テラーノベル
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「ん…」
交代に、今度は翔太が目覚めて…辺りを見回す
「あれここ…一体、何処?」
支えてくれていた阿部に、そう声を掛けると…
不思議そうな顔をされた
「中から全部、見てたんじゃないの?」
聞いた話によると、今2人は視界を共有しているはずで…
「昨日はちょっと色々あって…そこから記憶が全くない…」
どうやらショウタはこの一件を、翔太に秘密にしていたらしい
「何これ…俺…泣いてるの…?」
頬の濡れた感覚に、触れてみて…驚いている
「ショウタに何か、あったのかな…?」
心配そうな翔太の顔に…
「とりあえず、涙を拭いて…。それから一度、家に戻ったら?」
阿部がティッシュを差し出し、そう言った
「ただいま…」
翔太が言われた通り、家に帰ると…
涼太が慌てて飛び出して来る
「涼太…あの、昨日はごめん…」
素直に頭を下げて、そう言うと…
「何だ…翔太か…。あの…ショウタは?」
何だか様子が、凄くおかしい…
「俺より、ショウタ?」
せっかく謝ったのに…
反応の薄い宮舘に、寂しそうな顔をする
「いや、あの…それは…」
さすがにショウタに告白されたとは、言い出しにくく
何と言って説明すれば良いか、分からない
「もう良い。俺、仕事行くから…」
何も言わない宮舘に痺れを切らした、翔太は…
一旦寝室に戻り、身支度を整えると
「あのさ、翔太…話を聞いて…」
必死に弁明しようとしている宮舘を置いて
「………」
そのまま何も言わず、荷物を持って出て行った
コメント
8件
❤も大変やな。両方から好意受けてるけど、それは翔太であってショウタでもあるんよね。ややこしい🫠


ショウタと、翔太両方に好き❤️になられる舘様・・どう答えを出すのだろうか・・・🫣🫣