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「結羽、おはよう」
翌日の朝、わたしは銀髪のシオドール殿下の声で目覚めた。
昨日はあれから、料理等を下げにきた夫婦の管理人が白いガーベラの花束を花瓶に生けてくれて、ロゼワインを一緒に飲んで寝たけど、
あぁ、夢、じゃないんだ。
ぽろっ、と両目から涙を零す。
「怖い夢でも見たのか?」
「違う」
「白岡くんと朝を迎えられたことが嬉しくて……」
シオドール殿下はわたしの後頭部に触れ、寝たまま抱き締めると、髪をくしゃっとする。
「白岡くん?」
「……昨日、怖くなかったか?」
わたしはぎゅっとシオドール殿下を抱き返す。
「はい」
「そうか。良かった」
「……有********************
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