やる気ある内に書かなきゃまたサボるからね〜
ってことで、どんどん書きますよ〜
読み返す前に投稿したので、変なところあるかもごめんなさい。
加筆修正します。
お互い遠慮の無い暴言の応酬は、アメリカが日本と韓国の間に入ったのでその場で一旦収まりを見せた。
要件を全て聞き終わった面々(日韓印以外)は、まだ仕事があるらしくそれぞれ自分の持ち場に戻るため席を立っている。
アメリカもカナダを連れて部屋を出いこうとしている。
日本は一応嫁ポジなので、旦那(仮)を見送ろうと玄関まで着いて行った。
するとアメリカが何か言いたげに、日本の顔を見つめたままいつまで経っても玄関から動こうとしない。
日本も何か付いてるかな…と首を傾げながら、じっと見つめ返す。
暫しの沈黙に包まれた後
🇺🇸「…いってらっしゃいのキスは?」
と、やっと口を開いたかと思ったら上記の意味不明な発言である。
するわけ無いだろう、自分のキスはそんなに安くは無い。
キスの代わりに、鳩尾に渾身の一撃をお見舞いしてあげた。
ファーストキスは奪われたのでは無いかと思われそうだがあれはノーカンである。
だって、日本のファーストの相手は近所の野良猫︎︎ ♀だ。
決してアメリカとのキスがファーストキスでは無い。
男に初めてを奪われたという事実から盛大に現実逃避しながら、鳩尾を抑え仕事に向かうアメリカを冷めた目で見送る。
手をフリフリと振ってあげたのは日本のせめてもの優しさだ。感謝して欲しい。
アメリカとカナダを見送った3人はそのまま日本に用意された部屋に戻った…までは良かったのだ。
部屋に戻りそれぞれ腰を落ち着けた途端、またもや些細な事で日韓が喧嘩を始めてしまった。
どうにも、お互いの存在がいけ好かないらしい。
特に韓国は、何かと日本の発言に突っかかっては日本の神経を逆撫でしている。
🇮🇳「も〜、いい加減にして!韓国、いちいち日本に絡みに行くなお前は!!」
🇮🇳「日本もだよ!韓国はこういう奴だから相手にしなくて良い!!」
🇯🇵「……すみません」
何故自分まで怒られたのか全然腑に落ちない。
だが、これ以上関係無いインドに迷惑をかけるのも本意では無い。
日本は何となく釈然としないまま、インドに対しては謝罪の言葉を口にした。
🇮🇳「僕じゃなくてお互いに謝って」
🇰🇷「チッ」
インドの言葉に韓国は、舌打ちをして顔を逸らし日本は頬を膨らませて無言を貫いている。
日韓共にあからさまに不貞腐れていて頑なに口を開こうとしない。
🇮🇳「2人ともいい大人なんだからさぁ…はぁ、もういいや。」
意固地になっている者に、小言を言っても余計に反発心を増幅させるだけだ。
拗れてしまった人間関係は、時間の流れが解決してくれるのを気長に待つのが一番の解決策なのである。
決して、子供の心の教育は自分の仕事じゃないし面倒になったからと放り投げた訳では無い。
🇮🇳「日本、そういえば外に行く許可降りた事だし早速外行ってみない?気分転換にもなるだろうしさ!」
🇮🇳「何があっても僕が守ってあげるからさ!ね?行こうよ!!」
インドの言う通りこのまま部屋で過ごしていても、気持ちは晴れないし韓国との間に気まずい雰囲気が永遠に流れ続けるだけだろう。
それに日本は約半月程外に出ていない。
外の新鮮な空気を吸って、今の気持ちを切り替えてリフレッシュするのも良いかと日本は思った。
🇯🇵「そうですね…私も外行きたいです!!」
🇮🇳「そうだよね?じゃあ、早く行こ!!」
🇰🇷「ふん…、子供みたいにはしゃいで恥ずかしい奴」
🇯🇵「は?なんで、貴方まで来ようとしてるんですか?インドさんだけで良いんですけど」
🇰🇷「護衛役任されたからに決まってるだろ馬鹿。じゃなきゃ誰が好き好んでお前なんかに」
🇮🇳「喧嘩するなって言ってるだろ!?」
🇷🇺「……中国」
🇨🇳「動き出した?」
🇷🇺「あぁ」
🇨🇳「OK、首輪についてるGPS辿る」
🇷🇺「あいつらに勘づかれるなよ」
🇨🇳「大丈夫、バレそうになったらインドがウイルス流してシステム全部ダウンさせるから」
🇷🇺「そう簡単にいくかよ…って言いたいところだが」
🇷🇺「インド、そういう類に関しては裏社会の中でも頭ひとつ分抜きん出てるからな」
🇨🇳「そうそう!そういえばさ俺この前、インドにちょーっとちょっかいかけたらスマホとパソコンのデータ全部削除された。」
🇷🇺「何してんだよ、お前ら」
🇨🇳「いや、その時の俺3徹した後だったから頭イカれてたんかな…インドに何したか覚えてないんだよね」
🇨🇳「気づいたらインドすっごいブチ切れてて…そしたら、あいつ取引相手との大事な商談リストまで完璧に削除してやがんの!ヤバくない!?」
🇷🇺「ヤバいのはお前だ、どう考えても自業自得だろ」
🇨🇳「だとしてもよ!?しかも俺、外部から侵入されないように、何重にも複雑なロックかけてリスト自体も手順踏まないと入れないファイルに保管してたのに!!」
🇨🇳「ご丁寧に、そのリストのバックアップ取ってたUSBメモリまで破壊されたし!?」
🇷🇺「やることえげつねぇな。まぁ、お前のかけたセキュリティ解く作業なんて、インドからしたら子供を相手にするようなもんだろうしな」
🇷🇺「結局データどうしたんだ」
🇨🇳「インドにめちゃめちゃ謝って、絶対違法だろって言う高額費用払って全部復元してもらった。」
🇷🇺「身内同士で汚い金回ってて草」
🇷🇺「って、お前と世間話してる場合じゃねぇ!日本達は!?」
🇨🇳「GPS見る限りだと、インドが事前にリサーチしてた郊外にある寂れた公園に誘導出来てるみたいだ」
🇷🇺「よし、俺達もそこ向かうぞ。道案内やれカーナビ」
🇨🇳「誰がカーナビだよ」
日本は護衛役のインド、韓国を連れ立って気晴らしに少し歩いたところにある寂れた公園に訪れていた。
この公園に来たのは、インドの提案によるものだった。
周りは鬱蒼と生い茂る木々に囲まれていて人通りもなく、日が暮れ始めたばかりだというのに薄らと闇に染まり始めている。
そのせいもあってかまだ、子供達が遊んでいてもおかしくないであろう時間帯なのに人っ子一人いない。
🇮🇳「人も居なくて静かで良いでしょ?」
🇯🇵「確かにそうですね!遊具も残ってるのに誰もいないのは少し寂しいですけど…」
🇮🇳「その方が都合が良いからね?………お前らにとっても俺達にとっても」
🇰🇷「…?」
🇰🇷「今なんて…」
そう、人目が少ないその公園は職業柄公の場に姿を現すことの出来ないそういう人種にとってうってつけの場所だった。
良い意味でも悪い意味でも
韓国がインドに聞き返そうとした声は、突如聞こえたキキィという車の停止音にかき消されてしまう。
公園の入口の方を見ると、黒塗りのセダンが入口を塞ぐように止まっている。
ここは中心部とは言い難い街の外れた場所にある寂れた公園。
周りにセレブ御用達の店等ある訳ないし、この付近一帯には高級住宅地も無い。
高級車を所持出来る程の人間が、何故わざわざこんなところに出向く必要があるのか。
しかも、窓ガラスには確認出来る範囲の全てにスモークが貼られており、中を見れない仕様になっている。
韓国は嫌な予感が止まらなかった。
🇰🇷「日本、インド…後ろに下がれ」
🇯🇵「韓国さん…?」
日本とインドを後ろに下げると、韓国は腰を低くして何があっても即座に対応出来る様、胸のポケットに入れていた拳銃を抜きトリガーに手をかけた。
日本は、急に剣呑な雰囲気を帯びた韓国を不安げに見つめている。
その視線に気づいたかどうかは分からないが、韓国が日本の片手をギュッと握り込む。
その手は異常に冷たくなっており、彼の緊張が繋いだ手からありありと伝わってくる。
セダンの扉が開き中にいた人物達が姿を表す。
出来れば自身の杞憂に終わって欲しいと、切に願っていた先程感じた嫌な予感
その願いは虚しく打ち砕かれてしまったようだ。
?「なんだ、もう1人の護衛は韓国か」
?「別に俺達来る必要無かったかもな」
何かを話しながら、こちらに近づいて来ている2人の男はある程度会話出来る距離まで来るとピタリと立ち止まる。
🇰🇷「なんで…ここに……」
韓国達の目の前に立ちはだかったのは、裏社会でアメリカ以上に残虐で冷酷無慈悲だと名の知られた最恐の男ソビエト連邦率いる東側諸国
その中で、長年トップの右腕と左腕を務めているロシアと中国だった。
🇨🇳「よぉ、韓国。相変わらずシケたツラしてやがんな」
🇰🇷「ロシアと中国…!!」
🇰🇷「何しにここに来た!この場所は、お前達の管轄じゃない筈だろ!!」
🇷🇺「しょうがないだろ、うちのボスがあるものをご所望でね」
🇷🇺「俺らはボスの命令で遠路はるばるここまで来たんだよ」
🇰🇷「もの?お前らのボスが欲しがりそうなものなんてうちには無いけど?」
🇨🇳「惚けるなよ、お前も気づいてるだろ?」
🇨🇳「あの、裏社会を牛耳る一角のトップが堕ちた相手だ。俺らのボスが興味持たないと思ってたのか?」
🇰🇷「…日本は渡さない」
🇨🇳「素直に従ってくれるのであれば、こちらは手を出さないと約束しよう。」
🇨🇳「抗うようなら…まぁ、この世界に生きてる人間ならどうなるか分かるよな…?韓国」
中国の口から出た「約束」という薄っぺらい発言に韓国は間髪入れずに鼻で笑う。
🇰🇷「約束?中国お前こそ、この世界に生きているのなら十分理解してるだろ?」
🇰🇷「反社同士の口約束程、当てにならないものは無いって言うことを」
ただでさえ身内同士でも、裏切りが日常化としているのが裏社会の理である。
敵対組織の甘い言葉にまんまと乗せられる者など居るはずもない。
そういう浅はかな思考の者は、既に深く暗い海の底に重しと共に沈んでいる。
🇷🇺「もう一度言うが…日本を大人しく渡す気は?」
🇰🇷「無い」
🇰🇷「アメリカに言われた。何があっても日本を守り通せと。僕はアメリカの命令に忠実に従う。」
🇰🇷「例え、それが自分の命と引き換えになったとしても日本だけは守り抜いてみせる。」
🇷🇺「そうか…そこまで言うなら、もうこれ以上の話し合いは無用だな」
🇨🇳「せっかく俺達が泣け無しの良心で考えた妥協案出してやったのに…力の差を理解出来ない無謀な奴は本当に見てて愚かだわ」
韓国の揺るぎそうもないアメリカへの固い忠誠心に、これ以上話してもなにも響かないと早々に見切りを付けたロシアと中国は自身の懐に手を入れると韓国と同様に拳銃を取り出す。
🇷🇺「そもそも俺達が話し合いで解決しようとしたことが間違いなんだよ…」
🇷🇺「そうだろ?」
🇷🇺「インド」
ロシアがインドの名前を呼んだ同時に、韓国の背中を強い衝撃が襲う。
🇰🇷「え…?」
表皮を突き破り、肉を裂いて冷たい何かが体内をスッーと通過していくのが分かる。
自身の足元にポタポタと滴り落ちる赤い液体と辺り一面に漂い始めた錆び付いた鉄の臭い。
🇮🇳「あーあ、お前ら無駄話し過ぎなんだよ」
🇮🇳「くだらないことを何時までもぐだぐだと…さっさと韓国殺して日本拉致すれば良い話だろ」
🇯🇵「インドさん…?」
🇯🇵「なんで…韓国さんを…?」
🇮🇳「なんで、韓国を刺しているのかって?そりゃあ……」
🇮🇳「俺がロシアと中国と同じ東側諸国の1人だからに決まってるだろ」
続くよん
ここまでお読み下さりありがとうございました😊
コメントといいねありがとうございます!
読みにくかったら申し訳ないです。
ナイフ抜いてないのに、血がボタボタ垂れるのとインドに返り血が飛ぶ訳ないやんて冷静になったので描写変えました。
んじゃ、またね!
コメント
29件
ヤバいカンヒュの中で1番好きかも…えぐ…タヒぬかもしれん…後日本可哀想だがエロ(((殴が欲しいのぉ…グヘヘ\(^o^)/
うひゃぁぁぁぁ!!!✨✨ 面白くなってきましたね❤️🔥 いやもとから面白いのですけどね?(´▽`) 韓国さんや、惚れてまうがな…!! インドさん情報通がリアル感あって好きです✨💕︎ 眠る前に素敵なお話をありがとうございました(≧∇≦*)