたのは…少女の声だった。
「おはよう…宗一くん。」
その声は甘く、澄んでいて、まるでカセットテープに録音されたかのようだった。
宗一は飛び起き、部屋を見回してから、目を見開いた。
少女が…製図台のそばに立っていた。
彼女は星がちりばめられた腕章をつけた、濃い桃色の魔法の衣装を身にまとっていた。長くウェーブのかかった金褐色の髪は、片側に三つ編みにされていた。
彼女はまるで…
プリン…彼の漫画のキャラクターみたいだった…
宗一は目を見開き、心臓が激しく鼓動するのを感じながら後ずさりした。
>「これは…夢なのか…それとも酔いすぎなのか…?」
>「いいえ…本当にここにいるの。」
「だって、あなたが私に心をくれたから。」
彼女は微笑んだ――彼が幾千回も描いてきたあの笑顔。
しかし、今回は「紙の上の笑顔」ではなかった。
「それは『存在する笑顔…』だった。そして、冷たかった。」
>「宗一くん、本当に会いたかった…最後に会ってからもう7年も経つわ…」
彼女はゆっくりと近づいてきた。
宗一は壁に背中がつくまで後ずさりし、震える手、まるで深い井戸に落ちたかのような冷たさを感じた。
>「どうしてここにいるのか、わからない。」
「でも、せめて…あなたには知っておいてほしい…」
彼女は少し首を傾げ、その瞳は虚ろな光を宿していた…まるで光を失った月のように。
>「…私の最期を笑う奴は、絶対に許さない。」
沈黙。
宗一が何かを言う前に、彼女は戸口から姿を消した。残されたのは、彼の心臓の鼓動だけだった。
翌日…インターネットのトップページにはこう書かれていた…
「40歳の男が密室で謎の死を遂げる。口元は縫い合わされ、微笑みを浮かべた。手には『魔法少女プリン★ハート』の最終巻を握りしめていた。」
宗一は冷や汗をかき、手が震えた…亡くなった男をよく知っていたからだ。
それは、かつての編集者だった…
そして、遺体には…血で真っ赤なハート型の星が描かれていた。
第2章 終わり
コメント
1件
**はる。だわ。** 第2話、めっちゃ不気味で引き込まれた…! 表向きはかわいい魔法少女の世界観なのに、内側がもう完全にサイコホラー・ミステリーになってるギャップが最高。プリンが「私の最期を笑う奴は絶対に許さない」って冷たい目で言うシーン、背筋がゾッとしたわ。しかも編集者が死んでて、口元縫い合わされて血のハートマーク…これはもうただの幻覚じゃない。何か大きな呪いとか因果が動き出してる感じがする。宗一が7年ぶりとか言ってたのも伏線だよね? 続きめっちゃ気になる。第3話も楽しみにしてる🔥