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#契約結婚
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普段の朝なはずなのに,まるで
長い眠りから覚めたような感覚だった。
いつもの天井なのに、どこか違和感を感じる。
昨日までの記憶も,少しだけど曖昧だ。
「コンコンコン」
扉を叩く音。
「ガチャ」
扉が開く音。
「おーい?起きてるかー?朝ごはん食べろー?」
兄の声。
どれも毎朝聞いてる音、声なのに,どこか懐かしさを感じる。
「…?!えっもしかして体調悪い?!」
「へ…?」
「いつもなら(やったぁ朝ごはんだ〜!)とか行って走っていくのに、」
「なんかボーッとしてた笑 今行くね」
「あぁ、待ってるな」
私は急いで制服に着替え、リビングに向かった。
「おはよう〜ありす!れおう!」
「おはよう〜お母さん」
「おはよう|有姫蓮王」
「おはよう〜お父さん」
「おはよ」
「今日から高校二年生ね〜」
お母さんはニコニコしてる
「そうだね!」
「ご馳走様」
「もう行く?」
「うん」
「兄ちゃんが送ってってやるよ」
「ありがとう!」
お兄ちゃんは大学2年生で車の免許を持っているから毎朝私を高校まで送ってってくれる
優しくて面倒見のいいお兄ちゃんが私は大好き。
「今日は転校生来るから楽しみなの!」
「美女だったら教えろよ」
「え、やだキモ…」
「冗談です!」
「ほら学校着いたぞ」
「今日もありがとう!大好き行ってきます!」
「はいはい、行ってらっしゃい」
「おはよう悠菜!遥花!」
「おはよう有姫」
「おはー」
私は2人に声をかけたら席に戻る。もう習慣がついてしまった。
私はどうしても人間関係が上手く行かない。
なぜならこれまで仲良かったグループは毎回私もはぶるからだ。今回だって
「ね〜悠菜聞いてよ!彼氏がさ笑」
「また何かあったのー??笑」
2人だけで会話をし始めるから。
(もういいですよ…)
私はもう諦めかけてる。でもいつか大親友が私にも現れますように!
「はい,席つけー」
「昨日も言ったが今日!てかもう!うちのクラスにね転校生が来ております!」
「そーじゃん!可愛い子かな?!!」
「絶対美人がいい」
「いや、イケメン来い!」
クラスは一気に騒ぎ始める。
「いいから落ち着け!じゃあね早速入ってきてもらいましょう!」
コンコンコン…
ガラガラガラ…
クラスは一斉に静まりがえった…
「初めまして 蒼唯 優麗です!よろしくお願いします。」
そこには髪は胸までの長さで下ろしていて綺麗な顔立ちをした女の子が立っていた。
(綺麗〜)
その時、
パチッ
(あ、目合った)
蒼唯さんは何故か私をものすごく見てきた。
「……生きてる……」
(??なんか言った?)
「じゃあ蒼唯さんは窓側の前の席で、お願いします」
「はい」
「いいか今田!隣の席だから蒼唯さんに仲良くな!」
「分かってるって!よろしく優麗ちゃん!私遥花!!」
「よろしくお願いします」
私は蒼唯さんの列の後ろから3番目、同じ列と言えど離れている。
「以上でホームルームは終わりだ!」
「最後にえっと、蒼唯さん」
「はい」
「学校のこと分からないだろうからうーん、じゃあ神谷!」
「えっ?!はい!」
(私?!)
「案内とかお世話頼むわ」
「は、はい…」
「じゃっ」
先生は進路指導室に帰ってしまった。
「優麗ちゃん!」
「優麗ちゃん!」
(もう囲まれてるな〜まぁ、美人だしね〜)
「有姫」
(この声は…)
「悠菜どうしたの?珍しい」
「蒼唯さんの所行かないの?」
「落ち着いてからでいいかな」
「そっか」
「悠菜は行かないの?」
「私も落ち着いてからでいいかな」
「そっ」
(本当に不思議な子…)
しばらく私は窓の外を眺めていた。
「あの…」
(??)
「え?!蒼唯さん?どーしたの?」
「あなたと仲良くなりたくて…ほら!案内もしてもらうし?」
なんだか照れながら話す姿,本当に
「可愛い…」
「へっ?!」
「…えっ?!うっそ声出てた?!ごめーん!」
「あ、私の名前は神谷 有姫です!」
「蒼唯優麗です!ゆらって呼んで!」
「私もありすでいいよ!」
「ありがとう!有姫は漫画お好き?」
「えっ!めっちゃ好き!!好物ッス!笑」
それから一限が始まるまでずっと私は優麗と漫画の話をし続けた。
授業が終わり昼休み。
私は優麗に校舎を案内した。
「ここが音楽室で〜……」
「へ〜…」
そして教室までの帰り道ハプニングが起こった。
「でね!優麗!さっきの漫画の話なんだけどー!」
グイッ
「へ?」
誰かに右腕を掴まれた。
「あの!」
「?!!!!」
そこには背が高くてとても顔立ちがよく、そして
(もう、見てわかる。絶対この子モテる…)
いわゆるイケメンが立っていた。
「一目惚れしました」
(………)
「………?」
「まぁ!」
「は、はぁい?????!」
続く