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えびてんた
B軸ネタです。心中ネタ。深夜テンションかつ私の癖の産物でしかありません。
なんか色々おかしいかも。色々注意です
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ーー嗚呼、最後まで、俺は、彼奴に…
頼ってもらえなかった。
本心を見せてもらえなかった。
最後まで、何も、言われなかった。
楽しげに笑いかけてもらえなかった。
愛して、もらえなかった。
だけどそれももういい。
だって、最後の最後に、
「中也。……私と心中して欲しいって言ったら、君は私に着いてきてくれるかい?」
あの時の太宰は、珍しく酔っていた。酔っ払いの戯言。だけど俺には、そうは思えなかった。
何時もの太宰とは違う、ひどく不安気に揺れた瞳。
俺は察した。此奴がどういう目的で、何をしでかそうとしているのかは分からない。だけど、
此奴の考えている事は分かる。
此奴は、死ぬ。自殺で。
だから、最後に。
最後に頼って貰えた。願って貰えた。
それが愛じゃなくたっていい。たとえ計画の一部でも。
此奴に最後、少しでも頼って貰えたのならば。本心を垣間見せて貰えたのならば。
悔しいが、この身、此奴にすべて捧げてやってもいい。
嗚呼、最後に一言だけ。
「愛してるぜ、青鯖」
たとえこれが彼に聴こえなくても。
鬱陶しいと投げ返されても。
“俺は手前を愛してる”
「中也。……私と心中して欲しいって言ったら、君は私に着いてきてくれるかい?」
君は、着いてきてくれないと思っていた。
だって君は、芯を持ってて、強い。
太陽のように。
ならば私は月だろうか?……否、向日葵だろう。
月は太陽に照らされて輝くことのできるもの。
私の感情は、迚輝くようなものではない。
ましてや、彼に照らされて、だなんて。
皮肉にも、恐らくきっと、私は必死に彼を繋ぎ止めようとする、彼に向かっている、向日葵だろう。
貴方だけを見ているとはよく言ったものだ。
私はずっと、中也しか見ていない。
……だけど、織田作。
君は私の数少ない親友であり、大切な人間だ。
彼に生きて、小説が書けるように、私は何だってする。
けれど、中也。
地面に咲く向日葵が、天高く輝く太陽に届く筈もない。
だけど、望むくらいならば赦して欲しい。
そう、此は酔っ払いの戯言だ。
だから思っても見なかったのだ。
「──…」
「……え?」
「──首領!」
『本』のこと、この世界のこと。
全てを話し終わり、太宰はポートマフィアのビルから飛び降りた。
たった1人で、たった1人の友を救う為に。
……そうなる、筈だった。
1人ではない。
腕の中に、愛しき彼を抱えて。
死にたがりの彼の、永くも感じる短き人生は、幕を閉じた。
「──…」
「……え?」
──だから、思っても見なかったのだ。
まさか彼が、了承してくれるなんて。
てっきり、「手前と心中なんて死んでも御免だぜ」とでも言われるのかと思っていた。
……否、
違うな。
君は私に着いてきてくれる事も予想の内にはあった。
君ならそうだろう?中也。
私の全てを君にやろう。だから全て受け入れて、君の全てを私に呉れ。
もう、離さないから。
君だけを見つめているから。
待ちに待った死。織田作を救える。其だけでも充分だった。
腕の中の愛しき太陽と共に死ねるのならば、此以上の幸福はない。
嗚呼でも、少しだけ欲を出すならば。
この世界で、君と少しでも愛し合って居たかった。
今此の幸福を前に、望みすぎたかもしれない。
けれど、願うことならば。
君と……
「……愛してるぜ、青鯖」
微かな声だった。しかしその声は、私の耳が確りと受け止めた。
愛しさを含んだ優しい笑み。其こそ、私の全てを受け入れてくれた太陽の笑み。
…嗚呼、もう何も望まない。否、望めない。
絶望しかないこの世界で、たった一時、刹那のこの瞬間だけ、
此処まで生きてきて良かったと思えた。
「……私も、愛してるよ、中也」
彼に届いたかは分からない。でも、
腕の中の彼が、微かに微笑んだ、気がした。
────────────────────私は何が書きたかったんでしょうかぁぁ
寝ます
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