ちーん。
頭の中では終了を告げる音が
、、、終わった。
頭の中はぐちゃぐちゃで整理できてない
けど、とにかく謝らなきゃ
意を決して口を開こうとすると….
??『僕が壊してしまいました。』
??『申し訳ありませんッ』
先に言葉を発したのはイケメンさん。
学園長に向かって深々と頭を下げた。
折り目正しく、90度に折った腰
そんな様子に私はポカンとする
え、、、、どうして?
混乱した頭がさらに混乱するけれど、
私も遅れて頭を下げた
悪いのは私なんですッ、、、!
心の中で叫びながら
頭上にカミナリが落ちてくるのを
覚悟していると、、
学園長『二人とも頭を上げなさい』
意外にも柔らかい声に
恐る恐る顔を上げれば、、
学園長『実はこれ元々壊れていてね、』
学園長『私が接着剤で止めていただけなんだよ』
学園長『やっぱり接着剤ではダメだった か…わーはっはっはっ』
そう言って人のいい顔で笑い出した
え?
壊れてた?
イケメンさんも驚いたのか、
少しキョトンとした顔で私を見たあと、
??『そうだったんですか。』
??『それなら安心しました。』
学園長の手に、ブローチを渡した
もうそれは私の言葉。
ホッとして肩を撫で下ろした。
これで、生き延びれる…..。
ゴミに見えたのはきっと
接着剤の一部だったんだ
誤解だったとしても、
罪を被ってくれようとした彼を
このままにする訳にはいかず、、
○○『…..すいません。』
○○『汚れかと思い、つい手が伸びてしまいました…。』
○○『汚れだとしても、触れてしまったことは、本当に申し訳ありません。』
正直に話して謝ると…..。
ーNEXTー
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