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こんちゃ〜
もう少しで3000いいね!!!
ありがとうございます…!!!
これからも無理のない範囲で続けていきます!!
それではどうぞ〜
注意⚠️
日本愛され
政治的意図、戦争賛美なし
あれから、台湾はおかしくなった。
3日ぐらい前から今までに無いほど束縛が強くなった。
いや、束縛というより独占欲……??
他の人と話そうもんなら
「日本は僕だけを見てればいいのに…」
と、虚な目で言ってくる。
普通に話している時はいつも通りなのに…
先生でも友達でもなんでも嫉妬してくる台湾に嫌気が刺しそうになってきた頃、
先生から放課後仕事を頼まれた。
空き教室に荷物を運ばないといけないらしい。
パシリにされたか…と嫌な気持ちを隠しつつ、仕事を請け負った。
空き教室まで歩いていると、台湾が来た。
「僕も手伝うよ!!」
と、言われたので喜んで手伝ってもらうことにした。
いつも通りの会話を楽しんでいると、台湾が話しかけてきた。
「そういえばさ、最近アメリカとは話してる?」
にこっと話しかけてくる台湾が何故かとても怖く感じた。
胃が痛いような、冷たいような、そんな変な感覚に襲われた。
「は、話してないよ」
精一杯の嘘を言うと、
「話してるでしょ」
急に真顔でそんな言葉をこっちに投げてきた。
「え、な、なんでわかって……」
「ふふっ…ほーら、やっぱり話してた…」
は?
こ、こいつ私に鎌かけたのか…?
呆然としながら一歩を踏み出すと、そこはもう先生から言われた空き教室だった。
荷物を置いて、少しの沈黙がやってくる。
「…ねぇ」
沈黙を破ったのは台湾だった
「このあと僕の家に遊びに来ない?」
私に言われた言葉は思ったものとは違った。
もっとなんか不気味なこと言い出すのかと思った……
たださっきの空気感から了承するのもなんか気が引けるが、断ったら何をされるか分かららないし……
「う、うん。いいけど……」
「ありがとう!!!」
台湾は凄く嬉しそうに飛び跳ねた。
そういえば台湾の家に行くの久しぶりだなぁ
そんなことを思いながら、台湾と帰る準備をした。
「…楽しみだなあ……ボソッ」
「え?何か言った?」
「いや、僕何も言ってないよ?」
じゃあ聞き間違えだったのだろうか
少しだけの恐怖と一緒に、台湾の家へ向かった
「お、お邪魔します…」
そう言って恐る恐る台湾の家に入った。
「さあ入って入って〜」
台湾が笑顔で私を急かした
「僕一人暮らしだから誰もいなくていつもちょっと寂しかったんだよね〜…」
「だから日本が来てくれてとっっっても嬉しい…!!!」
そんなそこら辺の女子が言われたらドキッとしそうな言葉を私に向けて発せられ、反応に困っていたら、
「あ、ちょっとまってて〜」
と、台湾が急に玄関のほうに急ぎ足で向かっていった。
どうしたんだろ?と思いながらも、素直に待っていた
嗚呼、この時すぐに逃げていれば……
台湾が戻ってきたかと思いきや、何やらとんでもなくでかい組み立て式のケージを持ってきた。
台湾はそれを持ってくるや否や、ケージを組み立て始めた
なんだかずっと薄っすらと笑っている気がして気味が悪い
「………できた!!」
やっとか、と思ったその瞬間、台湾が次に発した言葉は私の魂を抜かれるほどの恐ろしい言葉だった
「日本ってこの中に入るよね…?」
「入ってよ!」
は?何を言ってんだこいつ。
なんで私が入んの?え?どういうこと???
戸惑いながら理由を聞くと、
「だって日本には僕がいるのに他の国と沢山喋るし愛嬌振り撒くし……そんなことをやってるのに何もしなかったら他の奴らに取られるでしょ…?僕は日本が好きで…愛してるのにさぁ…!」
と、言ってきた
は?わたしにどんな感情向けてんのこいつ
「だから入ってよ…」
薄ら笑いで、私の腕を掴んでくる台湾にそこ知らない恐怖を感じた
「やめて!!離して…!!」
そうやって必死で抵抗するも、力の差を思い知らされる。
「あはは……非力なのも可愛いね…♡♡」
あーもうダメだこいつ
私に可愛いとかいう感情を抱いた時点で終わりなのよ
「こ、これで…僕の日本が手に入るんだ…♡」
そんなことを言われながら、結局ケージへ閉じ込められてしまった
さっきまでなんかギャグテイストの心の声だったが流石に恐怖が勝ってきた
笑顔でにまにまとこっちを台湾が見てくる
格子状に途切れる台湾を睨んだ
「…あはっ…えへへ…♡こんなラッキーあるんだね…♡♡」
「可愛い…本当に可愛いよ…♡」
そんな悦に浸る台湾を放心状態で眺めていた
なんで…?なんで私が…??早く出たい…
そんなもう届かぬ夢となってしまった願望を胸に秘めながら、気絶するように眠った
うあ…ねむい……
まだ起きたくないよぉ…
そんなことを考えながら目を擦る
起き上がり、伸びをする
昨日と同じ景色なことに絶望する
なんで私がこんな目に…
周りをぐるぐると見ていると
「あ、見つかっちゃった♡」
そんな声と姿が見えた
!?!?
びくっと体を震わせた。
私の目線の先には、台湾がいた
目元を見ると、何やらクマがとんでもなくある。
「徹夜で日本の寝顔眺めてたんだ〜♡」
え…??
わ、私の寝顔…?
「な、なんで、?」
そう聞いた瞬間、台湾が不思議そうな顔をする
「だって、愛してるから……♡」
は?
やばい昨日と違って恐怖が勝つ
「それに日本はとんでもなく可愛いでしょ…??だからいくらでも眺めてられるんだよね♡♡」
目の奥がすっかり変わった台湾におぞましい恐怖を感じた
こいつの所にいたら終わる
私の本能がそう言っている。
逃げろ、逃げろと危険信号を脳が発しているにも関わらず、私の体は恐怖で硬直したままだ。
「あっ!そうだ…!!」
固まっている間に台湾がケージの入り口に近づいてきた。
ガチャッ
鍵を開けた
な、何をするつもりだ?
戸惑っていると、ケージの中に入ってきた
台湾はどんどんこっちへ近づいてくる
「ひっ…やめて…!…こないでッ…」
はっ、はっ、と私の拙い息遣いだけが聞こえる
台湾が近くにきて、地べたに座った
その瞬間、台湾が私を力強く抱きしめた
「ごめんね、本当はこんなことしたくないんだけど…、」
え…?
なんだかしおらしい台湾に戸惑う
「こ、こっちもごめん…」
やべっ、いつもの癖で反射的に何故か謝ってしまった
「そうだよね、しょうがないよね♡」
え?
「だって日本が可愛いのがいけないんでしょ♡そんな誰でも惹きつける可愛さと性格愛嬌全て揃ってるんだから惚れるに決まってるよね♡♡だから他の奴に惚れさせたくなかったんだけどなぁ…。日本は僕のものなんだから♡♡…?なに♡そんな怯えた顔しちゃって…♡僕はただ愛を伝えているだけだよ♡」
…
え?
怒涛の早口についていけないが、取り敢えずやばいことは分かった
「な、何を言って…?」
「あー可愛い…♡」
「ひっ…」
心の中体の中全てが恐怖という感情に飲み込まれるのを感じた。
「大好きだよ…♡言葉じゃ伝えられないぐらい…♡♡」
そんな言葉を発しながら、台湾が私をより一層強く抱きしめる
「うあ…も、もういや…」
嘆きの言葉と共に、希望に向かって伸ばした手は、この薄暗くて冷たい空間に消えていった
「助けて……」
そんな悲痛の声だけが響いた
「ずっとずっと離さないから……♡♡日本…♡」
おかえりなさい!!
ここからどんな展開にしようか楽しみ!!
ヤンデレっていいよなぁ…!
皆さんは何デレが好きですか?
ツンデレもいいしデレデレもいいよね!!
クーデレも良い…!
それではさよなら〜!!
コメント
2件
うわ良い匂いする(?) 台湾のヤンデレ具合が良すぎます…!!
好きすぎる… love💕💕💕