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ねぇ、君は僕の話を聞いてくれる?僕が産まれた頃、お兄様は僕を可愛がってくれたんだ・・・お兄様は人を愛する事をあまり出来ないけど、お兄様なりに愛して沢山褒めてくれたんだ・・・あの頃からお兄様の事が大好きだったんだけど、ある日お兄様が家を出ていっちゃった・・・そして、お父様や使用人は、お兄様はお前が嫌いだったがお前がしつこいから仕方なく相手してくれたんだと言ってきた・・・僕はお兄様の邪魔だったの?僕は要らない子だったの?ごめんなさいお兄様・・・僕いい子にするから帰ってきて・・・わがままも言わないし嫌な事も頑張ってやるから!僕を捨てないで、また僕の頭を撫でてお前は頑張れるいい子だって褒めて!お願い、一人にしないで!お兄様が居なくなったら僕はどうやって待ってれば良いの・・・・・・お兄様は結局帰ってこなくなった・・・風の噂で聞いたけどお兄様は神に選ばれたらしい・・・・・だから帰ってこないの?僕はやっぱり要らない子?・・・ある日お兄様は帰って来た!勿論会いに行こうと思ったけどお父様がお前はまだ課題が終わってないから出てくるなって言ってきて出して貰えなかった・・・・・課題が終わった頃にはお兄様は出ていった・・・僕はもう・・・護ってくれる人をなくした・・・・それからはひたすらに出された課題を終わらせ、余った時間も勉強に注いだ。その結果、学校の同学年で一番を手に入れたけどまだ足りないらしい・・・もっともっと頑張らなきゃ!お兄様は振り向いてくれない・・・僕はもう、一人に・・・・・お兄様に見て貰えないのは嫌だ!
あれから、もう高等部最後の年になった・・・お兄様は一回も会いに来なかった・・・やっぱり僕は要らない子なんだ・・・そして僕は最凶犯罪組織の薬を飲んで他寮の一年に全力でやったけど負けてしまった・・・・・・そして、空耳でだからお前は必要ないんだって聞こえた・・・・・・やっぱりこんな僕はお兄様にも振り向いて貰えないよね・・・その時、僕はある異変に気づいた・・・体が焼ける様に熱い・・・痛い・・・原因は多分あの薬・・・苦しくなって僕は吐いたけど全然取れない・・・・・・僕はもう二度と、お兄様に会えなくなるのかもしれないと言う想像が頭に過った・・・・・会えないのは嫌だ!けどお兄様はこんな弟・・・・・・生きてる意味も無いと思ってるかもと言う事が頭に浮かんだ瞬間体が無気力になった・・・どうせなら、お兄様が居ない今の内に消えればお兄様の不自由が無くなるかも・・・ごめんなさい・・・お兄様・・・こんな生きてる意味も無い弟が居て・・・お兄様が愛してくれた事は、嘘かもしれないけど幸せだったよ!だから、さようなら・・・・・次生まれるならばお兄様が望んでくれるならまたお兄様の弟として生まれたい・・・・・最後までごめんなさい・・・・・そう思いながら目を閉じようとしたら何処からか突然懐かしい気配とあの憧れた砂が見えた気がした・・・・そして次に目を開けたら白い空間だった、あの世か?と思ったが左手が暖かい・・・其方に目をやるとあの日以来会えなかったお兄様が僕の手を握って寝ていた・・・お兄様は何でここに居るんだろう?僕は生きているのは何で?そして、お兄様は身動ぎ起きた・・・・そして目があった瞬間力強く抱き締められた!何で抱き締めてくれるの?何で泣きかけているの?僕が生きてたから?そんな事を考えていたら落ち着いたのか教えてくれた・・・どうやら僕は薬で中毒状態に陥り、あと少し遅れたら死んで居たらしい・・・応急処置でお兄様が僕に流れてた不純な魔力を取りながら、自身の魔力を注いで緩和させつつ此処・・・お兄様もたまに来ている病院に連れて来たらしい・・・お兄様は何で僕を助けてくれたんだろう?そんな事が分かったのか?たまたまか、お兄様が言うにはやっと一段落したから僕の場所を校長に聞いて来たけど、僕が倒れてて挙句中毒状態で死にかけているから慌てたらしい・・・迷惑をかけてごめんなさい・・・お兄様・・・でも、やっぱり何で助けてくれたのか分からない・・・お兄様は僕が嫌いじゃないの?それが伝わったらしいお兄様はすごくムッとした顔をして命より大事な弟が大変な状態だったのに・・・助けない兄が居ますか?いないと思うとお兄様に言ったら今度はホッとした顔で・・・優しい顔をして私はお前が産まれた時から大事で大好きなんです!って言ったけど、じゃあ何であの日居なくなったの?何で会いに来てくれなかったの?僕はお兄様をずっと待ってたのに!お兄様は僕に一度も会いに来てくれなかった・・・大好きなら・・・・・命よりも大事なら逢いに来て欲しかった!僕は思わずそう言ったらまた抱き締められた・・・私はお前をあの場所に出すには、準備が必要だったのです。それまでに会いに行ったらあの人は貴方を監禁しそして人質にするでしょう・・・だから準備が終わるまでは会いに行けなかったのです・・・でもそれでお前を傷付けてしまったのならばごめんなさい・・・でもお前の事を嫌いにましてや生きてる意味が無いとは一度も思ってませんそれだけは信じて下さい!・・・・・お兄様は僕の為に?戸籍を自身の所に移したらしい・・・・・そして、あの親達を訴える準備が完了して僕が生死を彷徨ってる間に終わらしたらしい・・・・・・じゃあもう離れ離れにならない?・・・・・はい!もう離れなくて良いのです!お前は私と一緒に住んでくれますか?・・・・・・・あの日、もう目の前に来てくれないと思ってたお兄様は僕を迎える為・・・それを邪魔する物を排除して迎えに来てくれた!・・・・・・お兄様・・・僕はお兄様ともう離れたくない・・・だからお兄様の家に住んでもいい?
これが僕の・・・・・・いや、俺の我慢しても諦めなかった結果だ!