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(あれ?おむつしてるの?布のオムツ?)


バレた!店員にバレてしまった💦


恥ずかしくてたまらないさゆりは答えることができない。


保育士が割って入る。


(サイズはどうかしら?紙おむつって意外とたくさん種類あって迷うわよね)


見本のオムツ以外にも同じサイズで他の会社からも紙おむつが販売されていた。


その中から適当に1つを選ぶ。


選ぶといっても好きで選んだのではなくオムツを買うことに抵抗があり恥ずかしくてそれにしただけなのだ。


(ほかになにかお探しですか?)

(紙おむつ用のおむつカバーもありますがどうですか)


店員の言葉に保育士も


(それもそうね、お願いします)


さゆりを無視し2人で話を進めていく。



おむつカバーのコーナーに来た3人

無地やストライプ、水玉や動物やアニメキャラが描かれたものなど様々な種類があった。


(どれにする?)


そんな事を聞かれて答える訳もなく黙ったままのさゆり。


(あなたのなんだからはっきりしなさい!)


とうとう保育士に怒られてしまった。


やけくそになり適当に1つを選ぶ。


(1枚じゃ足らないでしょ)


と言われ


コレとコレ……


デザインなんて全く見ずに選んでいくさゆり。


(そちらは外ハネのもので新商品なんです。マジック止めだけでなくウエストのごむで調節できるようにもなっていますので大きなお子様にも使っていただけます)


大きなお子様……


さらに


(3枚以上購入していただけた場合もう1つプレゼントできるんですが選ばれますか)


そんなのいいから早くして!


心の中で叫んでいる。


(せっかくだからコレいただきます)


最後は保育士が自ら選んでしまい買い物も終わろうとしていた。


お会計を済ませ、両手に買ったばかりのオムツたちを持って車に向かう2人。


(あ、待って!帰る前におしっこだいじょうぶ?)

(1時間くらいにな?けどおむつは?おしっこしたくない?)

(出ちゃったとかはないよね)


モジモジとうつむいたままのさゆり。


保育士がさゆりの前にしゃがみワンピースを少し上げて布おむつが当てられたオムツがパーをポンポンとしていく。


(大丈夫そうだけど車汚されても困るからちゃんと確認だけさて)


保育園ではまさかの失敗をしてしまったが普段は全くオムツなんて必要なものではなくましてや、おもらしなんてしているはずもなかった。





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