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あれからなんの音沙汰もなかった。

今日はクリスマス…


やっぱり信じちゃいけなかったのかって。


母「杏佳?」

私「………」

私は日に日にご飯もたべず、隅っこでくるまってることが増えた。


母「少しはたべなさい?」

私「……いい。」

母「杏佳…」

私「もう騒がれてるのは私じゃない。私なんかもう居ない。」

母「杏佳!!」

私「……もういいの。」


そういうと、お母さんは諦めたのか、テレビをつけた。


すると、


『涼宮遥斗。出版社数社を告訴。名誉毀損。プライバシーの侵害!噂の彼女と別れて、元カノ女優笹本と復縁』


そんな見出しのニュースがあっていた。


母「あら。」

私「……」

なんだ。結局そうなんだ。


アナウンサーが記事を読み上げる


「先日、事務所を移籍するなど。様々な話がとびかってましたが。女優笹本さんの事務所に9人での移籍が決まったようですね…そして、出版社数社を告訴と。近日中に記者会見があるとの事ですね」


そういい、コメンテーターに話を聞いていく。


すると、見たことあるひとがいた。

ディレクターさんだった。


「いやね、これはしっかり告訴して裁かれるべきです。あと復縁はないですよ。断言します。僕は涼宮くんも、例の彼女もどういう人か知ってますから。そのための、移籍だとおもいます。へんな憶測で真実を、ねじ曲げないでいただきたい。」



私「………ディレクターさん…」


アナウンサーは少し焦りながらも

「まぁ、私もそう思ってますが。中々そう言えない風潮といいますか、圧を感じますね。それには負けて欲しくないです。私も応援しています!」



母「杏佳?」

私「……」

母「味方ちゃんといるじゃない。」

私「………うん。(´;ω;`)」


_♪ピンポン


母「あら?誰かしら…」


「お届け物でーす!」


私「………!!この声…」


お母さんは確認し、玄関をあける。


すると、ダンボールをかかえた4人組の業者が入ってきた。


「お荷物こちらでよろしいですか?」


母「ふふ(笑)あ、そこの、配達員さん、玄関鍵しめてくださいね?」


私「…………なんで…深谷さん。光本さん…恵比寿さん、村上さん…」


深谷「久しぶり!杏佳ちゃん。𝐌𝐞𝐫𝐫𝐲𝐂𝐡𝐫𝐢𝐬𝐭𝐦𝐚𝐬!杏佳ちゃんにとびきりのプレゼント。あけてごらん?」


私「…え?」


テープを外してると、いきなり中からひとがでてきた。


私「……、わわ!!」


びっくりしてると、抱きしめられていた。


私「…………っ!!」


それは顔見なくても、わかる。


私「………会いたかったぁ……もう。」

涼宮「ごめん。遅くなって。連絡もできなくて。ごめん…」

私「………遥斗…」

光本「ごめん。俺じゃ力不足で…」


私は遥斗から離れ光本さんに抱きついた


私「ううん…。ありがとう」


そして。深谷さんにも

私「会いたかったぁ!」

深谷「ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙」


恵比寿さんと村上さんにも。


涼宮「お母さん。ほんとすみませんでした。」

母「大丈夫。あなたたちも、よく頑張って耐えたわね!」

涼宮「……ありがとうございます。」


私「みんな仕事…」

恵比寿「大丈夫。みんな仕事きられたんじゃなくて、切ったの(笑)選んで信頼できるスタッフとしかしてないだけだよ?」

私「え?」

村上「おかげで、ある程度単位とれたから楽になったし!」

深谷「ま、ちょっとした長期休暇てきな?(笑)」


光本「さ、いきますか!」

涼宮「杏佳、これに着替えて?」


渡されたのは綺麗な白を基調としたワンピース。


私「え?」


深谷「はい。ヘアーセットと、メイクは僕がやっちゃいます!」



母「やっぱりすごいわね。」

光本「なにがですか?」

母「あなたたち来ただけで、あんなに沈んでた杏佳が、一気に笑顔になるんですもの…」

光本「お母さんのおかげですよ?」

母「え?」

光本「今までならもっと沈んでたと思います。おそらく居なくなってたかも…」

母「……わたしも毎日不安でした。」

光本「それでも、ちゃんとここにいたのはお母さんがいたから。お母さんだけが味方だったんですよ。」

私「お母さん!見てー!!」

母「まぁ。綺麗!!」

私「深谷さん、腕上げた?(笑)」

深谷「いや。ひまだったからねー(笑)」

私「あははは(笑)」


涼宮「お母さん。お母さんも一緒にいきましょう。これに着替えてください。」

母「え?、わたしも?」

深谷「もちろんです!」

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