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番外編90『瓜二つだけどどこか違う』
〜私は間違えない〜
少しホラー気味です。
『ん…。あれ、ここは、どこ…?』
突然真っ白な場所で目が覚める。
『お姉ちゃん?いるの?』
『百合菜…良かった、貴方も一緒で。』
『ここどこなんだろう。みんなもいないし…。』
『なんか部屋に閉じ込められたみたいね…。』
『あ、お姉ちゃん、なにかドアに貼ってある。』
『本当ね。何かしら。』
「このドアを開けた先にある謎を全て解け。間違いはすぐそこにある。」
『つまり、謎を解けばいいのか。』
『このドアを開けた先に…じゃあこのドアを開けても元の場所には戻れないってことかしら。』
『お姉ちゃんがいるから心強いよ。』
『百合菜……えぇ。任せて。必ず元のデビルズパレスにもどりましょう。』
ガチャッ。
私はドアを開ける。
『え?デビルズパレス…?』
『なんか変な感じね…仮想空間みたい…。』
ドアを開けたらそこはデビルズパレスの地下のベリアンの部屋だった。
『おや、主様。お帰りなさいませ。』
『ベリアンもここに閉じ込められたの?』
『えぇ。気付いたらここにいたんです。』
『他のみんなも一緒?』
『はい、居るのは私とハウレス君、ルカスさん、ミヤジさん、ハナマルさん、ベレンの室長だけみたいです。』
『不思議な空間ですね…いつもの屋敷じゃないような……。』
『この先にある謎を解いたら元の屋敷に帰れるみたいなのよ。間違いはすぐ近くにあるって紙が書かれてあって。』
『間違いはすぐ近くにある、ですか…どういうことなんでしょう…。』
『とにかく、屋敷のエントランスに行ってみましょう。』
『えぇ、そうね。』
私達はエントランスの出口へ向かった。
『にしても変なとこに閉じ込められちまったな、主様。』
『そうね、早く出たいわ…みんなのことも心配だし。』
『そうだな、ユーハンとテディちゃんきっと寂しがってるな。』
『そうかな〜?』
『百合菜…はっきり言わないであげて。』
『ふたりして酷い……(´・_・`)』
『ふふ、冗談よ。』
『主様、屋敷に帰ったらみんなでご飯食べようね。お腹すいたでしょ。』
『確かにお腹空いた〜。』
『それなら早く帰ろうか。ラト君もフルーレ君も心配してるだろう。』
『ふふ、そうだね。』
『……百合菜。耳を貸して。』
『え?』
私は百合菜に耳打ちする。
『…!』
私はこくんっと頷く。
屋敷のエントランス
『よし、着いたな。』
ハナマルがエントランスの扉のドアノブに手をかける。
ガチッ。
『あれ?開かない。』
『え?本当かい?』
ガチャガチャ
『本当だ…。』
『…開かないのは貴方達6人が偽物だからよ。』
『『『『『『え?』』』』』』
『最初から違和感は感じていたの。一緒に閉じ込められていたなら、なんで同じ部屋にいなかったのか。間違いは近くにあるって言うのはみんなの事だったのね。』
『な、何を言って…。』
『私達は主にしか分からないこと。何かわかるよね。』
『主様にしか…?』
『ベリアンの燕尾服についてる懐中時計のその色は銀色じゃない。金色なのよ。』
『ハウレスは反対側にピアスがついてる。それなのに、今は逆になってる。』
『ルカス。リボンの色が黒じゃない。いつもは黒なのに。』
『ミヤジ。どうしてピアスをつけてないの?
ミヤジは左と右にピアスをつけてる。』
『ハナマル。腰のリボンの色…いつもは赤なのに、今日は違うのね。』
『ベレン。ズボンについてるいつものチェーンがない。』
『『『『『『……クスッ。』』』』』』
みんなの姿をしたそれは微笑んだ。
『みんなと顔と形、姿が同じでも。』
『私達には分かるのよ。』
『『『『『『残念。あと少しだったのに。』』』』』』
ギィィ……。
エントランスの扉が開き、私と百合菜は元のデビルズパレスに戻っていた。
『戻ってきたみたいね……。』
『それにしてもお姉ちゃんいつから…』
『間違いは近くにある。それがヒントだったの。それを意識してみんなのこと見たらそれぞれ違ってた。いくら偽物でも、分かるわ。』
『流石お姉ちゃん。私言われるまで気付かなかったよ。』
『ふふ、それにしても、どうしてあんなことを……。』
『下手したら仮想空間に私達閉じ込められてたってことだよね?あの偽者たちと…』
『ゾッとするわね…』
と、その時――。
『主様、ここにいたんですね。』
『ロノ!』
『おやつ作りましたよ。食べませんか?』
『うん!食べる!』
『確かにお腹すいたわね……。』
私達は食堂へ向かった。
『『もぐもぐ……。』』
私はふと執事たちを見つめる。
(あれ……?ロノ、胸元の傷…どうしてないの?)
(バスティン…ピアスなんてしてたっけ…。)
私達は顔を見合わせる。
他の執事たちも所々で違っていた。
『……ニヤッ。』???
『『っ……!!』』
仮想空間は…まだまだ続く…?
@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*@:*全文、文体リセット:句読点中心、記号演出なし*……?????dwwpp@@wwwtt’..wn@pwwwwwpttwy?.?
メデタシ…メデタシ…?
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ぷち
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コメント
1件
ぷちさん、番外編90読ませていただきました! 瓜二つなのに細かい違いを見抜くお姉ちゃん、かっこよかったです……!「間違いは近くにある」ってヒントも相まって、偽物たちが一瞬でバレていく流れが気持ちよかったですね。最後の「まだ続く?」っていうラストもゾクッとして好きです。執事たちがまた怪しく見えてしまう……続きが気になります!