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第8話 禊(みそぎ)じゃ
そして、テスト前日
火曜日昼休み
(ジジ)「邪視、水ついた時以外にも、たまに出てくるんだけどさ、俺、直接話せないから…
ごめん!誰か今日はお休みしようって提案してもらえないかな~?」
(モモ)「うち、なんか嫌われてる(気がする)からなぁ~聞いてくれるかな?」
(オカ)「自分、話してみましょうか?無理そうなら戦いますし。」
(モモ)「オカルン!多分ただこねるよ、邪視のやつ!しかもしかも……また掘られちゃったら、うち、邪視締めあげるかもしれない(クソダラァァァァ)」
(オカ)「………///」
(アイラ)「 ……あの、ちょっといい? 」
放課後 綾瀬家の裏庭
(ジジ)「…大丈夫?アイラちゃん」
(オカ)「やっぱり自分も一緒に…」
(アイラ)「だぁいじょうぶい!任せて!」
(アイラ)「出ておいで、邪視」
《 応 》
ズズズズズズ…
(邪視)『・・・呼んだか?・・・』
(アイラ)
「邪視、私達ね明日からテストなんだ。学校生活を続けるために大事な催し。
今日は高倉様はお休み。 今日邪視は私と遊びます。」
(邪視)「…タカクラは大丈夫か?」
(アイラ)「おかげさまでね」
(邪視)「禊(みそぎ)は済んだからのう。ガハハ。」
(オカ・モモ)「……?」
(アイラ)「…一緒に牛乳飲む?」
(邪視)「牛の乳か。…おぉっ!頂くぞ♪」
(アイラ)「あっちの丘で、一緒に」
(邪視)「おぉ」
(オカ・モモ)「………???」
(アイラ)「邪視、あなた、高倉様の氣が弱くなっていることに気づいたんだよね?」
(邪視)「…ん…(ヂューヂュー)」
(アイラ)「川の水は媚薬だった、って聞いたけど、あれ禊(みそぎ)のためだった?」
(邪視)「……タカクラが弱ると遊び相手がいなくなるからのぅ。」
(アイラ)「…イタズラしたのはいただけないけど、、、、高倉様の為に、ありがとうございました。家で急いで作ったけど、草餅食べる?」
(邪視)「ふん、、、食べる!」
え?どゆこと!?
(モモ)「……説明プリーズ!」
(星子)「アイラ、すごいな」
(オカ)「星子さん?」
(星子)「邪視は山の怪(神)、お供え物をしたんだろうな、牛乳と草餅は。」
「お前(オカルン)の氣が弱っているのを見て、水で浄化しようとしてくれたみたいだな。邪視は。 幼いながらに、お前を助けたかったんだろうよ。」
(イタズラが過ぎてジジが穴掘ったみたいだが(笑))
(オカ)「…自分てっきり、こやつら身体が目当てとばかり」
(モモ)「オカルン、言い方」
(星子)「いや、身体も目当てだろうな。すげえな、お前のエンピツ(いちもつ)と穴」
(オカ)「星子さん、言い方」
(星子)「邪視は、気性は荒いし、気を狂わせる力があるが、、大切にしたいものはあるし、守りたいものもある。そういうことだな。
いゃあ、神様として扱ったアイラは天才だな!」
(アイラ)「邪視、私ねピアノが多少得意なの。ピアノ分かる?綺麗な音色のする黒い箱。」
(邪視)「おんがくしつ、にあるやつか?」
(アイラ)「そうそう。テストが終わったら、何か引いてあげる。歌ってくれたら曲をつけるわ。」
(邪視)「そうか…がはは、、考えておくのじゃ!」
(邪視)「お前(アイラ)は、ホカホカするから好きじゃ。気分がいい、今日は還る。』
(アイラ)「ありがとう」
(ジジ)「ほぃ!!!どうなった??」
(星子)「ジジ、お前、アイラになんか奢れよ!」
(ジジ)「???あいあいさー!!」
《クワバラ・クワバラ、がはは》
第9話につづく