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「へ?、、」
自分も驚くぐらいの間抜けな声が出た
「ふはッ…なにその声w」
少し細く、悪戯っぽい目で見つめられた
「…!、いきなりなんだよ、離せ、」
そう言って目を反らす、こんな近い距離で見つめられると恥ずかしい、というか気まずい
「雲雀さぁ、今日1日、僕から目を逸らしてるよね?」
「別に?、、、」
「あのさ、ひばの異変に僕が気付かないとでも思ったの?」
「お前が今日レッスン教室に入った瞬間に分かってたよ?」
「い、いや、、」
「しかもさぁ、それ自分で自覚してたよね?それでアキラやセラに相談もしてたよね、」
「…!?、なんでそれを、、 」
「…僕聞いたじゃん体調悪いの?って、でも嘘ついて隠したじゃんそれはなんでなの?」
「…、、、」
やばい、これ奏斗怒ってる、なんかもうすごい圧を感じる、、でもこれ本当のこと言っても叱られるのは確定してるしな…
…黙ってたら諦めて逃がしてくれないかな、、
「…雲雀、黙っててもこの手は退かさないよ」
「…、、、」
お互い一言も喋らず時間だけが過ぎていき、奏斗はため息をつきながら手を離し起き上がった
何とか粘って良かった、諦めてくれたと安心し、奏斗には聞こえないくらいの小さな息を吐いて立ち上がろうとした
…ドサッ
「…いでッ!」
すごい力で押されまた顔が近くなる、しかもさっきと違い地面に押し倒された、両手は頭よりもちょっと高いくらいの場所に押さえつけられ振りほどこうとしてもびくともしない
…しかも片手で
「…諦めてくれるとおもった?、僕が諦め悪いの知ってるでしょ?ちゃんと言うまでこの体制のままだよ」
耳に少し当たっているくらいの所でいきなり囁かれ大袈裟にビクッと反応してしまい、それに気付いたのか今度は耳を触りながら囁かれる
「…ちょ、、、、やめ」
「…やめて欲しいなら早く質問に答えて?
もう一回聞くけどなんで僕にだけ体調のこと隠したの?もしかして僕に相談しても意味ないと思って言わなかったとか?」
「…そ、それは、違う!、別に奏斗のことを信用してないとかそうゆうことじゃないんよ!」
「…ふーん、じゃあなんで?」
本能がこれ以上はヤバいと言っている、さすがの圧に負け気が付いたら口を開けていた
「…気を遣われたくなかったから」
「はい?」