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「明、起きなさい」と母親の馨が起こしに来た。明が「ん、朝だな」とボケーッとして居ると明は手を見ていた。
もう異世界の夢は途絶えてしまったのか魔法もこの通り使えなくなって、異世界は平和になって行った。
馨が「明?あら居ないの?」とパジャマを部屋に散らかしたまま外に居た。
明は「異世界の時空感が無くなっている」と慌てて外を出たものの異世界に戻る事が出来ず、喫茶店の椅子に座っていた。
明が手をかざすと、異世界の空間が現れてその異世界の空間から異世界のピューレという国に飛び立った。
明が「この力は何だ?」とまた自分の手を真剣に見ていた。
ピューレ王国の王子が消えた騒動で魔物が現れたと言う噂が広まり始めていた。
王が「お、そなたは明か?」と明を見ると明が「僕は、明です。此処の異世界の空間を手でかざしたら、この国に辿り着きました」と返事に答えた。
王が「良いところに来てくれたな。今王子が消えて魔物が現れたせいで王子は魔物に喰われてしまった。一世一代のピンチで助けてくれるな?」と声を掛けた。
明が「はい、わかりました。僕がこの国を守る為に力をお貸し致しましょう」と返事をして、剣や防護服を着て山の麓に居る魔物の龍ラドンに立ち向かう事になった。
明はブスッと剣を刺し、「どうだ、切った」と大きな声で剣を振りかざしたが魔物はそう簡単には倒せなかった。
明は「くそっ、やられるものか」と言って、ラドンの手を剣で抑えた。
ラドンが「くうう、くそっ」と言って、明を倒せない事を悔しがっていた。
明が「今だ、銃殺剣」と勢いよく、足を踏み入れて、青白い光が銃のように勢いよくラドンの身体を撃ち抜いて魔物を切りつけた。
魔物が「うああ、くぅ、くそ。この俺がやられるとは」と言って黄色い光と共にラドンが倒れた。
其処には、王子が倒れていて「此処は何だ?私は何をして居た?」と驚いた顔をして暗い闇の中で目を覚ました。
明が「大丈夫ですか?王子」と王子の側に寄って行った。
王子が「そなたは誰だ?」と剣を出そうとすると、明が「僕は王の命令で王子を助けに来た者です。味方なので、安心して下さい」と今の状況を的確に伝えた。
王子が「そうか、明。私を助けてくれたのだな、礼を言う」と一言を残して王子は急いで城へと向かった。
王は「お、王子。無事だったのだな。」と王子を見て凄く喜んでいた。
王子が「はい。王もご無事で何よりです。」と王の返事に笑顔で答えた。
明は、その後、城に向かい「王様、僕が王子を助けに行き、魔物も倒しに行きました」と返事をすると、王が「明、ご苦労であった」と話をした。
明に王がこの国のお金を渡したが、明は「いいえ、僕は善意でこの魔物を倒したので、お金や褒美は要りません。そのお気持ちだけで凄く嬉しいです」と話をして外に出て手をかざし異世界の異次元空間から、現代へと戻って行ったのだった。