テラーノベル
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【鈍感】※学パロ
【赫視点】
日が傾いた放課後。誰もいない教室。
窓側の席で、ひとり本を読んでいた君。
声をかけようと思い、君の後ろに立つ。名前を呼ぼうとして、口を開いた。
「うり。」
君は、声も出さずに、驚いたのか身体を少し跳ねさせた。そして、こちらへ振り向く。
「ゆあんくんじゃん、」
君は何故かほっとしたように微笑んだ。その顔が可愛くて、つい俺もつられて笑顔になる。
「びびらせんなよ。」
「ごめん笑」
すこしじとっとこちらを見つめてくる君が、愛おしかった。
「まーいーけど、なんの用? 」
「ん?なんもないよ。そこに居たから呼んだだけ。」
君の質問に素直に返すと、君は不思議そうな顔をした。
「…俺のこと好きじゃん笑」
冗談交じりに意地悪な顔で君がそう言う。
「うん。そうだけど。」
「…..は?」
俺は、君の質問に正直に答えただけ。なのに、どうしてそんな顔をするの?
「冗談だし、正直に答えんな、あほ、」
「えー、なんかごめん」
俺がなんで謝ってるのかはわからない。けど、
「うりも俺の事好きでしょ?」
「どーだろうな、」
俺の質問に曖昧に返して、窓の方を見た君の顔がほのかに紅く染まっていたことは、夕日のせいでは無いことに、俺は気付かなかった。
《このお話について》
タイトルの【鈍感】ですが、これは黑さんではなく赫くんのことを示してます。黑さんが鈍感と言われることが多いですが、赫くんが鈍感なのもいいな。と。
《わたしのお話》
お久しぶりです、、、。ひっさびさに戻ってきました。覚えてる人いるかなぁ、、?そもそも見てくれてる人はいるのでしょうか、、。最近は他界隈に片足浸かってたり、赫くんのリアコ拗らせてました。ちょっと赫黑にハマってきててこのお話を書きました。またちょこちょこ更新していきたいですね。最後まで読んでくださりありがとうございました♩
コメント
6件
ゆうのちゃんお久しぶり!覚えてるかなー?? 今日たまたまテラーを開いたらゆうのちゃんが更新してて叫んだよね。お話も最高、ありがとう✨ このお話見てふたりで鈍感こじらせてすれ違いまくってて欲しーいって思いました!笑 そろそろ私も筆を持たないとなと思わされました、ありがとう。 長文ごめんなさい😭
お久しぶり!、、ではない??笑 テラーの中だと久しぶりだね 学校帰ってきてテラー開いたらお話書いてたので飛んできちゃった꒰՞> · <⸝⸝՞꒱ 無理しないで自分のペースでいいから小説書くの頑張って! 更新されるの楽しみにしとくね꒰՞⸝⸝ᴗ ·̫ ⊂՞꒱

初コメ失礼します!! ゆぅのさんの🍗🎸大好きなので更新嬉しいです💖 応援してます!!