寺西「っく……や、だめっ……っ、こんなっ……っ!」
ツンとすました俺の表情は今や崩れて
涙と汗に濡れてぐちゃぐちゃだった
森の奥 一人で帰ろうとして道に迷い
その先で待っていたのは化け物のような触手だった
足首に絡みつかれ 転ばされ 服は引き裂かれ
肌が次々にあらわにされていく
寺西「い、いやだ……さわんなっ……っ ふざけんなってば……っ!」
でも叫びは届かない
数本の触手が手足を押さえつけ
一番太い一本がヌルヌルとうねりながら脚の間へと滑り込む
寺西「っっ……や、だ……っ、そんなとこ……っ入って……くんな……っ!」
強がる声と裏腹に
中を押し広げられる感覚に体が震える
中でぐちゅぐちゅといやらしい音を立てながら
動き出した触手に 腰がびくんと跳ねる
寺西「うあっ……っ いや、いやぁっ……っ きもちわるい……っのに……っ なんで……っ!」
足をバタつかせても無駄で 触手はさらに奥まで入り込みながら
敏感なところを執拗に責めてくる
寺西「っんああっ……や、やめて……っ 助けて……っ 誰か……っ」
――その時だった
橋本「……離れてください、その方から」
雷のように響いた声とともに光が走り
空気が一変する
寺西「っ……え……」
涙の向こうに見えたのは
真剣な眼で剣を構える将生の姿
寺西「お前……っ 来たのかよ……」
橋本「遅くなってごめんなさい、でももう絶対守ります」
剣が音を立てて振るわれるたび
触手が一本また一本と切り裂かれていく
その目は怒りと焦りで燃えていて
何度触手が襲ってきても 一歩も引かない
橋本「てらくんが泣いてるの見て何も思わない人なんて俺が許さない、」
最後に体内にねじ込まれていた触手を切り落とすと 俺は全身の力を失って崩れ落ちた
寺西「っ……将生……っ ほんとに……」
将生はすぐに駆け寄って
俺の体を優しく抱きとめる
涙と汗で濡れた俺の髪を撫でながら
そっと耳元で囁く
橋本「怖かったですよね……もう大丈夫です、絶対にもうこんな目には遭わせませんから、」
寺西「バカ……っ でも……ありがと……来てくれて……っ」
体をぎゅっと抱きしめて
泣きじゃくる俺を強く抱き締めてくれた
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡ 150
猪俣周杜クン × 寺西拓人クン
コメント
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天才ですね!!楽しませてもらいました!!