テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

片思い連鎖

一覧ページ

「片思い連鎖」のメインビジュアル

片思い連鎖

1 - 貴方の目線の先は

♥

86

2024年02月03日

シェアするシェアする
報告する

☪︎



「ロボロー!」




遠くから名前を呼ばれた気がして後ろを振り返ると、そこには黄色くて綺麗な瞳をした彼がいた。


「シャオロン、お前朝から元気やな、」

「ロボロ見っけたから走ってきた、笑

はあ〜疲れた…」


髪を耳にかけ眩しい笑顔でこちらを向く彼を見て思わず胸がきゅっとなる。こいつ、無自覚なんか?

そっか。と素っ気なく返事をしたが、顔が赤くなっているのを見られたくなかっただけで、とても嬉しい言葉だった。


「今日のテスト勉強してないんやけどさ、いけるかな? 笑」

「ん〜、それはシャオロンしか分からんで」


他愛もない会話だが、やっぱり彼と話すのはとても幸せだし、楽しい時間。

そっか、俺、こいつのこと



「               」。









☪︎











ロボロと、いつも通りの何気ない会話をして、学校に着く。彼とはずっと昔からの幼なじみで、今も大切な“マブダチ”である。


「テス勉、ロボロはしたん?」

「当たり前やん…何事も計画的にやぞ?」


ロボロとは小学生の頃から現在 高校生までずっとクラスが同じ。

先生仕込んでる?

自分の靴箱に手をかけたときだった。遠くから俺を呼ぶ声がした。


「シャオさーん!」

「しょ、ショッピくん!」


これが俺の「               」。

細い腕をあげ振ってはこちらに近づいてくる。


「おはようございます。昨日言われてた生徒会の資料まとめ終わったんで今渡しときますね。」

「ええ、もう終わったん、!?流石やな、仕事早すぎやろ」

「まあ、暇だったんで」


そう言い笑った彼の表情は俺の心臓の鼓動をはやくさせる。ショッピくんが同じクラスだったらな、






☪︎







よし、仕事も終わったし、3年フロア行こっかな。

いつもいるメンツでは俺とチーノ以外3年生だから、こっちから行かんとあの人に会えないんよな。


「あの人、もう来とるかな…」


そんな独り言を呟いては、目的の教室のドアをノックする。そのとき、後ろからうるさい声が聞こえた。



「ショッピやん!!なにしとん?」

「あ、!」


短めの金髪、水色の瞳をしている彼は、まるでチワワのようにこちらを見ている。


「俺の教室になんか用か?誰か呼ぶ?」

「ああ、違うんです、何もないです、」

「何もないのに来たんか?!もうHRのチャイムなるで?自分の教室もどりや!」


朝の時間は短い。部長が学校に来るのはHRチャイムぎりぎりだから、会える時間を考えればもっと短い。まあ、話せただけで幸せだからええか…


そう、彼が俺の




「               」。









☪︎









何も用ないのに来るとか、おもろいやつやなぁ、


先程後輩が手をかけていたドアをひいて、自分の教室に入る。そして、いつもの席に座ると横から声が聞こえた。


「おーはよ」


そいつは気だるそうな蒼い目をしながらそう挨拶をした。


「はよ、お前ェ、今日来んのはやいな」

「えー?いっつもシッマよりはやいけど」

「いやそれはそうやねんけど!!」


まるで女みたいに彼は顎に手をのせ小さく笑う。


「よし、本題なんやが…大先生。 」

「なーに?」

「今日、宿題やったか、?」

「んは、やるわけないやん」


そう、悪戯っぽく笑い、小声で言った。



大先生とは小さい頃からずっとにおる。いわゆる、幼なじみってやつなんか…?

少なくとも大先生はそう思っとるやろうな、



俺にとっては



「                 」なのに  。











☪︎








よーし、シッマも宿題やってへんやん

これで俺ら8回目やからそろそろ見つかって怒られるかもな、笑




「はぁ、大先生が居てよかったわ」



なんそれ、宿題忘れの仲間がいてよかったてこと?それとも、、


「えーなに?シッマ僕のこと好き?」


冗談交じりで彼に聞いてみたら、予想外の表情をみた。


「え、ぁ、…ちゃうよ?」


顔を赤らめ少し焦る様子でそう言った。いつもなら「ちゃうわ!!!」とかうっさい声で否定するくせに、何…ほんまに好きなん?まあちゃうと思うけど。


「あーまあまあ。ていうか数Bのテキストもっとる、?」

「え、大先生もってないん?」

「いや、家に置いてきちゃって…」

「えぇ、俺もひとつしかないもん…あ、席隣やし見せよか?」

「いや、お前の教科書落書きだらけやからええよ。隣のクラスに借りてくるわ」

「あはは バレたか笑」



どうせなら「        」な奴の借りたいよな。



そして俺は、HRが終わったタイミングで隣のクラスの教室に入り その名前を呼んだ。



「ゾムー?」

「あ、大先生やん!!」



子供みたいに明るく俺の名前を呼んでは、小走りで近づいてくる。


「どしたん?」

「いやぁ、教科書忘れちゃって…」

「あー、数学?」

「そそ、コマ被ってなかったら貸してくれへん?」


両手をぱん!と合わせてお願いしてみた。


「全然ええよ?ちょっと待ってな」



そういい机に戻ればテキストを持ってきてくれた。


「はい!これでええか?」

「ぁぁまじありがとうやっぱゾムやわ」

「んはは言い過ぎやで。じゃあまたな!」




そういい手を振れば友達のもとへと彼は帰っていった。仲ええなぁあいつら。







☪︎








「ゾム、何してたん?」



桃色の丸い目をした彼は俺に問う。


「あー、大先生に教科書貸してた!忘れたらしいで」

「あいついっつも忘れてへんか、?この前俺にも借りてきたで。 」



あー、色んな人に借りてる感じね。しかもロボロにか…


なんやこれ、嫉妬か?なんで?俺がロボロに、?これ…  「           」なんか。




すると遠くから違う声が聞こえてきた。




「ゾムー!」

「あ、シャオロン!!」

「いやなんでロボロやねん、さっき話したやろ」

「えー!いいやんか!」



…あーそういうこと。

まじかあ、これがいわゆる














片思いってやつか。








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



クラス



3年A組  kn、ut

3年B組  rbr、sha、zm

2年A組  shp






→rbr→sha→shp→kn→ut→zm→




長くなっちゃってすみません>_<

残りメンバーも後々…?!✩.*˚


ってことでそれでは〜!ദ്ദി ˃ ᵕ ˂ )

この作品はいかがでしたか?

86

コメント

1

ユーザー

全員片思いなの辛い(´;ω;`)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚