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ピコン
阿「LINE?…誰から?」
阿「ッ!?」
スマホの画面に表示されている名前は「目黒蓮」。何で…、LINEは消したはずなのに…、
…
目『亮平、お久しぶりです。』
目『俺の事、覚えていますか?』
忘れる訳ない、だってずっと大好きだから。でも、俺はもう蓮の隣には居れないんだよ…、
阿『久しぶり。』
阿『覚えてるよ。』
目『亮平、会いたい。で、話がしたい。』
阿『それは、出来ない。』
今、蓮と会って、俺は何をすれば良いの?
阿『俺の事は、もう忘れて。蓮とは会えない。』
目『忘れられないんだ、この6年間、頭の片隅にずっと亮平が居て…、』
目『何もしなくて良い、ただ話したいだけなんだ。1回だけで良いから…、』
この誘いにOKと言ったら、蓮と会える。俺には会う資格なんてない、でも何で、俺は期待してしまうんだろう。あの時もそう、蓮の声がして、そっちの方向を見てしまった。自分から別れるって決めたのに、どうして俺はこんなに甘いんだろう。
でも、俺は蓮に会いたい。1回で終わりにしよう、突然居なくなった事だけ謝って、それで終わり。お互い忘れて、もう交わる事のない未来を描いていく。
阿『1回だけなら。』
佐久間くんから、亮平の連絡先を貰った。最初は連絡するのを躊躇った。亮平は、俺にはもう会いたくないのかもしれない。でも、せっかく貰った機会、最後になっても良いから亮平と話がしたかった。
…
目『亮平、お久しぶりです。』
目『俺の事、覚えていますか?』
阿『久しぶり。』
阿『覚えてるよ。』
目『亮平、会いたい。で、話がしたい。』
阿『それは、出来ない。』
阿『俺の事は、もう忘れて。蓮とは会えない。』
何で、会えないの?亮平は理由も無しに俺の隣から居なくなったのに。俺はずっと大好きなのに。亮平と別れてから、思い出す度に泣いて、忘れられた事なんて、一度もないのに。
目『忘れられないんだ、この6年間、頭の片隅にずっと亮平が居て…、』
亮平は優しいから、意味も無く俺を振るような人じゃない。きっと、何か事情があったんだ。別にそれを話してほしい訳じゃない。
目『何もしなくて良い、ただ話したいだけなんだ。1回だけで良いから…、』
1回だけで良い、顔が見れるだけでも良い、亮平が元気ならそれで良い。
阿『1回だけなら。』
…亮平に、会える。この6年間、ずっと探し求めてきた亮平に。
亮平と待ち合わせたのは、ある場所のカフェ。あまり人通りが多い所ではなく、落ち着いて話せるような所を選んだ。
カフェに向かって歩いていると、カフェで本を読む亮平の姿が見えた。…亮平に、会えた。それだけで、俺は幸せだった。
カラン、コロン
店「いらっしゃいませー、1名様ですか?」
目「あ、いえ、連れがいるので、そこで大丈夫です。」
店「どうぞ、お入りください。」
目「…亮平、」
阿「…蓮、久しぶり。」
目「ありがとう、来てくれて。」
阿「ううん、」
亮平は意外と何も変わっていなくて、逆にそれが辛かった。ずっと思い焦がれてきた亮平が、何も変わらず目の前にいる。余計に突然姿を消した理由が分からなくなった。
阿目「「…あの、」」
目「亮平から、良いよ。」
阿「ありがとう、まず、聞いていい?俺の連絡先は、どうやって知ったの?」
目「この前、ラウと康二と遊んでたら、佐久間くんと翔太?さんと、涼太?さんに会ったんだ。そこで佐久間くんから教えてもらった。」
阿「佐久間か…、」
目「ごめん、勝手に連絡して。」
阿「いや、大丈夫。俺も、駅で会ってから、少しだけ、会いたいと思ってた、から。」
目「やっぱり、あれ、亮平だったんだね。…急に逃げ出すから、心配しちゃった。」
阿「ごめんなさい、それは…、急に会って、びっくりしちゃって。」
目「俺からも、聞いていい?」
阿「…うん、」
目「亮平は、今、元気に、暮らしてる?」
阿「うん。」
目「なら良かった。」
え、それだけ?何で居なくなったの?って聞かれるのかと思っていた。聞かれても、言いたくないけど、蓮には知られたくないけど、身構えていたのに。
阿「…何で居なくなったの?って、聞かないの?」
疑問に思いすぎて、つい聞いてしまった。
目「亮平は、優しいから、理由も無しに振ったりするような人じゃない。俺に何も言わずに居なくなったって事は、余程の理由があるからだと思う。」
目「俺は亮平の事を信じてるから、亮平に無理に言って欲しいなんて、思わない。ただ、今日は元気かどうか、姿が見たかっただけ。」
…何で?俺はあんな酷い振り方で、蓮の前から姿を消したのに。蓮から逃げたのに。どうして、蓮はそんなに優しいの?
阿「何でよ…、」
目「…?」
阿「俺、今日、責められると思って来た。何で居なくなったの、って、怒られるつもりで来たのに。」
阿「何で、怒らないの?」
目「俺は、まだ亮平が大好きだから。」
阿「…えっ、」
目「亮平と別れてから、俺は亮平の事を一時も忘れた事はないよ。俺がただ、重いだけかもしれないけど、俺は亮平の事が大好きだよ。」
阿「…、」
目「ごめん、こんな事まで言うつもりじゃなかったんだけど…、」
阿「…今日は、帰って良い?」
目「…うん、」
阿「…、」
蓮はまだ、俺の事を好きで居てくれてるんだ。こんなに真っ直ぐ、思ってくれてる人を、俺は、あんなに酷く振ったんだ…、
俺も、蓮の事が大好きだよ。って、言えれば良かった。でも、俺にはそんな資格は無いし、自信もない。
神様、また蓮に会っても良いですか?こんなに酷い俺だけど、まだ蓮と一緒に居て、良いんですか?
阿「蓮、」
目「…?」
阿「また今度、会ってくれる?」
目「…!?、勿論。」
阿「ありがと、」
カラン、コロン
もう一度、蓮と向き合ってみようかな。
翔空(とあ)⛄💙
コメント
2件

会いたい会えない 言いたい言えない😢 葛藤だよな。 でも素直に話して元に戻って欲しいな。 続き楽しみにしてます😊

最っ高すぎる😭 続きあったらお願いしますm(_ _)m