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問題は、木加あらたの行方であった。しかし、彼の家にも、ここの幸せの駅にも、彼に冠する情報は何も得られなかった。そんな中で、ひとつだけ、良い事もあった。それは、幸せの駅の
駅員さんと、仲が良くなった事である。駅長の長島さんと、駅員の二見さんである。ふたりとも、ほのぼのとした性格である。そんな中、幸せの駅に、新しい駅員さんが来た。
女性で、年齢は30歳前後だろうか?元気良く挨拶をする。「機関車なつ!と、申します。どうぞ、これから、よろしくお願いしま」ゴンッ!
机に頭をぶつける彼女だった。本川さなえと、機関車なつ!は、すぐに仲良くなり、意気投合した。しかし、さなえは、あらたの事を、機関車なつには、話せずにいた。
しかし、彼女達は、ウィンドウショッピングを
楽しんだり、おいしいランチにも、行ったりして、さらに、その仲を深めて行った。そんなある日の事。さなえは、あらたを待ち続けて、間8年が過ぎ、悲しみに暮れて、ないていた。機関車なつは、さなえが泣いているのを見て、驚き、彼女から木加あらたの話しを聞くのだった。
機関車なつ「何ですって!!木加あらた!!」
本川さなえ「なつちゃん、どうしたの?」
機関車なつ「さなえ。驚かないで、聞いてね。」
本川さなえ「えっ?」
機関車なつ「木加あらたは、私の弟だよ」
本川さなえ「えーーーっ」
驚きのあまり、本川さなえは、腰が抜けた。
本川さなえ「な、なつちゃんが、あらたのお姉さんだったなんて、ホントに世間は狭いわねええ」」
機関車なつ「さなえ、私、あなたの家に行きたいんだけど、いいかしら?」
本川さなえ「うん、いいよ。なつちゃんが、私の家に来てくらるなんて、嬉しいなあ」
機関車なつ「じゃあ、行きましょう」
こうして、二人は、本川さなえの家に着いたのだが、そこで、とんでもない事が判明するのであった。なんと、木加あらたは、本川さなえの使っているパソコンの中から、北海道の吾妻連邦に、登山届けを出していたのであった。