テラーノベル
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#ご本人様に関係ありません
#架空のお話
カーテンの外から雨音が聞こえる。
ああ、今日は雨なんだ。
天気がわかったってしょうがない。
今日は何月何日?
何曜日?
今は何時?
春?夏?秋?それとも、冬?
ふと、知りたくなってケータイを開く。
2030年7月7日日曜日
夏なんだ。
通りで暑いわけだ。
エアコンくらいはつけとくかな。
僕が家に引き篭もるようになってからはや半年。
最初は周りからも心配され、連絡が頻繁に来ていたが、皆だんだん慣れてきて、次第に少なくなっていった。
今や連絡をくれるのは若井だけ。
涼ちゃんは俺が疲れているのではと気を遣っているのか、若井を介してしか連絡をしてこない。
寂しいが、もう慣れた。
なんの気力も湧かないけど、とりあえず椅子に座って、鉛筆を持って、
ぼーっとして、眠たくなったら寝る。
食欲も、性欲も湧かない。
死なない程度に食事をとっているだけ。
そんな僕が外の世界とつながるツールは若井だけだった。
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#暗い過去