テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
みー
8
Codeレイ
46
†††
医務室の扉を開けてルカスが入ってきた。
「ふぁ~っまだ眠いけど…主様に使った分をまた補充しておかないとね。」
そう言いながらルカスは部屋の有様を見て、言葉を失う。
主とアモンは裸で抱き合って寝ていた。
2人の服はベッドの下に脱ぎ捨てられ、掛け布団を掛けてはいるが中途半端に掛けられていた。
下半身は見えないものの主の胸がチラリと見え、ルカスはドキッとした。
(…主様は着痩せするんですね。あんなに素敵な体を独り占め出来るなんて、アモン君は羨ましいです…じゃなくて!!)
「アモン君!」
ルカスの大きな声に、アモンは体をビクッとさせ、飛び起きた。
主も寝ぼけ眼を擦りながら、起きようとしたがすぐにアモンは掛け布団を主に掛け、ルカスに見えないようにした。
「…ルカスさん、えっと…おはよう、ございますっす…その、これは…」
アモンは言い訳しようにも、明らかに事後である事を悟られているため何も言えずにいたら、ルカスが先に口を開いた。
「…はぁ。アモン君、今は主様は絶対安静って言ったはずだよ?それに、私がいくら主様とアモン君が恋仲である事を知っていても、こういう事は別の場所でやってね。
あと主様は今日、仕事じゃなかったのかな?」
アモンは急いで服を着ながら、今日は仕事をお休みする事を伝えた。そして、主の服を持ってフルーレの元へ行こうとした時に、釘を差した。
「…◯◯さんには手を出さないで下さいっすよ!もう…傷付いたりして欲しくないっすから。」
「…分かってるよ。私も主様には悲しんで欲しくないからね…早く新しい服を持って来てあげないと、ね♪」
アモンはそれを聞いて、急いでフルーレの元へ駆け出した。
「…主様、少々お待ちくださいね♪」
主は掛け布団に包まりコクリと頷くと、ルカスは薬品棚から薬を取り出し、水と一緒に主に差し出した。
「こちら、朝の分のお薬です。お食事の後にお持ちしても良いんですが、いかがなさいますか?」
「ありがとう、ルカス。今、忘れないように飲んでおくよ!」
そう言い主は水と薬を受け取ろうとした時、掛け布団が主の体から落ちてしまったところに運悪くアモンが入ってきた。
「…ちょっと!ルカスさん!!…見たっすか?◯◯さんの体…」
アモンはそう言いながら主の体に掛け布団を掛け直し、服を渡した。
「んー、まぁ医者として診る機会はあるかもしれないね♪」
ルカスはそう言いながら、薬品庫の方に向かって行った。
(うん♪これくらいなら許されるでしょうね。朝から良いものが見られて良かった♪)
ルカスはしっかりと主の裸を見ていたし、何なら掛け布団が落ちればな…と思い、水と薬を渡したのだった。
「アモン!ルカスは悪くないよ、私の不注意なんだから!」
(…絶対にわざとっすよ!)アモンはそう思いつつも、主の言葉もありルカスの思惑通りに事が運んだのだった。
†††
服を着て、ルカスに手首を診てもらった後─
ロノが医務室にのどに優しい食べやすい物を作って持って来てくれた。
「主様、大丈夫ですか?食べられそうですか?」
主の声は少し枯れて、のども少し腫れてはいるものの食事を取る分には問題なさそうな事を知り、ロノは安堵した。
しばらく主は医務室に居る事になったのだが、どうしてもアモンは仕事をする気になれなかった。
主の側を片時も離れたくない、早く子供を作らないと、そんな事ばかり考えて居る時─
「アモン!髪が解けちまった。」
主とアモンは声がする方に視線をやると、ボスキがドアを開けて入ってきた。アモンはボスキの髪を手早く結んで早く出ていって欲しそうにした。
「ありがとな。それはそうと主様、体調は大丈夫か?まぁルカスさんとアモンが薬を作ってるみたいだし、安心だな。」
そう言い、ボスキは主の近くに行き、軽く額にキスをした。 アモンはいい気はせず、ボスキが部屋から出て行った後、主の額を拭いた。
するとしばらくするとまた誰かが入ってきたと思ったら、ハウレスだった。アモンを鍛錬に連れて行こうとした時、アモンは駄々をこねるが内心は主の事を守れるようになりたいとも思っていた。
「えっと、私も一緒に行っても良いかな?邪魔は絶対にしない!ハウレス、お願いっ」
ハウレスは危ないからと言って最初は渋ったが、遠くからの見学ならという事で一緒に行く事になった。
主がベッドから立とうとすると、また転けそうになる。すかさずアモンは主の手を取り、すぐに横抱きにする。
「…アモン。大丈夫だよ…そんな、」
主の言葉を遮り、アモンは絶対安静っすよ、と言ってハウレスと一緒に裏庭にいった。
アモンとハウレスの模擬戦を主は遠めから見ていた。主は戦闘時のアモンの事を見ていると、とても凛々しくて格好良くてどんどん好きになっていくのを感じていた。
キーンッ!
激しく剣がぶつかり合う音が響き渡る。
「っハァっハァハァっ」
「アモン!まだだ!!」
(…◯◯さんの前で情けない姿を見せる訳にはいかないっす!それに…俺が守るんすから、◯◯さんと子供を守れるように、絶対に強くならなきゃいけないんすよ!!)
アモンはハウレスには負けたものの、ハウレスも今までとは違い気迫を感じたと言ってくれていた。
ハウレスはただ単に主が見ているからだろうと思ったが、アモンはそれ以上に熱い想いを持っていた。
主の絶対安静期間の間ずっと、アモンは主と離れる事はほとんどなかった。医務室に寝泊まりはするものの、ルカスの事もありあれ以来子作りはしていなかった。
アモンと主は2人並んで寝転がって居る時─
「…◯◯さんとこうしてずっと一緒に居られる事が出来て、幸せっす。他の執事も何となく勘付いてそうっすね。」
担当も、安眠サポートも全てアモンにしているのだから、当然勘繰る執事達もいるだろう、頭のキレるナックやフェネス、ユーハン、シロ、妙に鋭いハナマル…絶対安静期間も今日で終わりなため2人で並んで寝るのもこれで最後にしないと、と思ったアモンは主の事をギュッと抱き締めた。
「◯◯さん、愛してるっすよ。」
「うん、私もアモンの事愛してるよ。」
そう言って、2人は甘く深いキスをした。
これで明日からはいつも通り、他の執事達も主につく事になる。ルカスは詳しい事は知っているが、他の執事達は知らない。
ベリアンの時と同じように、また主が傷付く事があるかもしれない、そう思ってしまったアモンはキスをしながらも自然と主の胸に手が伸びた。
「っん、ぁ…」
アモンはキスをしながら服を脱がしていく。手は主の胸にそっと触れ、優しく揉みながら先も指で弾いたり、吸ったり時には甘噛みをしたりと主の胸を堪能する。
次第にアモンの手は主の秘部まで伸び、優しく撫で始めた。
「…◯◯さん、これからは他の執事達もつく事になるんで、あんまりこういう事は出来なくなるっす。だから、俺の体覚えてて下さいっす。」
アモンはそう言うと、主の中に指を1本、2本と入れ始め激しく動かし始めた。主はそれに合わせて、甘くなき始める。
「っん、アモンっハァっ大丈夫っだよっんぁ!私はっん、アモンを忘れる事は…ハァっないよだって、またハァっしてくれるっでしょ? 」
主はアモンの顔を真っ直ぐ見つめ、甘く縋る様な声で言った。アモンは主の言葉で我慢が出来なかったのか、自身のものを主の中に一気に奥まで入れた。
「…そうっすね。子供が出来ても、ずっと愛し続けるっすよ。」
アモンはそう言いながら、自分のものを出し入れしつつ主の突起部を優しく撫でまわす。
その度に主の体は何度も達し続け、アモンの体に足を回し腕を肩に回しアモンの体を離すまいとした。
「っ◯◯さんもう出そうっす」
アモンはよりいっそう激しく動いた。主もアモンの体をギュッと抱き締め甘く深いキスをしながら、お互いに達した。
「…これで妊娠すると良いね♡」
主はそう言いながら、まだ居ない赤子を想像しながらお腹を撫でると、アモンも主の手の上に乗せ満面の笑みを主に向けた。
†††
次の日─
他の執事達も主についてもよくなり、主も自室に戻る事になった。
すると早速、部屋のドアをノックする音が部屋に響いた。
コメント
1件
みぅです、読み終えたよ🤍 今回の第8話、もうドキドキが止まらなかった…!アモンの「◯◯さんと子供を守れるように強くなる」って決意、すごく響いた。ルカスに見つかってからのやりとりも印象的で、思惑通りなルカスと焦るアモン、対照的で面白かったな。 最後の夜、二人だけの時間を大事にしようとする感じが切なくて温かくて…「俺の体覚えてて」っていう台詞、グッときたよ。明日から他の執事たちも戻る日常、新たな波乱の予感がするね。続きがすごく気になる!