『まて。」
『!?そのものを警戒するのをっ、やめろ…」
『!?なぜですか!?このものは勝手に」
『クルト様が言ったのだ。半年ぶりに言葉を発したのだ。イントネーションは、バラバラで不安な気持ちがこちらに分かるほど発音がおかしかったが、言った。”ありすが来る”と」
泣きながら登場したコイツは、敵ではない?しかし、もう僕は、這いつくばるぐらいしかいけない。
『そんなっ、本当にコイツは…』
『おそらくな。ありす。だろう?」
「はぁっ…いっ…」
やばい、言葉を発するのがきつい。痛い。せっかくここまで、来たのにっ。あとちょっとなのに…。
『早急にクルト様の部屋に連れて行け」
「はい」
「あたしは、ありすの処置道具を持って行く。」
「あ…もしかして、君たちっ…昔」
思った。あたし。と言う人が一人いた。クルトが入ったときに。僕を虐めれた人に。
「そうだ。言いたいことはあるだろう、でも今はしゃべるな。」
「頑張れよ。あたしが言える立場じゃないけれど。」
そうだ、まだこんなとこで死ねない、僕は、助けるんだ。
「考えるより、動け」
僕は、痛い体をひきずりながらドアのぶに手をかけた。
!一人の少年がベットで寝ている。がベットの周りには、コードがたくさんありさまざまな機械に繋がっている。
「こ、これ…は…。」
「幻覚作用が酷いんだ。でも、あたしらは貴族を降りてほしくなかったんだ。両親のせいで」
それは、同感だ。でも、これは、どうすればいい?
「きっと目覚めるさ。ありすを信じてるんだろ」
「ん……。」
「っ!チェシャ…」
「ん〜。?。あ!ありす!ありすだぁ。ほんとにきてくれたんだぁ。うれしいなぁー」
「チェシャっ…。」
「ありす!すきだよ!。だいすき」
「っ!」
「えへへ。こっちでも、ありすのはじめてもらっちゃったぁ」
クルトにキスをされた。
「っ…/////」
恥ずかしいがそんなことを思っている時間はない。
「クルト、僕は、ここにいるよ。嘘じゃないよ。会いにきたよ。クルトのために」
「……うそじゃないの?」
「嘘じゃないよ。本当にいるよ、ほら、触れれるよ。」
クルトの手を触ると、クルトが手を絡めてくる。
「ほんとだぁ。あいにきてくれたんだぁ。」
照れてる場合ではない、伝えなければ、
「だから、自分のことを信じていいんだよ」
「ぇ……?」
これが僕が伝えたかったこと。
「自分のやりたいことをしていいの。だって、自分なんだから、」
「しん……じ……る?」
伝えれたかな……。さっきから、ずっと黙っている。空気が重く、話しかけようにも…
「しんじて、いいの?俺が?ずっとずっと、うらぎ、られていたのに?」
返す言葉がない…言っていることは正しい…。けど、僕は、絶対に救うって決めたんだ、諦めない
「今からじゃなくてもいいの。クルトが信じれるようになるまで僕、ずっとそばにいるから」
「!ずっと、か。やくそく、だか、、らね!」
「っ…!もちろん!」
そうして、1日が終わった。これからは、ずっとクルトと一緒に過ごしてくんだ。つらい過去の分、いや、それ以上…。
これは、とある少年が不思議な世界に飛ばされたおかげで、前に進めた物語。
ご一読いただき、ありがとうございました!!
また、作品描きたくなったときに見てくれたら嬉しいです…!では。