『71…72…』
ソファーの後ろで彼氏が筋トレをする声が聞こえる。
今日は彼氏…隈取くんとお泊まりデート。筋トレだけさせてほしいという言葉に頷いたのが間違いで、ずっと筋トレをしている。
「ねぇ…まだ? 」
『あ?まだだ。悪い。先に風呂入っていいぞ』
「…はーい」
少しふてくされて、バスルームへ向かう。
「初めてのお泊まりなのに…筋トレばっかり…。私だけだったかな…。」
お風呂からあがり、キッチンでプロテインを飲んでいる。
『おう、あがったか』
「うん。汗かいたでしょ?隈取くんも早く入っておいで」
『あぁ、すぐあがる』
その言葉通りすぐに上がってきたが、隈取くんが筋トレをしていたせいで、時刻はもう23時だった。
すると、近づいてきた隈取くんが急にお姫様抱っこをしてきた。
「え?え?!なに?!」
『うるせぇ、暴れんな。落とすぞ』
「え…あ、はい…」
優しくベッドに下ろされる。パンツだけで上がってきたせいで、鍛え上げられた筋肉と、涼しそうな何かに耐えてそうな顔が目の前にある。
「え、っと…隈取くん…?」
『ずっとほったらかしてたからな。今から相手してやるよ』
「…え?」
『なんだ、期待してたんじゃねぇのか…。ならいい』
「待って!」
『ん?』
「期待…してた…から///」
『あぁ、知ってる』
「で、でも…はじめてだから…その…」
『わかってるよ。心配すんな』
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『ったく、かわいすぎかよ』
「くま、くん…」
『他のやつには、隈くんって呼んでんのか?
…俺の前では呼ばねぇくせに…』
「大好き…すぅ…」
『俺も大好きだよ、〇〇。おやすみ』
そう言って、〇〇を抱きしめて眠りについた。
コメント
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油揚げ様!?!?あぁぁあ最推し尊いもう大好きですありがとうございますぅぅ🫶🫶🫶
え、愛してる💙
好きです付き合ってください好きです 般若さんと狐さんがとてつもなく楽しみなんですけどぉぉぉ!