ちょいと設定変えます、この作品の設定は織田作は死んでない設定だけど本編通り太宰を探偵社に行かせます。そしてちょっとリ○カ表現があります。
何時も通り家に帰る、何時も通りただいまと言い乍家に入る、何時も通りの動作何時も通りの幸せ。だが一つだけ違う事があった、其れは返事が返ってこない事…不審に思い部屋に入ってみるとそこに太宰の姿は無かった。まだ仕事でもしているのだろうかと思うが太宰に限って其れは無い。卓を見てみると折り紙サイズの紙が綺麗に二つ折りになって置かれている。中を見てみると『ごめんね、中也』と書かれている其の紙には所々染みが付いている、達筆なのか字が下手なのか分からないこの字は紛れも無く太宰だ。この染みは太宰の淚だろう…じゃあ太宰は何処に行ったんだ?等と考えていると電話がなった、首領からだ。
「首領。中原です」「中也くん。今から私の部屋に来れないかい?」「分かりました。直ぐに行きます」急に来るのでそんな急用なのかと思い直ぐに首領室へ向かう。
トントン、と扉をノックする。中から入っていいと言われ重い扉を開けると何時もはエリス嬢にドレスを着てとせがんでいるが今回は真剣な顔付きで居る。「単刀直入に言う、太宰君が失踪したよ」
…は?彼奴が失踪?でも1つ、一つだけ心当たりがあった。其れは家にあった手紙だ。俺は顔が引きつった。「…心当たりがあるのだね中也君、」
「はい、今日家に帰ったら太宰の字で『ごめんね、中也』と書かれていました…太宰を探しますか?」と聞く。「否、探さなくていいよ。たとえ見つけられたとしても組織には戻らないだろうしね…中也君が気負うことはないよ」「有難う御座います、では失礼します。」扉を閉めた途端淚が溢れそうになるのを下唇を噛み我慢した。此処で泣いては駄目だと自分に言い聞かせ早急に帰る。家に帰るとそう決まっていたかのように寝室へと行く、寝具に座ると我慢していた淚がポロポロと出てくる。心の中では激しい感情が渦巻いていた。一つだけ自分でもわかる感情があった、其れは罪悪感だった。太宰は織田の言葉を果たす為に行方を眩ませた、
俺はたった一人の恋人の事も分からないのか、何で俺は太宰の事を考えられなかったのか、と思っても意味の無いことを考えてしまう。「俺はどうすれば良かったんだ?」意味の無い質問、返って来ることはないと分かってても何故?と聞いてしまう、ふと目線をあげるとそこにはカッターが。せめてもの償いとして俺はカッターを腕に当て其の儘ゆっくりと刃を滑らせた
第3話罪悪感___𝑒𝑛𝑑
コメント
1件
………いや,中也は絶対悪くない。 恋人の気持ちも考えないでなにもしないで離れて行ったのが悪い! せめて,一言ぐらい口から言って欲しい…