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屋台は大きな道の左右にあり終りが見えないほど長く長く続いていた

どんな屋台があるのか楽しみ

「小夜はどんな屋台に行きたい?」

「えっと……なんだか初めてのものばかりでわからないから椿さんのおすすめが聞きたい!」

屋台の様子は現世のものと似てるようで似ていない不思議なものばかり

例えばよくわからないが白色をしている香ばしい匂いの食べ物や巨大な魚が泳いでいる水槽

藁人形や不思議ない光を発する飲み物 沢山ある

「そうだな……俺のおすすめはこの飴細工かな」

椿さんが見た先には空中を飛ぶ半透明で美しい動物達

夢のような光景に私は思わず魅入る

「この飴細工はとっても綺麗……」

思わず口にすると飴細工屋の髪が銀色のお爺さんから

「べっぴんなお嬢ちゃんに喜んでもらえて嬉しいこった。わしゃ幸せもんだい」

「こんなに綺麗な飴はどうやって作ってるの?」

私の話を聞いてにっかっと豪快に笑い

「おっ、作り方は飴切鋏の付喪神の繪島の爺さんに手伝ってもらってきれいな飴を作りその飴に妖力を封じ込めてるんだ」

「そうなんだ!教えてくれてありがとう」

「ははは。飴のことが気になったらいつでもおいでえな。住み込みでおしえたるで」

「吟士のおじちゃん、うちの小夜を弟子に勧誘しようとしてるところ悪いんだけど飴を一つ買ってもいいか?」

「おお椿様じゃないか!元気にしてたか?」

「俺は何百年も元気だぞ。それより飴を一つくれる?」

「元気ならええわ。あめちゃん一つやな、なんの動物がええか?」

「小夜はなにが良い?」

私はしばらく宙に浮いているきれいな飴を眺め

「蝶々がいいな……」

「てことで蝶々一つ頂戴」

「蝶だね。銅貨3枚だ」

「はいっと」

椿さんが銅貨といった茶色の銅貨を3枚出して

「まいどあり。お嬢ちゃん好きな蝶を一つ選んで触ってみな」

「それじゃあ」

私は椿さんの方にとんでいた薄紫の蝶々にちょんと触れた

そしたら蝶々が私の周りをぐるぐる飛び回った

食べるのがもったいないな

妖怪に御用かい   逢魔時の少女

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