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「私・・・・彼と結婚するから!パパやお兄ちゃんが反対しても、もう決めたんだから!絶対よ!」
「ヤツと一緒になったら幸せにはなれんぞ!あの男は出世しない 」
「どうしてそんなことがわかるのよ!」
「親というものは伊達に長年生きているわけではない」
私はハッとして言った
「さては!調べたわね!酷いわ!もっと普通の親らしくしてよ!私が結婚相手を連れてきたら、両親は気に入ったフリをして
あとは年に数回記念日に連絡を取り合う!それでいいじゃない!!」
父はうんざりして席について、瓶ビールを自分でグラスについだ
「世間知らずのお前に何がわかる!私には守らなければならぬものがある、あいつはお前の財産目当てだ!血の滲むような思いで私が築いてきた、財産をあいつに食い潰されるわけにはいかない 」
私は泣きそうになって言った
「世の中にはうちのお金より私自身を、見て大切にしてくれる人がいるわ!」
「そういうことは、自分で電気代を払ってから言うんだな!」
父の中で少し怒りのようなものがにじみ出てきた
「誰がなんと言おうと私は彼と結婚しますから!」
「それならばうちのクレジットカードを置いていけ!お前がヤツと結婚したら私は縁を切らせてもらう、お前にうちの財産をビタ一文相続できなくしてやる、それをあの男に告げるんだな、離婚するのに金が必要だと泣きついてきても知らんぞ」
「ええ!結構ですとも!」