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魔法のような青春を。

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魔法のような青春を。

3 - 夏(後編)

♥

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2024年01月26日

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GPT合作。

注意

キャラ崩壊あり、実際と違うところ多め、長文、誤字脱字あり、Dozle corp.二次創作。

設定(GPT指示文抜粋)

【舞台】全国でも有名な私立の魔法学校

【登場人物】

1おんりー(『』)

高校1年。魔法を使うこと、勉強が得意。なんでもできるが、同級生への対応は冷たく、ほかの生徒と距離を置いている。一度は同級生と仲良くなりたい。

2ドズル(「」)

高校3年。勉強が得意。いつも上位。人々をまとめ、統率することがとくい。

3ぼんじゅうる(【】)

高校3年。スポーツが得意。いっつも明るく、さりげない優しさも。誰とでも仲良く接せる。ドズルと同じクラス。

4おらふくん(〈〉)

高校1年。スポーツと魔法が得意。勉強は苦手で、天然。優しくて、初めての人には人見知るが、すぐに打ち解けられる。おんりーと同じクラス。

5おおはらmen(《》)

高校2年。勉強が得意。スポーツはめんどくさがるが、上手い。ズボラだが、自分の趣味は本気でやる。人見知らない。


俺はただ何も考えず、その場に座り込む。涙が流れる。おらふくんが駆け寄ってきた。ゼーゼーと過呼吸になっている。苦しい…

〈おんりー!落ち着いて!深呼吸!〉

息を吸って、吐く。繰り返し行う。おらふくんが自分を抱きしめる。

〈大丈夫…って僕が言えることじゃないけど、僕は味方だから。おんりーを見捨てない。絶対に。誓う。〉

父親〔おんりー…悪かった〕

母親〔ごめん…〕

涙がまた出てくる。父親と母親は驚いただろう。だって、我が子の涙を見るのなんて、10年ぶりくらいだろう。

『もう…疲れたっ‼︎』

俺は怒鳴る。父親と母親は驚き、おらふくんは目を見開く。

『なんでこんな事ができないの、あんたなんて産まなければよかった…そんなことばかり言わないでよ‼︎父さんと母さんのせいで…俺の人生っ、めちゃくちゃだよっ!』

『ひたすら怒鳴られ、貶され、殴られ…そのくせ外向きの顔はよくってさ…誰にも助けてって言えない。だから逃げるため…目を背けるために学園に入学した。でも学費がないから働いてるしさ。誰のせいなんだよっ‼︎』

ありったけの想いを怒鳴る。もうそれは一種の叫びだった。

父親〔……〕

母親〔おんり…〕

『近づかないでっ‼︎』

おらふくんも、俺を守るかのように抱く。

『今でも残ってるんだよ…あんたたちがナイフで切った痕。』

入院服で見えない、腕を出す。そこには、相当昔の縫った痕があった。

『もう帰って‼︎絶交‼︎』

父親や母親は、諦めて帰って行った。誰のせいだよ。この傷は、料理中…とか言って嘘で捏造され、結局は事故、として終わった。


おらふくんが、病室まで運んでくれた。体力を消耗した。医者は、働き過ぎ、もっと自分をいたわれと言っていたが、それ以外のこの事件をおらふくんから入手した情報で知ったのか、毎日精神科のカウンセラーが来るように。来なくていいのに。そう思いながら話を続ける。

その7日後、自分は学園に戻った。

学長や先生からは心配されたが、親のことは言わず、過労です。と言っておいた。これで隠蔽隠蔽。今日はもう長期休暇に入っている。人がほとんどいなく、教室が使い放題だから、それぞれで集まってパーティーしたりと何かと楽しそうだ。自分の寮も誰もいない。ぼーっとしているとノックが聞こえる。開けると、おらふくんがいた。そして後ろにはぼんさんと…なんか豚がいる。

『おらふくん…ぼんさん…豚…?』

《豚とは失礼な!おおはらmenだぞ‼︎》

まあスルーして、俺は聞く。

『何をしにここに…?』

《ちょっと話をしに。》

『ふーん…なら入って。』

ふと気がついた。ドズルさんがいない。

『ドズルさんは?』

〈ああ、ドズさんは帰省してるよ〉

『俺もそろそろ家の荷物全部取りに行かないとかな…』

前回病院で別れ際に親から渡された65ユーロ(約10000円(2024/01/25時点))を取り出す。

【おんりーちゃん、家に帰るの?】

『いえ…荷物を取りに行こうと…』

《家に置いておけばいいんじゃ…》

『まあ…普通ならそうなるんですけど、家追い出される…というか出ていくので。』

【え…?え?ん?出ていく?】

理由を知っているおらふくんだけが頷いている。ふふふと笑ってみせる。

『まあ犬猿の仲だったので。』

【でさ、話変わるけど、外 いかね⁉︎】

『いいですよ…』

《よっしゃ!飯ぼんさん奢りで〜!》

【なんで俺⁉︎】


外はもう7月だが、心地よい気温だ。木々が揺らめき、かさかさと音を立てている。

《おんりーちゃん…あのさ…》

『ん?』

《なんでそんなに動物がまとわりついてるの⁉︎》

おんりーちゃんの周りにはリスや猫や鳥などがたくさんいた。

『わかんないw』

ふと、足を止める。道端に、誰かに踏まれ、曲がってしまっている花があった。花びらが散っていた。その光景が、昔の自分に見えてしまう。親に散々言われ、貶され…なんというか、この花は自分に似ている。泥を落とした花びらを手帳の中に挟み、そのまま茎に触れる。花が咲く。桃色の、美しい花だった。そして、いつのまにか街中が花であふれていた。

この街は、人々の感情で作られている。華やかな花、枯れかけた花。まだ蕾の花。

みんな言葉を失った。

美しい花や鮮やかな花ではなく、萎れた花や枯れかけの花、誰かに踏まれた花、散った花などの方ばかり愛でているから。そしてどこか悲しげな笑みを浮かべているから。

『ぼんさん、おらふくん、men』

『枯れた花でも萎れた花でも、助け合う仲間がいれば生き続けられることを、いつかはまた美しい花を咲かせることができることを。』

『俺は…みんなのおかげで生きている。それだけ。』

またくるっと行こうと思っていた道に戻り、歩く。頬を一粒の涙がつたった。


2360文字。ただの文字稼ぎ。

魔法のような青春を。

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