※メンヘラ?要素
※死ネタなのかも??
※マサ光
『俺を照らして』
俺の目線の先にはいつも光がいる
いや違う
俺は、いつも光を見ている
いつも光は人気で、お人好しだ
俺以外の人と話していたり前なんて女子にも話しかけられていた
そんな人気でお人好しな光はいつも目をつけられる
前なんて光は気づいてないけど変な男に付きまとわれていた
もちろん存在ごと消しといた
俺の光。俺の光り。
その光が俺だけに向くことは無い
俺の近くにいてほしい
俺だけを見ていて欲しい
そんな欲望がうずまく
それでも光は俺だけを見てくれない
もういっそ…
取り込んでしまおうか
光視点
光「…黒井、?黒井ー」
呼んでも返事が返ってこないので体を揺さぶる
するとゆっくりと振り向き驚いた顔で俺を見てくる
黒井「…!ひ、光!ど、どうしたの?」
光「え、いやもう帰るからさ。一緒に帰ろうかと思って…」
黒井「え?あ、あぁ!うん!帰ろっか!」
光「お、おう。…なんか、大丈夫か?」
黒井「え、?何が?い、いやそんなことよりさほら!行こ!」
光「あぁ…」
黒井が最近おかしい
何か考え事をしているような
悩んでいるような
だが、何度聞いてもいつもはぐらかされるだけ
いつも黒井には助けて貰っているし、
できればやれることはやってやりたい
そう思いながら黒井と帰り道歩く
このままだと何も出来ずに終わってしまいそうなので 勇気を出してもう一度聞いてみようという思考に至った
勇気を出し口を開く
光「…な、なあ。黒井」
黒井「んー?」
光「こんな事言うのもあれだけどさ
なんか最近、黒井おかしくないか?」
黒井「……え?」
「い、いやどういうこと?」
光「…黒井最近、元気ないし」
黒井「…」
光「俺、お前に助けて貰ってばっかだからさ、
俺にできることがあるなら言って欲しい。」
「お金以外ならなんでもするよ、俺」
黒井「……なんでも?」
光「え、まぁうん」
黒井「…言ったね?なんでもでしょ?いいんだね?」
光「う、うん。……い、いや待ってちょっと怖いんだけどできればキツくない方が、」
黒井「光!」
光「…え、何?」
黒井「ありがとう!!」
そう言って笑った
久しぶりにこんな笑顔見たな
無邪気な子供のように笑い、俺の手をぎゅっと包み込む
光「…あ、あぁ。まあ」
照れくさそうに手を頬につける
その時
黒井の笑顔とともに俺の視界は急に真っ暗になった
光「え、はあ!?」
急なことに脳みそがちゃんとした働きをしない
どういうことだ、誰かの能力?だとしたら黒井は?しかもあそこには俺と黒井だけだった気がする
本当にどういうことなのだろうか
こうずっと頭で考えていても、らちがかないだろうと、とりあえず前に進むことにした
そもそも黒井と話していたことが夢?
それとも今の状態が夢?
さまざまな考えが頭をまわる
でも全ての考えには根拠がつかないものばかり答えにはたどり着かない
しかも前に進んでもずっと真っ暗だ
どこかにたどり着くという訳でもないずっと永遠に真っ暗
俺はどこに来てしまったんだ
本当にいきなり過ぎる
さっきまで黒井と話していただけなのに
適応が難しい
その時
後ろから足音がした
すぐに後ろを振り返る
誰かくる
そんな気がする
一応のため警戒し、背を向けずにゆっくりと後退りをする
いやこれ熊がいた時の対処法だ
…何してんだ俺
その足音が近づくたびに俺の心臓はバクバクとなる
すると見覚えのある足が見えた
赤と白のスニーカー
毎日見ている、あのスニーカー
間違えるわけが無い
光「…く、黒井?」
俺は恐る恐る口を開く
目の前にいるやつはまだ近づいてくる
まさか、違う…?
しばらく沈黙が続く
??「……ひかる。」
光「…?」
声と顔を見て一気に焦りが吹き飛ぶ
目の前にいるやつは
先程まで一緒にいた
黒井だった
光「あぁぁぁぁ…もうびっくりしたぁ。」
黒井「え?」
光「いや、さっきまで黒井といたはずなのにいきなり目の前が真っ暗になってさ」
黒井「…」
光「誰もいないし、いきなりすぎるし」
「こんな場所であんな登場してきたら流石にビビるわ」
黒井「…はは」
光「…もうこんなところ早く出ようぜ」
「ほら、行こう」
俺はいち早くこの場から出たかったので足を動かしたが、黒井がついてこない
ずっと下を俯き動かない
光「黒井…?はやくこいって」
黒井「光はさ、俺と一緒は嫌だ?」
光「はぁ?今そんなこと言ってる場合か、
まぁ、別に嫌じゃないけど…?」
黒井「じ、じゃあさ!ずっとここにいてよ!」
光「は、はぁ!?」
何言ってんだこいつ…
こんなところ好きでいるやついるわけないだろ
おかしくなったのか?
黒井「…ここどこなのか、教えてあげよっか」
光「…え?」
黒井「………ここは、俺の中」
光「…く、黒井の中???」
「いやいや、え?は?どういうこと?」
黒井「俺はね。光にはずっと俺だけを見て欲しい、でも光は人気だし、あのままだと光は俺だけを見てくれない」
「だけど光言ってくれたよね!できることならなんでもするって!」
光「い、いやえ?は?」
黒井「俺だけの光りになってほしい」
「ここなら俺と光しかいない邪魔は入らな い、お腹も空かないから大丈夫!」
光「ま、待てよ。」
黒井「、どうしたの?」
光「お前おかしいぞ、本当のこと言ってんのか知らんけどさ、おかしいぞ」
「怖いまである」
黒井「…光はここを出たいの?」
光「い、いやそりゃあ、ね。だからできればはやくだしてほしい 」
黒井「無理だよ」
光「は?」
「な、何言って」
黒井「だって俺出し方わかんない」
光「は?…ほ、本当に?」
黒井「うん」
「だから光はずっと俺と一緒!
光も、光もそれを望んでるはず!俺は光に俺だけを見てほしい!それだけなんだ」
光「い、いや。お、おれは 」
黒井「大丈夫だよ。光、ここは安全なんだ。俺だけがいればいい。」
光「お、俺は。」
光が力が抜けたように膝から崩れ落ちる
絶望的な状態の光を黒井は同じようにしゃがみ抱きしめる
黒井「俺といれば大丈夫だから、ね?光」
光「…」
黒井「ねぇ、光、光ってよ」
光「…え?」
黒井「いつものように、”俺を照らして”」
光「あ、」
光りたくなくても体が勝手に反応し弱く光る
黒井は愛しいものを抱くようにぎゅっと光を包み込む
…今ここでどんなに抵抗をしてもどうせ外には出られない
意味が無い
もう、…いっか
光「黒井… 」
俺は黒井の背中に手を回し抱き返した
おわり
投稿遅れましたーすみません💦
まだテスト期間中なんですよ実は
なのでまた投稿が遅れると思いますがご理解いただけると幸いですm(_ _)m
そしていいね数が2000超えましたー👏✨
本当にありがとうございます*ˊᵕˋ*
これからもゆっくりと投稿頑張っていきます!
そして最後にサムネの絵が結構上手くいったのでここでも載せたいと思いますー
落書きがサムネになるとは…w
ではみていただきありがとうございました!
おやすみなさい!
別の投稿では漫画やサムネのイラストなどを投稿していますので、よければ見てみてください
リクエストお待ちしております*ˊᵕˋ*
コメント
4件
あー…この世に生まれて良かった…😇 なんか苦しみが癒しに変わったわ……🥹
すみません💦 なぜか一行勝手に空いていたり 写真が載っていませんでした💦 もう一度入れてみたのですがどうにも載らなくて 直すために少々時間がかかりそうなのでご理解いただけると幸いです 本当にすみません🙇♀️💦